生活費(15万/月)を稼ぐことができず、失敗するまでのデイトレ日記です。
力が入ってちょっと話が脱線してしまった。話を元に戻す。

要は自分の性格を考えるに、自分が納得してできる分には進んですることができるが
自分がどうしても納得できないこと、理不尽だと思うようなことに対しては途端にやる気が
なくなってしまうのだ。今の株での生活はすべてのルールを自分で決めないといけなし、
時には辛いこともある。でもぜんぶ自分で考えて決めたことなので多少きつくても途中で
投げ出さずに守り通すことができる。

朝早く起きてジョギングし、取引後に必ず決まった予習復習をする。他にも細かな点は
あるが、今の生活でルールと言えるのはたったこれだけだ。それさえこなせば、それ以外
の時間は自由に使える。空いた時間は何をしたっていい。それは幸せなことだと思う。
しかも、ジョギングにしろ、予習復習しろ、自分で決めたことなのでやらされている感は
全くない。必要だと思っているからやっているのだ。

だから、今まで空いた時間に資格試験の勉強を続けてこれたのだ。お金はないが、春に
なって桜が咲く頃になれば急に平日の取引後にぶらり散歩に出かけたこともある。2年前
に今の所に引っ越しをしてから家の目の前が図書館ということもあって、これまた平日の
お昼休みや取引後にのんびり新聞とか本を読みに出かけたりもする。私にとって至福の
時間だ。

また昼間の空いている時間帯にスーパーの買い出しや、役所への用事も済ませられる。
こういうのは会社勤めをしている頃はなかなかできないことだ。「ドラゴン桜」の中で言わ
れている「本当の自由とは自分のルールで生きるってことなんだよ」の意味がしみじみ
理解できる。

一つ例を挙げてみる。私は一から会社を興して大企業にまで成長させた社長の話が
好きだ。その人は会社をつくってから大きくするまでに、それこそ死にもの狂いでやって
きたのだろうし、決していつも順風満帆ではなかったはずだ。「ここぞ」という時に一か八
かの大勝負をして勝ち上がってきたのかもしれない。人から無謀だと言われたことを
やってきたのかもしれない。端から見ても大変な苦労をして一から会社を大きくしてきた
だろうと想像するのに難くない。

でもちょっとだけ、残念に思うところもある。中にはそうでない人もいるが会社を自分の
息子に継がせる人が多いことだ。国会議員が地盤を息子に引き継がせる人が多いのも
同じだ。「息子がかわいいのは分かるがそれやっちゃダメだよなあ」と思う。自分が散々
苦労して手に入れたものがあったのなら、息子にも同じようにそうさせた方がいいんじゃ
ないかと思う。可愛いから苦労をさせないんじゃなくて、可愛いからこそ自分と同じような
苦労をさせるのだ。

思うに、息子に苦労させたくないという親心は分からないでもない。でもその一方で子供
の力を見くびっていると思うのだ。自分がしてきた苦労を息子は乗り越えられないんじゃ
ないかと。子供の力を芯から信じていないんじゃないかと思う。「だって自分は一から会社
をつくってここまで立派な会社にしたんでしょ」と思う。

温室育ちの花より、日々風雨にさらされる道ばたの雑草の方が生命力が強いのは当り前
なのだ。私だったらアスファルトを突き破ってでも力強く芽を出すような雑草魂をもった
子供に育って欲しい。自分もそうでありたいし、そういう強いバイタリティーを持った人に
憧れる。

また話が横道に逸れてしまった。最後にまとめをしよう。
私は始めにこの日記の書き出しで「資金100万での株での生活なんてやめた方がいい」
と言った。この考えに間違いはない、本心からそう思う。だが、「でも、...」と思うのだ。

株での生活と言うとあまりにギャンブルじみていて印象が良くないから強く言えないが、
資金100万での生活もやってみてかまわないと思う。 ただし、一つの事をやり抜く強い
信念とそれを裏付ける自信、それでもダメだった時きっぱり諦める潔さは必要だ。負けた
時に退場するお尻のゴールは決めておかないといけない。今の自分が成功したなんて
偉そうにとても言えないが、私はよっぽどのことでなければ失敗しても自分のしてきた
ことは否定したくない。あまりくよくよしない。

何億とかまで稼いだ有名デイトレーダーの人も初めは100万や200万で始めた人が
多い。自分に力があれば、それほど元手はいらないということだ。私は欲が強くて、
すぐに熱くなってしまうので取引には向いていないんじゃないかと思う。でも思い込みが
強いので、一度これだと思ったら人から無謀だと言われてもあまりそういうのは気に
しない。本気でやってダメだったら働こうという気持ちは忘れないで持っている。私は
お金持ちになって、ちょっと贅沢もしてみたいし、親に恩返しもしてみたい気持ちがある。
こんな私でも何とかこれまで何年か生活してこられたのだ。

もっと優秀な人は沢山いるだろうからそういう人達には可能性がある。いつでも相場を
冷静に分析しINを見極め、損切りをためらわずにできるクールさと、「何としても成功する」
と言う熱い気概を併せ持っている人ならきっと株で成功するんじゃないかと思う。ただ、
その意欲と能力を株につぎ込むのがいいのか、それとももっと別の仕事につぎ込むのが
良いのかはわからないが。

「資金100万での株での生活なんて無謀なのでやめた方がいい。でも、そんな無謀と
思えることにチャレンジし、ダメだったらスパッと諦められる気持ちがある人なら挑戦
する価値はあるかもしれない。」決してあおるつもりはないがこれが私の今の結論だ。


今日でこの連載も最終回だ。資金100万での生活について書き出すと色々な思いが
とめどもなく溢れてくる。長くなりそうだったので連載にしたが実際そうしてみて良かった。
話をまとめられない未熟さもあって、思いの他話があっちこっちに飛んでしまったからだ。
でもだいたいこれで胸の内に溜まったものはスッキリはき出せたと思う。

(ロビンソン/ スピッツ) 

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もう一つ株での生活の良い所を挙げるとすれば、何と言っても自由に使える時間が多い
ことだ。資金100万だからという訳ではないが、私にとってはこれが一番大きい。

今は怠けて勉強をやっていないが、株を始めて1~2年目は始めは行政書士の試験勉強
をしながらやっていた。これは苦労して2回目でなんとか受かり、結局落ちてしまった
のだが3年目になるともっと難しい別の試験にも挑戦していた。2年目以降は生活費を株の
口座から下ろしていたから、資金が100万台で毎日ひーひー言いながら、同時に試験勉強も
していた感じだ。2~3年目は平均で平日4時間くらい勉強していたと思う。土日はもっと
するし、試験直前になれば株以外の時間はほとんど、毎日5~6時間くらいは平日でもやって
いたと思う。

それでも何とかそういうことができたのは、株での生活は自由に使える時間が多かった
からだ。会社勤めをしている頃だったらとてもそんな風にはゆかない。毎日が終電帰り、
土日出勤も当たり前だったから、とてもそんな余裕はなかった。たまに早く家に帰れる日
があったとしても普段がくたくたなので、勉強するなんて気力がない。眠くて少しでも
多く睡眠時間を取りたいと思うのが正直だった。お金より時間が欲しい、当時はずっと
そう思っていた。そんな生活を何年も続けていた。

でも今の生活になってガラッと変わった。株での生活は本当に嬉しかった。朝の8時過ぎ
から取引の準備をし、ザラ場が終わったら予習復習をするとしても1日あたりだいたい
8時間くらいで済む。会社で言えば毎日定時で仕事を終える勘定だ。しかも、会社勤めなら
出先にもよるが少なくとも通勤に往復で2時間ぐらい掛かっていたから、それを考えると
かなり楽だ。今だと通勤時間はゼロだ。私がしていたシステム開発のSEという仕事は
自分の会社よりプロジェクト毎に出先の現場で働くことが多いのだ。

今までは深夜帰宅して風呂や夕飯を食べていたのに、会社を辞め朝のジョギングを始めて
から生活が180度変わった。運動した後だと朝ご飯も美味しくて元気がでる。元々朝型の
スタイルだったのでこっちの方が合っていたと思う。

私は漫画が好きで、最近はまっているのに「ドラゴン桜」がある。最近ドラマ化までされ、
ちょっと前にかなり流行った漫画だ。傾いた学校を建て直すために、再建を請け負った
主人公の弁護士が自ら教師となって落ちこぼれ高校の生徒を東大に合格させるという
ストーリーだ。この中で「本当の自由とは自分のルールで生きるってことなんだよ」と
主人公が生徒にさとすくだりがある。これを読んで「ああー、そうだったのか」と思わず
大きくうなずいてしまった。それにならうなら今の暮らしは本当の自由があるのかも
しれない。

自由な暮らし、というと聞こえはいいが、逆に言うと今は何ででもかんでも自分で決め
ないといけない責任も伴うのだ。先日の日記でも書いたが、株で食おうと思ったら生活の
すべてを自分で管理しないといけない。要は自分で自分のルールを決めないといけない。
毎朝何時に起きて顔を洗って、ジョギングして、その後朝飯を食べて洗濯して...とか、
これはルールというより習慣だが、毎日決まったことを決まった通りにしてゆく。毎日
バラバラの生活をしていると生活が乱れ、気持ちも安定せず取引も上手くゆかなくなる。
昔より今の方がはるかに規則正しい生活を送っている。

習慣と言ったが、中でも朝のジョギングは特に大事で、これは本当にルールと言っても
いい。これは株を始めてから4年以上1日も休んだことがない。他にも株の予習復習で
「これとこれは毎日必ずやる」、とかもあり、そういうのも自分で決めたルールになるだろう。
これらは今の生活をするようになってから少しずつ決めていった。自分で決めたこととは
言え、ルールなので一度決めたらよっぽどのことでなければ変更しないようにしている。
時々大雨が降っていたりすると「めんどくさいなあ」と思う時もある。

だが、仕事なら雨だろうと雪だろうと電車が動いていれば出勤するのは当たり前だ。そう
考えれば当たり前にするようになる。自分にとってルールと仕事は一緒なのかもしれない。
会社に勤めていればどんなに眠くても目覚ましをかけて目をこすりながら定時に出勤する。
他にも会社の社則や職場ごとの決まりもあるだろう。

でも中には、自分の倫理に反しても大人のルールとして黒を白とさせられるような場合も
ある。そんな時は大きな憤りを感じる。組織の一員として働いていて「遊びじゃないんだから
そんなの甘んじて受けいれろ、大人になれ」って言われるのだ。今まで清く正しく生きてきた、
なんて言うつもりは毛頭ないが、私にとってはこういのも大きな職場のストレスになる。
他にも良いとか悪いと言うより、「これ合わないなあ」と思うこともある。これらの積み重なりが
会社を辞める理由の一つにもなった。

~続く(次回最終回)~

( チェリー/ スピッツ) 

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資金が100万台で生活していたのは2年前のまる1年と去年の前半くらいだ。
結果的に1年以上100万台で生活していたことになる。

その頃の生活で良いとことろを挙げれば、一つは毎月同じぐらいの資金で取引ができた
ことだ。いや別に、意図的にそうしてきた訳ではない。沢山取れても定期的にドカンと
負けて自分で勝手に調整していたので資金が増えてゆかなかっただけなのだ。

結果的にだが、これのどこがいいかと言うと、それはいつでも同じ感覚で取引ができる
ことだ。資金が急激に増えたり減ったりすると、それに合わせてロットも上げたり下げたり
する必要がある。もちろん、資金に余裕があればいつでも余裕をもって少なめのロットで
やり繰りすることもできるだろう。でも、低資金で生活していればいるほど、ちょっとでも
資金が増えたらすぐにロットも増やしたい気になってしまう。だができればそれは抑えた
方がいい。

昔の日記を読めばすぐに分かるが、私は100万台の頃はいつも2千株ずつ買っていた。
ナンピンするにも100円前後の銘柄だったらほとんどこれだった。2千株ずつが自分に
とっての基本ロットで、この1円抜きを延々繰り返していた。この感覚が体に染みついて
いたので、手数料を引いて、これでだいたい何回取引すれば1日1万の利益になるかとか、
ナンピンも含めて同時にあと何回まで入れる余力があるのか、などが自然と体で理解
できるようになっていた。

資金が増えればその分だけロットを増やしてもいいと思うかもしれないが、急に増えても
心の準備が間に合わないと使いこなすことはできないのだ。順調に勝てて時々100万台
も後半になってくると、小学生が少し小金のお小遣いをもらったような感覚になってしまう。
「ちょっとロットを増やして大人買い(と言っても多くて5千株ぐらいだが)しようかな」なんて
欲も出てくる。

だが、そういう心理の時は気持ちが浮ついているので相場のカモになるのだ。いつもと
違って大きく張っているという緊張があるのか、あるいは取ろうという気負いがあるから
なのか、微妙にINのタイミングが鈍って負けてしまうことが多いのだ。ロットを増やしてドカン
と負け、また増えてくるとドカンと負け、こういうのを何度も繰り返していた。今から思うと
恐ろしいのだが、資金が100万なのに、ほとんど毎月上下の幅が50万近くもあった。昔は
「とれまが」という資金グラフを付けていたのでよくそれが分かったのだ。

私にとって200万が大きな壁で、時々超えてもすぐに負けて元に戻された。200万でも
低資金であることに変わりはないのだが、それでも実際に生活している者の身になって
みればずいぶん違う。資金200万では100万の倍にもなるからだ。そうすると自分の中で
「増えたなあ」と過剰に意識して上手く行かず負けてしまう事が多かった。

結局、そういうのを何度か繰り返す内に、「もうロットを増やそうとか意識しないでしばらく
2千株ずつでやればいいや」と思うようになってくる。と同時に何度も痛い目にあって多少
資金が増えることにも慣れてきたのもあったのかもしれなが、そうすると200万を超えても
それを維持できるようになったのだ。

この時の経験で感じたのは、いつも同じ感覚で取引できる馴染みのロットを持つこと、
これが大事だと思った。初めは資金が増えたら増えた分だけ、それを使わないと損だと
思っていたのだ。でも本当はそうじゃやない。ロットを増やしてもそれに耐えられる精神力
が自分になければ、結局は負けてまたすぐに元に戻されるのだ。

200万を超えてからもしばらくはずっと2千株ずつでやっていた。基本ロットを増やしたのは
300万近くになってからだと思う。今でも板が薄い銘柄だと2千株ずつ入るのが多い。
1千株や3千株ではなく、やっぱり2千株なのだ。これが自分にとって居心地の良い入り方
なのだ。

この居心地の良さは車の運転で言う、どれくらいアクセルを踏めばスピードがでるのか、
どれくらいブレーキを踏めば車が止まるのか、どれくらいハンドルを切れば曲がるのか、
という感覚を体で覚えていることに近い。言ってみれば、車(100万)を自分の手足の
ように乗りこなせる感覚だ。この頃この感覚を身につけることができたので、その後で
これをベースにして基本ロットを増やすことができたのだと思う。資金100万台は自分に
とって大変苦労した時だったが、大切なものも掴むことができた。

~続く~

( 楓/ スピッツ) 

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リーマンショックを乗り越えた去年から、相場も好転し今までの我慢が結ぶことになる。

今こうして振り返ることができるのも去年大きく勝てて資金が増やせたお陰だ。でもその辺の
ことは、順調な時期だし、書いても面白くない。今までの日記に書いているので今回は触れ
ないでおく。

取らないといけないという精神的プレッシャー以外にもまだまだ大変な事はある。資金が
100万と限らないが、取引では毎日が孤独との戦いでもあるし、生活のすべてを自分で
管理しなくてはならないからだ。寝坊しても予習復習をサボっても誰からも責められる事
はないが、それで勝てるほど相場は甘くない。一時は良くてもツケは必ず回ってくる。
私は日課でジョギングをしており、これはもともと運動不足解消の為だった。でも今にして
思えば規則正しい生活をおくる為にも必要だった。

また、熱があったり腹が痛くて休みたい体調不良の時でも、有給休暇などあるはずもない。
逆に下手に気負いがない分そういう日の方が勝てたりするのは皮肉なところ。毎日相場に
しがみついていてもそれで勝たせてもらえる保証などどこにもない。逆に大きな授業料を
払うこともある。月曜から木曜まで頑張って順調に利益を上げても、最後の金曜でドカンと
負けて結局1週間の収支がマイナスだった、なんてこともよくあることだ。

結局、取引は一生懸命努力すれば必ず勝てるかというとそんな事はないのだ。もちろん
努力は必要だが、それで十分でもない。運不運やその日の精神状態などが収支に大きく
影響する。さらに、低資金での株での生活はかっこ良く投資家などと名乗れるはずもなく、
普通は無職と同じ扱いになるだろうから、社会的信用がないために引っ越しなど不便な
こともある。年金や保険もしかり。将来的なことを考えると不安は拭いきれない。

だから、窮屈はあろうが、会社というレールに乗っている方が気が楽な事も多い。これは
会社を辞めて今の生活をするようになってから実感するようになったことだ。それに乗って
いる時は当たり前のようにしか感じないが、一歩外に出ると守られていたことの有り難さが
身に沁みて感じられるようになる。

今もし再び資金100万に戻されて「これでもう一度やれ」と言われてもたぶん無理だろうと
思う。あの資金100万の頃のプレッシャーにもう耐えられる気がしない。資金が減って立ち
ゆかなくなるより、先に心の方が折れるかもしれない。技術で言ったらたぶん2~3年前より
多少は上かもしれないが、逆に精神的には今の方が弱くなったかもしれない。好きで始めた
事とは言え、運良く乗り越えられたなあと自分でも思えるほどだ。

相場環境をみても年々厳しさは増すばかりだ。今は2~3年前より相場のボラと出来高が
少なく感じられる。最近「中国のIPO銘柄を購入するため日本株を売却する投資家の流れ
がある」なんてニュースを新聞で読むとゾッとする。2年前に呼び値も細かくされ、それからは
新興市場の銘柄がほとんど触れなくなった。「チャンスが減って難しくなったなあ」と強く感じる
のはこの頃からだ。現時点の資金でも動きがない日は1日1万でも厳しい時は本当に難しい。
だから、「これでもう一度やれ」と言われると本当に恐ろしい。

とまあ、こんな風に資金100万での生活の大変さを長々と書いてみた。ちょっと資金が
増えた今だからこそある程度客観的に振り返ることができるのだ。でも今でも相場の中で
生活する身である事に変わりない。ドカンと負ければいつまた2年前の生活に突き落とされる
かもしれない。そういう不安は絶えず胸の中に抱えている。

それでも、自分が今こうして生活をしているように、株での生活が良い点ももちろんある。
それについて次回触れてみたい。

~続く~

( 茨の海/ 鬼束ちひろ) 

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出金はいつするかのタイミングだけの問題ではない。

100万強の頃は毎月資金の10%以上を下ろすわけだからこれは大きい。出金すると翌日
ガクンと余力が減ったのが感じられた。取っても取っても出て行く割合も大きく、まるで下り
のエスカレーターを逆に昇ってゆくような空しさを少し感じた時もある。だから、複利を利か
せるためにギリギリまで出金を粘っていた方がいいかもしれないという別の思いもあった。

100万台はちょっと大負けしたらすぐに就職先を探さないといけない、という緊張の中で
目の前の毎月が一杯一杯だった。最近でこそ、それほど以前ほど出金を意識しなくなって
きたが、多めに利益があったら早めに出金しておきたいという気持ちは今でもある。
たぶんこういう気持ちは今後もずっと変わらないんじゃないかと思う。

でもこれくらいの資金の時に、出金後に5万とか10万とかが残り、それを来月に回せると
本当に嬉しかった。5万とか10万とかと言っても、給料をもらっていて毎月5万や10万を
貯金するのはかなり大変だ。そう考えるとかなり有り難いことだと思う。だが嬉しさを味わ
えるのもほんの一瞬で、月が変わると再び100万強からの勝負が始まってゆく。

株取引はパソコンでカチカチやっていれば事が済むため、ある意味ゲームをしている
かのように感じる時もある。初めはお金を得た感覚がなく、始めて出金した時は「これ
本当にお金が銀行に振り込まれるのか」と半信半疑だった。何度か繰り返す内に次第に、
サラリーマンの頃とは違って頑張って稼いだ分は利益がダイレクトに自分の返ってくる
のでやり甲斐を感じるようになった。「株で食っている」という実感も沸くようになった。
その反面「稼がないといけない」という毎月のプレッシャーはサラリーマンの頃には想像の
つかないことでもあった。

サラリーマンの頃には仕事で失敗したり、大勢の人の前で発表したりする時に、緊張して
冷や汗を掻く時もあったが、そういうのは滅多にないことだった。しかし、今の株の生活を
するようになってからはほぼ毎日と言ってほど、脇の下から冷や汗を掻く。時にはポタポタ
と垂れるほどだ。ある時はキューッと摘まれたようにお腹が痛くなったりもする。これは今
でも同じだ。

今は職場でうつ病など精神的病にかかる人が多いが、そうでなくとも職場では少なからず
人間関係でストレスを抱えながら仕事をしている人も多いと思う。取引の場合はこれとは
種類が異なるが、これまた大きなストレスもあるのだと思う。「長年やっていれば確実に
寿命が縮まるなあ」と思えるほどだ。株で食ってゆくには、感情を捨て機械的に取引でも
しない限り、サラリーマンとはまた違ったストレスを抱えなければならない。100万など
元手が少ない場合は、よりその度合いが強くなると思う。

サラリーマンと株取引、やっていることは大きく違えどどちらもそれを仕事と考えた時に
共通する点もある。それは純粋にそれを楽しめなくなってくると言うことだ。サラリーマン
の頃は、仕事そのものにやり甲斐を感じて楽しい時もある。お金だけでいい仕事はでき
ないというのも本当だろう。だが、それも生活する為に働かなくてはならないという意識が
前提にあってのことだ。あり余るほどお金があるのにわざわざ働く人がどれほどいるの
だろうか。

同じ事が株取引にも言える。余裕資金で仕事の合間にやっている分にはやりたい時に
やればいい。大きく取れたらパッと使ってもいいし、仕事が忙しかったり負けたりしたら
休めばいいだろう。純粋に取引を楽しめる。だが、余裕資金がない状態で、取引で生活
しようと思うと話は別だ。仕事だと思うとやっていることは変わりないように見えても
精神状態がまるで違う。取らないといけないというプレッシャーが常にある為に、勝っても
あまり嬉しくなくなるのだ。まず生活費を確保するまでは気が抜けないし、確保したと
してもいつドカンと負けるかもしれないと思うと気が気でない。

もちろん、1日5万とか10万とか沢山取れれば嬉しいが、それより「今日も勝てて良かった」
とほっとする気持ちの方が大きくなる。5万勝って翌日3万負けるより、毎日1万ずつでも
勝てた方がよっぽど精神的には楽だ。相場という不安定なものにたずさわっている為に、
安定したものが恋しくなる。大きな利益より、毎日少しずつでもいいから確実な利益が
欲しい。そう切実に思うようになってくるのだ。

取引を仕事と思うと時に大きなチャンスだと思っても手が縮こまって思い切ってゆけない
時もある。目まぐるしく乱高下する仕手株はチャンスも沢山あるが、ギャンブル要素も
強い。こういう銘柄を触るのは楽しくて、本当は触りたいが仕事だと思って我慢する
ことも多い。こういうのもストレスにもなるが、我慢するといいこともある。それを乗り
越えると、より確実性の高い取引ができるようになるからだ。私にとってこれが大きな
成長に繋がった。株の利益は競馬やパチンコと同じようにあぶく銭と考える人も多いと
思うが、こう思うようになってから、私は株の利益があぶく銭ではなくなったのだと思う。

ブログを始めた2年前はまだまだ未熟でルールは守れないし、ドカンドカンしょっちゅう
大きく負けていた。今振り返ると「いつもダメなことばかりやってたなあ」という印象が
強い。だが、本当はそうでもなかったのだ。

ブログを開始した2年前と1年前の年初の資金はどちらもおよそ100万ちょっとで
ほとんど変わらない。でも生活費はきちんと毎月15万引いていた。そうすると年間で
200万弱稼いでいたことになる。元手の倍近くだから、これは凄いことじゃないかと思う。
しかも、2年前と言ったらリーマンショックで大暴落のあった年だ。資金は横ばいだったが、
この年に色々な経験をしたことが後に繋がってくるのだ。

~続く~

( infection/ 鬼束ちひろ) 

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プロフィール
HN:
ねぶくろ
性別:
男性
趣味:
オセロ、ジョギング
自己紹介:
株で生活資金を稼ぐ予定で、資格試験の勉強中。

しかし、見通しが甘く生活費の出金を含めて資金は減り続け400万→100万にまで減少。

まさにがけっぷち、これ以上大きく負ければ即、
退場→職探しコースが待っている。
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