生活費(15万/月)を稼ぐことができず、失敗するまでのデイトレ日記です。
すごい話はまだ続く。その後、電車に乗りながらも話を聞いた。

今は趣味で自宅で懐石料理のお店もやっていて、友人知人から会費3000円を
もらって振る舞っているとのこと、利益は度外視で、家がマンションなのでお店の
看板までは出していないことも聞いた。

私はその頃になると、ただただ「こんなすごい人がいるのか」と思うばかりで、
「へー」とか「ほー、」とか言って、口が開きっぱなしだった。

すると、もう2~3駅で降りる頃になって、おばちゃんがポーチから名刺を取り出す。
「今度家に遊びに来て下さい。」と言うのだ。私は「あー、そうですね~、」と返事をし、
私も自宅の電話番号と名前をおばちゃんの手帳の隅に書かせてもらっもらった。
さすが懐石料理を振る舞うことだけあって、自分の名刺も作ったりしてここでも
すごいなあと思っていた。

だが、ここで終わらないのがおばちゃんのすごいところ。さらに言葉を続け、手帳を
見ながら「えーと、明日の夜なら空いてるから、6時か7時くらいはどう?」と言って
きたのだ。

正直「え、えぇ~~」と思った。

普通ならここで「じゃあまた今度」といって分かれるのが普通だろう。ただの社交辞令
とまでは言わないが「今度家に遊びに来て」というのは、また何か別の日に機会が
あったらねという意味だとばかり思っていた。まあ実際にはその何かの機会は
なかなか訪れないのだが...。それでも近所なのでどこかでばったり会ったりする
可能性はあったと思う。

それなのにおばちゃんは間髪入れず「明日どう?」って言ってくる。えらい積極的だ。
一瞬驚いたがおばちゃんの目は真剣そのもの。「え~、でも、3000円の懐石料理
なんて払えないです」と言って断ろうとすると、「お金は要らないよ」という。

もうおばちゃんの男気、いや失礼、心意気をむげにするわけにもいかなかった。
そこまで言ってくれるのならと思い、「じゃあ明日の6時で」といって約束した。

駅に着いて別れ際、おばちゃんが思い出したように「あっ、何もいらないから手ぶら
で来てね。」と言う。ここでハッとした。「お金は要らないよ」という言葉をうのみにして、
一瞬手ぶらでいこうと思ってしまっていたのだ。

「いやいや、あぶない、あぶない」。ほとんど見ず知らずの人様の家にご飯を食べ
させてもらいに行くのにただの手ぶらって訳にはゆかない。それができるのは学生
までだろう。自分だっていい年したおっさんなのだから、それをしていいわけがない。
分かれてからそのままの足でデパートに向い、いつも実家に帰るとき両親へ
お土産としてもってゆくととても喜んでくれる最中(もなか)を買って帰った。

翌日はすごく立派なマンションでビビリながら入った。たくさんの料理とビールを
振る舞ってもらったが、正直言って、旦那さんや息子さんには迷惑だったと思う。
家族団らんの中で、ひとり見ず知らずのおっさん(ねぶくろ)がいるので私は緊張
して料理の味があまり分らなかった。

豆腐の漬け物とか、かなり珍しいものも勧められて食べさせてもらったが、
「おいしいですね」の一言も言えなかった。ほんとに申し訳ないことをしてしまった
と思う。ただそれでもこんな私を受け入れて下さったご家族にほんと感謝の気持ち
でいっぱいだ。
今日は高尾山に行った日の話で前回のつづき。前回は帰りみち、薬王院という
お寺の境内で「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」という石車を回したところまでだった。

そのあたりはまだ一般コースと重複しているところなのだが、その後さらに下ると
金比羅神社(金比羅台)という見晴らしのいいところがあって、ここが一般コースと
裏道コースとの分かれ道になる。

帰りも裏道を選択して、ここからは誰も通らないような山道を歩いて行くことになる。
このコースは傾斜もきつい上に道も狭く、さらに大きな倒木がところどころ道を横断
していて、それをまたいでゆかなくちゃいけない。前回写真で載せた入り口でみても
分るように整備されてない。確かにちょっと歩きづらいコースなので普通の人は近道
でも敬遠するかもしれない。

そんな道を30分くらい歩いた頃だろうか、「サッサッ」という草がすれる音が聞こえた。
この道で初めて聞く人の気配だった。はっと気がついて後ろを振り返るとすでに後ろ
4~5mの距離まで人が近づいていた。

別に急いていたわけではないが、私は結構歩くのが普通の人より速かったと思う。
一般ルートを歩いている時には走っている人でもない限り、ほとんど抜かされること
はなかった。毎日ジョギングしていたのでそれなりに足腰が鍛えられていたからかも
しれない。

そんな感じだったので、気付いて振り返ったらすぐ後ろまでもう人が迫っていたので
かなり驚いた。見た目は50代台後半くらい(実際は60代前半らしい)の小柄な女性
(おばちゃん)だった。ぴょんぴょん跳ねるような感じで、足場の悪い山道をなんなく
下ってきていた。山道を歩くと分ると思うが、山道は下りの方がすべるのでスピードを
出すと危ない。一見してかなり慣れた感じの歩き(走り?)であることがわかった。

私は裏道で初めて人にあった珍しさもあって「こんにちは、速いですね~」と声を
かけた。するとすぐに「こんにちは~」と愛想良く返事を返してくれ、そこからは
おばちゃんの方から、いろいろ話しかけてくれた。

もう何年も毎朝高尾山に登っていること、今の時期は高尾山にタマゴタケという
とっても可愛らしいキノコ(食べられるらしい)が生えているとことがあり、それが
最近は楽しみであることなどを聞いた。小さな手帳も見せてもらって、綺麗に草花を
スケッチされていた。とても好奇心旺盛な人らしく、新しく見つけたものは、スケッチ
しておいて後で人に聞いたり自分で調べたりするらしい。

私よりだいぶ年配だったが、高尾山へ毎日通ったり、目にしたもの聞いたものをすぐに
吸収しようとする好奇心や向学心がほんとすごいと思った。私はただ「はあー、そう
ですか~、すごいですね~」という相づちを打つばかり。手帳にスケッチしてある絵も
これまたすごい上手なのだ。

おばちゃんは話ながら私の前を歩いていたが、後ろを振り返ることなくどうやら私の
ペースに併せてゆっくり降りていってくれているようだった。

さらに、家がかなりの近所であること、60前に早期退職し今は自由に暮らしている
こと、ご主人と二人の息子さんがいること、昔はマラソンをやっていて大会に出てると
記録を更新しちゃうくらいすごい人だったことを知った。私には跳んでいるように見えた
山歩きも、おばちゃんにとっては朝飯前で2~3年前に膝を壊して手術してから無理
のないようリハビリでゆっくり歩いているとのことだった。

とんでもないすごい人だった。
ちょっと脱線してしまったが、それでは今回の高尾山に行った日のことを書いてみたい。

GWも後半、晴れた日を狙って私は近所の高尾山に気晴らしで出かけることにした。
最近あまり行ってなかったし、暑くも寒くもなくちょうど良い時期だったので、たまには
行ってみようと思ったのだ。

ただGWは一年で一番混むと思われる時期でもある。山の自然や景色を見に行ったのに、
肩がぶつかるほど混んでいて結局人ばかり見ていたというのではちょっと悲しい。普段で
さえ土日はものすごく混む。私はゆっくりのんびり見たいのだ。

「じゃあ朝早くに行って午前中のうちに帰ってくるかなあ」と思っていた矢先、たまたま
そんなことを床屋に行ったときおじさん(店員さん)に話したら、「それだったら普通の人
があまり通らない裏道があるからそれで行ったらいいよ」と教えてくれた。

京王線で高尾山口駅まで行きそこから山頂を目指すのが普通のルートだが、そこまで
行かず、中央線高尾駅で降りて向うコースがあるというのだ。高尾駅は高尾山口駅より
ひと駅前になり、歩く距離は少し増えるが、乗り換えを含めるとトータルではだいぶ
短時間で行けるという。

いいことを聞いたと思った。そこからは「それ詳しく教えてください」といって道を教えて
もらい、それでも私はかなりの方向音痴で不安だったので、家に帰ってからネットでも
調べてコースを確認した。

当日はおじさんに教えてもらった通りに行ったら迷わず裏道のコース入り口まで辿り
着くことができた。駅からそこまで約20分、さらにコースに入ってから山頂までが
だいたい1時間ちょっとくらいだったから、確かにだいぶ近道だった。その分勾配は多少
きつく、朝早かったからかもしれないが、後半一般コースと合流するまで誰にも会わ
ずにマイペースで歩けた。

4ca5d123.jpeg 読みにくいが、石碑には『高尾山ちか道入り口』と書いてある。
 
df239be8.jpeg 怪しい雰囲気だが、ここが高尾山へ向う近道の入り口なのだ。
 
9時には山頂に着いてしまい、そこで写したのが先日日記に載せた富士山の写真だ。
ひとしきり写真を撮ったり休憩したりして、9時半くらいにはもう帰り道だった。

途中薬王院というお寺の境内に寄り、「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」という手で
コロコロ回せる石車を見つけた。何やら懺悔できるようなことが看板に書いてあった。
煩悩の塊である私には丁度良いと思った。ただ周りに人もいたし、口でいうのは
恥ずかしいので「ざんげ、ざんげ」と心の中で唱えながら回した。それで出たのが
「意(意識)」だった。

42a2d7a9.jpeg  六根清浄石碑。ほんとはありがたいものなのだ。

a47137c2.jpeg 六根清浄の説明書き。その時は内容はほとんど読んでない。

今調べたら、眼(視覚)、耳(聴覚)、鼻(嗅覚)、舌(味覚)、身(触覚)、意(意識)の
うちの一つであり、「おまえは意識を懺悔しろ」という意味だったのかもしれない。
その後のボロ負けを考えればまさにありがたいお告げだったのだ。しかし、その時の
私はただ面白そうだったので、石をくるくる回し、出た「意(意識)」の意味も考えず、
「ほぉー、そうか」と勝手にうなづいて写真を2~3枚撮ってきただけだった。まったく
有り難みを感じていなかった。

他にも、境内のお土産コーナーで「天狗のごち」というせんべいを見て、「『ごち』
なんてえらいぶっちゃっけた名前だなあ、天狗の名前がついてるけど天狗が『ごち』
なんて言わないだろう」だとか、ごまカレーを見て「うぁー、これ全然うまそうじゃない
じゃん、だってまっ黒だよ」なんて文句たらたら言いながら歩いていった。全然心が
清まっていなかった。

e6a47e3c.jpeg これが「天狗のごち」せんべいだ。

30ec03e2.jpeg これが「ごまカレー」だ。

今にして思えば、こういった考えが良くなかったのかもしれない。その後は
9898 サハダイヤモンドなどで連戦連敗のボロ負け。それで今に至るという感じだ。

もっと真剣に石車を回し、身も心も清めてもらわないといけなかったのかもしれない。

つい長くなってしまったが、言いたいのはここじゃない。

まだ本題に入れてないが長くなってしまったので今日はこの辺で終りにし、後編は
来週にする。歳取るとだんだん日記が長くなり、まとめられなくなってくる。

つづく。
今日は久々に株以外のことを日記に書いてみようと思う。

それは2か月も前、5月GWに高尾山に行った日の話になる。以前
「9898 サハダイヤモンドでボロ負け」という日記を書いたことがあり、その時、高尾山
山頂から見た富士山の写真を載せたが、その日の出来事だ。

とても嬉しいことだったのでいつか日記に書こう書こうと思いつつ、5月~6月はボロ負け
続きで書く気力も失せてしまった。私も株以外なら楽しいことを書きたいのだ。

話はちょっとずれるが、6月末でブログ4周年を迎えた。毎年この時期になると自分で
勝手にだが、いままで続けられて良かったなあという感謝の意を込めて、何か一つ
新しいことをやっている。去年の「資金1000万までの道のり」という長期連載だったり、
その前は「安くて使いやすい証券会社はどこか?」という調べものもやったりした。

今年も何かしようとは思いつつも、盛大に何かやろうという気力も正直まだなかった。
こういう時は無理しないのが今の考えだ。何年か前にワクワクしながら「これもしたい、
あれもしたい」と風呂敷を広げてしまった時があったが、結局ほとんどできないまま
風呂敷を畳んだこともある。

そこで今年は折に触れて「日々想うこと」を充実してゆこうと思う。

とは言ってもただ普通に日記を書くだけなのだが、「日々想うこと」が他と違うのは
株以外のことも書くということだ。去年から今年にかけて株以外のことをほとんど書か
なくなっていた。これでも一応株ブログなので、それが当たり前と言えば当たり前だが、
株以外のことを書かなくなったことが余裕のなさを現しているような気もするのだ。
全部じゃないにしてもそれも一理あるような気がするのだ。

それなので、今年もすでに折り返しに入ってしまったが、だいたい月一くらいを理想
として「日々想うこと」にこれからの普段の生活で思ったことを書いてゆきたいと思う。
本や新聞を読んで思ったことでもいいし、道ばたで千円拾ってラッキーというしょうも
ないのでもいい。何か嬉しかったこと、楽しかったことを書いてゆけたらと思う。

今の世の中、新聞やテレビをみても辛く悲しい事件や出来事ばかりだ。自分の身を
考えたって楽しいより辛いことの方が多い。だからこそ楽しかったことをもっと強調して
取り上げたい。新聞やテレビでどうしてハッピーな気持ちになれる記事がこんなにも
少ないのかといつも思うことだ。

クリック証券に引っ越してから空売りも含めて意図的にやり方を変えてきた面もある。
ただ変えて良いところと悪いところもあるはずで、自分の中で根っこだと思っていた
部分まで失うと、本当にただのギャンブルになってしまったのが実感できる。

実際、20~30万負けた日は半ば呆然とし、その場は「なんでこんなことやっちゃった
んだろう」と後悔するが、翌朝になるところっと忘れて、「また次」という気になる。
そして同じようなことを繰り返し、また場が終わった後、反省したつもりになる。

今月は「早く明日にならないかなあ」、金曜だったら「早く来週にならないかなあ」と
思うことが多かった。勝てている4月くらいまででこんな風に思うことはなかった。
むしろ相場が辛いので休みが多い方がありがたかったくらいだ。場中が楽しいのは
そもそも冷静でない証拠だ。これもギャンブルとして相場を見てしまっているが故に
思う気持ちだと思う。この一点だけ取り上げてみても負けるのは当然だと思う。

今月まだ1週間ほどあり、このあとどうするかが問題だ。

これだけ空売りでコテンパンにやられ、買いにも悪影響がでてくるくらいなら
いっそ空売り禁止にした方がいいのかと思う。現にいままで空売りなんてしなくたって
買い一本で何年も食ってきたのだ。

ただ、空売り自体は別に悪いことではないとも思う。時に大きな武器になることは
確かだし、市場が閑散としてきた昨今とこれからのことを考えると武器が多いに越した
ことはない。今月は度を越しているが身になるなら多少の勉強代はやむを得ないとも
思う。問題は身になるかどうかだ。

迷ったが、今月いっぱいまではまだ空売りを許可しておこうと思う。でも明日からは
INの回数はかなりセーブし、よっぽどのことでなければ入らないようにしたい。同時に
買いと同じように危ないと思ったらいつでも逃げる姿勢を取っておかなければいけない。

株で勝つのは大変だが、負けるのはほんと簡単だと思う。しみじみそう思う。
甘い気持ちだったり、覚悟のない者に対して相場はとことんまで厳しい。

今はかなり凹んでいるが、不思議なもので日記に自分の思いを吐き出すと少しだけ
すっきりした気持ちにもなる。凹んでもまだ明日取引ができるだけでもありがたいこと
かもしれない。

明日からまた1日1万の気持ちで取り組みたい。
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手数料計算(信用)
2013年8月時点
信用

手数料 
片道無料 
プロフィール
HN:
ねぶくろ
性別:
男性
趣味:
オセロ、ジョギング
自己紹介:
株で生活資金を稼ぐ予定で、資格試験の勉強中。

しかし、見通しが甘く生活費の出金を含めて資金は減り続け400万→100万にまで減少。

まさにがけっぷち、これ以上大きく負ければ即、
退場→職探しコースが待っている。
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