生活費(15万/月)を稼ぐことができず、失敗するまでのデイトレ日記です。
空売りが自分の中での黒船到来という感じだった。そう言うとなんだかいかにも
これが悪者っぽいが、本来空売り自体はいいも悪いもない。毒にも良薬にもなる。
要は使い手の問題だということだ。

きっと空売りだけで食べている人だっていると思うし、ここ数年の下げ相場において
これほど強力な武器はないんじゃないかと私でも思えるほどだ。空売りの基盤となる
信用取引だって、今は株歴1年目の誰でもきっとしていることだから今までの私が
遅すぎたとしかいいようがない。「現物」のみで今まで守られてきたことを忘れては
いけないが、黒船は来るべくして来たということなのだ。

ただ、それに対する自分の心構えと受け入れ準備が出来ていなかったということだ。
急きょクリック用の損切りツールを作ろうとしたが、それができることを待つことなく
はやる気持ちを抑えられずばんばん空売りで負けまくってしまった。しかも負けると
やる気も落ち、ますます対応が遅れがちになってしまった。悪循環だ。

最終的に、今月も終盤になって自分ではどうしようもなくなり、デイトレ日記再開まで
至ったという感じだ。正直言って去年1000万に到達したとき、もうデイトレ日記を書く
ことはないんじゃないかと思っていた。もともとそこが日記のゴールであったし、現に
それから1年以上も特に大きく崩れることもなかった。

でも1000万に到達してもブログは消さずに残しておいた。一抹の不安があった
からだ。一つは月一でも日記(月間成績)を定期的に書くことで、取引の軌道修正を
図りたかったからで、もう一つは万が一どうしてもだめだったらいつでもデイトレ日記
に戻れるよう居場所を残しておきたかったのだ。

実際には、月一で修正できるくらいならまだそれほど大きな狂いでもないのだろう。
月間成績だとどうしても総括的なものになりがちだから、日々の取引まで細かく
追い切れないし、小回りの利く対応もできない。

「調子が良いときはいい。だけど自分ではどうしようもなくなった時はデイトレ日記を
再開しなければならない」、そう今までずっと思ってきた。それで最後のより所とも
言えるデイトレ日記を再開することにより、毎日のチェックと修正を継続してゆくほか
私には思い浮かばなかった。

エクセルメモには反省や取引履歴を書いたりするが、形式的なもので意志が弱い
私には「何か大事なことを決める」場には向いていなかった。「上場廃止株は触ら
ない」など私のルールはすべて日記上で決め、日記上でチェックしてきたことだ。

このブログを始めた時がそうであったように、ボロ負けし、最悪の状況だからこそ
デイトレ日記を再開することに意味があると私は思っている。

最後に先月から今月にかけて思ったこと感じたことをまとめてみたい。

私は順張りもできないし、空売りもできない。スイングもできないし、先物やオプション
もやったことない。はやりのFXだって一度もやったことがない。できるのはボロ・低位
の逆張りただ一つだけ。ないないづくしで恥ずかしい限りだが、逆に言うとただ一つの
事を突き詰めるだけでも相場の世界で食って行くことができたということだ。

先月1916  日成ビルドなどで一時100万超の大負けを喫し、手数料を減らすため
先月末からクリック証券に引越しをした。同時に最近の売買高の低迷にも不安を
覚え、新しい武器を手にしようと、ここで空売りという禁断の果実に手を出す。

それでさらに追い打ちをかけるように今月ボロ負けを続けた。当初は6月一杯までは
続けるつもりだった空売りも損失が限度を超え、やむなく自分でドクターストップを
かけることとなった。

ここで思ったことは「なんて今までのやり方はこんなにも精度が高いんだろう」という
ことだ。我ながら恥ずかしいことを書いているが、こう思ったのは事実だ。長年の積み
重ねが違うと言えばそれまでかもしれないが、理にかなっているとも思ったのだ。

私はもともと不器用だし、いろいろなことを同時にこなせるほど頭も良くない。上がり
そうだと思ったら買い、下がりそうだと思ったら売りなんて同時に両方の側面で考える
のは無理があったのかもしれない。

結果的に、信用口座が開けなかったという理由で、私は現物という買い目線のみで
これまで何年も相場を追ってきた。中でもボロ株の逆張りというごく狭い世界での道を
模索し、もうだめかと思いながらもなんとかこれまで生きてこられたという感じだ。

しかし今までの積み重ねをすべて覆すようなことをしでかそうとしたのが今月だったの
かもしれない。あちこちでひずみが出てしまった。

原因の最たるものが空売りに手を出したことであり、同時に信用での余力拡大、手数料
無料によるロット上げ、だった。この三つの組み合わせは抜群の破壊力をもって私の
精神を浸食した。「取ってやろう」という欲が止めどもなくあふれてきたのだ。

結果は散々たるものだった。にわか仕込みの空売りで失敗するのは当然としても、長年
やってきた逆張り買いにも確実に悪影響を及ぼし、迷いが生じ、先ほど自慢げに挙げた
精度もかなり落ちてしまったのだ。

ここでちょっとデータをみてみたい。

売買区分別損益 
区分 単純損益(万)
信用売 -92
信用買 53
現物買 11
合計 -28
※手数料・金利等を除く

5~6月勝敗数
勝ち 負け
5月 12 8
6月 12 9

まず「売買区分別損益」をみてみたい。これをみるといかに空売りでの負けが大きい
かが一発でわかる。買い(現物・信用)込みで損益を見てしまうと、空売りの負けが
ぼけてしまうのだ。買い(現物・信用)と売り(信用)を別々にみる必要がある。

結果は明かで空売りでの負けが90万にも達している。もしこれを企業での部門に
例えるとしたら、「信用売」部門は大赤字で、「信用買」と「現物買」部門が奮闘するも
全体として赤字はひっくり返せなかったということになる。

新しい事業を始めるのに先行投資はつきものかもしれない。だが黒字にできる見通し
が現状全く立ってない以上、「信用売」部門から撤退する他なかった。月末を待たず
にそうしたが、逆に一矢報いたいという悔しさがさらに墓穴を掘り、撤退判断を鈍らせた
ようにも思える。

本来はここからさらに手数料・金利等を引かなければならないが、今月に関しては
特別利益とも言うべき信用手数料無料効果のお陰で赤字幅はかなり抑えられた。
デイトレ日記を始める前までも、概算ですべて手数料込みの収支で計算していた
ので、つじつまを合わせるために、浮いた信用手数料分(+16万)を第5週の収支に
加算して、最終的に月間収支が-34万に収まったということだ。

体感的には50~60万は負けているだろうと思っていたが、無料効果のお陰で
かなり助かったことになる。もっともこれがあって良かったかどうかは微妙なところ。
今月に関してはすでに述べたように空売り、信用枠でのロット上げと並び、精神を
狂わした元の一つなのでこれを意識したことにより雑なIN、大味の取引になったのは
否めない。

苦しい時は耐えて頑張っていたのに、その苦しさから開放されると今まで抑圧していた
欲望が一気に開花してありえないほどの失敗をしてしまう。自身に眠っていた欲望の
深さを今月は痛いほど認識させられた。

「5~6月勝敗数」も今月9敗と先月以上に負けが多い。はっきり言って先月8敗を喫し、
もうこれ以上負ける月はそうそう無いだろうと思っていたら、今月早くもそれを更新して
しまったのだから情けない。

ちなみに去年1月から今年4月までの月間平均負け数は2~3敗くらいだ。私はコツコツ
ドカンタイプなので勝率がいいのは当たり前だが、当時は週1回でも負けるのはちょっと
多いと思っていた。今となっては遠い昔のような気もするが、それくらい負ける日が少な
かったということだ。

いままで堅調だった分、一度歯車が狂うと元に戻すのは容易ではないと感じる。
第1~2週目。第2週目初日(4日)にTOPIXは28年半ぶり安値を更新するなど、今月も
先月の延長かと思ったら、そこからの切り返しがすごかった。火曜(5日)8007  高島が
急騰すると、地合いの悪かった先月のようにモグラたたきの要領で1万株くらいずつ
空売りしていったらあっという間に10万以上の含み損になってしまった。

これが初めて大きく踏まれた経験だった。しかし先月は空売りで美味しい思いをしたこと
もあって、いつか落ちてくるはずと思い込んでなかなか切れない。むしろ強気になって
ナンピンしていった。上げる時は得てしてそういうものだが、売り板が圧倒的でもジリ
上げしてゆくチャートに飲み込まれ、切るに切れなくなってしまっていた。そして5万株
くらい掴んでしばらくしてとうとう30万もの含み損になってしまった。さすがに最早
これまでと思って、ここで損切りをし、負けを認めた。

ここで頭を冷やせば良かったと思う。だけどこれでリベンジしたいという気がフツフツと
沸き上がってしまった。翌水曜(6日)は「強いんだったら買いで入ればいいじゃん」と
思い直して今度は一転して寄りから買いで入っていた。この日は前日以上にロットを
上げていたこともあり、今までの私だったらあり得ないくらいの利益45万を1日で上げて
しまった。

単なるビギナーズラックだが、これでギャンブル魂に火をつけてしまった。もう止まら
なくなった。木曜(7日)も大きくGUしところを買いで入り、上昇したら売ろうと再びしばらく
構えていた。前場から後場にかけては含みがほぼプラマイゼロくらいで推移していたが、
後場大引け近くになって急降下。こうなると落ちても切れない。含み損持越し禁止という
ルールを破り、翌日への持越し。

当日晩に増担保規制が発表され、これを嫌気してか翌日(8日)思いっきりGD。さらに
傷を広げて35万の損失で確定させた。同時に兄弟分とも言える8029 ルックや
6753  シャープ売りなどで買い売りともにやられ一昨日の利益以上に負けた。

この日は金曜ということもあって、さすがの私でもこれまでの負けをここで一度総括した。
クリック証券に移ってからの①空売り、②資金枠拡大によるロット上げ、③信用手数料
無料の三つがコンボとなって自分をダメにしていると判断した。恵まれた環境だと思って
浮かれてしまい、それが返って仇となって自分を苦しめている。堅実さを忘れ、一発ドカン
ととってやろうと思うことが負けの原因と結論した。

これはその通りだと思う、間違っていない。だけど、それでどうするか、という対策まで
踏み込めていない。言葉だけならなんとも言える、問題は繰り返さないためにどうするか
だった。

第3週目。対策を先送りしたツケは大きく、さらに負けの連続。週半ばになりようやく
8007  高島と8029  ルックを触るのを一時禁止とする。だが、甘えで残してしまった
6753  シャープの空売りで連日連敗。これも後付けで禁止とするがすでに時遅し。
何もかも狂い、自分自身を制御しきれなくなっていた。

第4週目。3日ほど我慢するが、4日目に我慢しきれず再び6753  シャープに突入し
20万もの大負け。エクセルメモ(エクセルに書く取引メモ&取引履歴)で反省したような
気になっているが、すでに精神的にボロボロで、再度禁止にする意志も気力なし。

木曜(21日)さらに4651  サニックスと6753  シャープで20万負け、ここでようやくこれは
まずいという気になる。翌金曜(22日)からデイトレ日記を再開し、再開初日で空売りと
6753  シャープに対して今後2ヵ月間の禁止という措置(8月一杯まで)を決めた。

第5週目。日記効果があったのか、地合いの良さにも助けられ負け無しの1週間
だった。でも空売りしたい、大きく取りたいという欲望はくすぶり、今までのやり方を
思い出しながら一つ一つ手探りするような感じだった。

空売りを初めてたった1か月ほどで、ここまで自分の取引が狂うとは思いもしないこと
だった。
6月月間成績  
週目 日付 収支
第1週 (01日~01日) 47,000
第2週 (07日~11日) -289,000
第3週 (14日~18日) -98,000
第4週 (21日~25日) -362,000
第5週 (28日~31日) 366,000
合計   -336,000
資金   12,873,695

今月も負け、これで月間2連敗。

先月のように今月もダメな取引ばかりを繰り返し、すでに早い段階からプラスにする
のは到底無理な状況だった。先月70万負けたから今月と併せるとこれで100万超の
負けとなる。

負けた金額はもとより、いままでは単純収支(生活費の出金分を除いた収支)で
みても月間で連敗した記憶はほとんどない。「あれーいつ以来だろうなあ」という感じだ。
調べて見たら4年前の10月-11月以来ということになった。このときブロブは始めて
いたがまだ半年も経っていない頃で、まだ資金も100万台だった。三ヶ月先さえ
どうなるかわからない一番きつかった時期だ。

精神的にも技術的にもかなり未熟だったころだと思うが、未熟だなんて偉そうな言葉は
もう恥ずかしくて言えないくらい精神的に崩れ、技術的にも右往左往したのが今月だった
と思う。先月は1916  日成ビルトで1日60万負けた日のように、地合いの悪さに引きずら
れて焦りが生じ、負けた部分も多少は考慮できる。

だけど今月に関してはそんな言い訳は一切出来ない状況だ。先月とは対照的にかなり
地合いも良かったし、ボロ・低位株の動きも良かったと思う。言ってみれば今年1月~3月
までのように客観的に取りやすかった地合いではないかと思うのだ。それなのに自ら
精神面を崩し、自ら破滅への道を進んでいったのが今月だったと思う。空売りに手を出し、
むしろ地合いの良さをうとましく思った時もあった。

追い詰められ月末から急きょデイトレ日記も再開し、その中で今月の負けた経緯や
ダメっぷりはいろいろ書いてきたつもりだ。だからはしょる所ははしょっていきたいが、
それでも今月もほとんどはデイトレ日記を書いていないので、これまで通りまずは週間
でざっと追ってみたい。

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株価
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権利付最終日 はい
注意喚起 はい
異常な貸株 はい
使い方はここを参照
2014/7/22 改訂対応
手数料計算(現物)
2013年8月時点
現物

手数料 
片道無料 
手数料計算(信用)
2013年8月時点
信用

手数料 
片道無料 
プロフィール
HN:
ねぶくろ
性別:
男性
趣味:
オセロ、ジョギング
自己紹介:
株で生活資金を稼ぐ予定で、資格試験の勉強中。

しかし、見通しが甘く生活費の出金を含めて資金は減り続け400万→100万にまで減少。

まさにがけっぷち、これ以上大きく負ければ即、
退場→職探しコースが待っている。
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