生活費(15万/月)を稼ぐことができず、失敗するまでのデイトレ日記です。
第二に、かなり売り込まれS安間近の銘柄を監視から外すことにした。

きっかけはまさに地合いが一変する前夜14日(水)のことだった。合併が報道された
5486  日立金と5812  日立線の急落に自ら突っ込んでいった。ナンピンで耐えて
いたが5486  日立金がS安まで売り込まれた所で強制損切りとなった。投げたのは
ほぼ同時で損失は合せて40万近くと、大変大きな額となった。

朝から特売りで、寄った時点でS安間際なら話は早い。始めから触らなければいい
からだ。でもこういうケースは少ない。とすると、場中に大きく下げた時点でリアルタイム
に外す必要があり、これはツールで機械的に行なうよう準備中だ。

だけど、頻度で言ったら2年前に値幅制限が拡大されてからよっぽどの悪材料でも
ない限り、場中にS安、もしくは直前まで売り込まれる銘柄は少なくなった。

それでもやっぱりないこともない。むしろ株価によってS安(あるいはS高)に達する
までの変動率の差は大きくなった。大きく下げている場合、触ろうとする銘柄の値幅
がいくらかを意識しておかないと思わぬ所で「もうS安か」ということになる。

例えば今回の5486  日立金の場合は前日終値(13日時点)が624円だった。
この場合値幅は±100円で、S安524円まで落ちると下落率は-16%となる。14日
に私はここで投げた。

でも仮に株価が100円高い724円だったとすると、値幅は±150円となる。、S安
574円まで落ちると下落率は-21%となる。株価が100円上がってもS安の位置は
50円しか上がってない。その分の差が下落率5%になる。

言い方を変えれば、株価が724円の時より624円の方がS安まで届きやすいという
ことだ。もちろん下落率が-16%でも大暴落と言えるが、私がメインで触っている
ボロ株は-20%をゆうに超えてもまだ余裕がある価格帯も多く、それに慣れている
せいか「まだ大丈夫だろう」と高を括ってしまったところもあった。

そう考えると「S安までの下落率(値幅)」も仕掛ける側としてはポイントになっている
のかもしれない。14日の5486  日立金は一時S安張り付きまで至ったが、その後
すぐに切り返し、結局S安から40円近くも値を戻して引けている。私はS安で刈られた
格好とも言えるが、それを悔しがるより先に、そもそもリスクを考えず安易に入って
しまったことを反省しないといけない。

やられる頻度は少ないかもしれないが、やられる時はかなりの大ダメージを受ける。
だから次に繰り返さないための準備をしておきたい。

以下三点挙げてみたい。

そこでまず第一にきっかけとなった場中決算発表の銘柄を監視から外した。これは
自分でも驚くほど効果はてきめんだった。翌日(2日)には早くも3401  帝人や
7013  IHIなどの急落に捕まらずに済んだのだ。3401  帝人に関してはざっと
見積もっても、もし触っていたら15万以上の損失はかたかった。長年同じことを繰り
返しているので、恥ずかしながらチャートを見ればどれだけ負けたか見積もる目は
あると思う。

確かに毎日の決算スケジュールに沿って監視する銘柄を外すのはめんどくさいし、
手間もかかる。それに外すことは減らすとことでもあり、常々少しでも多くの銘柄を
見張っていたい私にとって逆のことをするのはとても気が重いことだった。

だけど機械的な作業なら時間短縮などいくらでもできるし、成果は目に見えて感じた。
それにやってみて初めてわかったことだが、決算シーズン中特有の何かもやもやっと
した嫌な感じを味あわなくて済むのもかなり助かった。

この期間は何か動きがあっても常にそれが決算に因るものかどうかを確かめなければ
いけなかったからだ。事前に外しておくことによってデイトレする上でのリスクを排除し、
心理的安心感にもつながった。もっとも、私が怠けているだけで、こんなのはデイトレ
で勝っている人ならきっと当たり前にやっていることだろうと思う。

また今月は自分自身の意識改革を行なおうとした月でもあった。

先月末に場中決算発表のあった7011  三菱重の急落でドカンとやられ、かなり
気付かされたことがある。それは「いい加減ちゃんとした仕事をしなくちゃいけない」
ということだ。この手の場中決算の急落で今まで何度やられてきたことか。

四半期毎に毎回10万くらいの損切りを1~2回ずつやっていた。こんなのをもう何年
も繰り返し、さすがに鈍感な私でも自分自身に嫌気が差した。半ば危ないと思って
いるのに、分が悪いと感じてブレーキを踏みたいのに、その危ない方に引き寄せ
られるようアクセルを踏み込んでいっていた感じさえした。

論語にいう「過ちて改めざる、これを過ちという」、まさにこれだと思う。何度同じ失敗
を繰り返しても「まあいいや、1~2週間だから」と直そうとしない、見過ごして成長
しない。その怠慢さこそ本当のあやまちである。きっとそういう意味なのだろうと
私は理解する。その意味で、私はずっと過ちをし続けてきた。

遅ればせながら、そこでよくやく次からは同じ失敗を繰り返さないようにしたいと
思った。

今は昔と違って、別の仕事に就くことを目標として資格試験勉強中という訳でもない。
この株がまさに仕事なのだ。この株でこれから何十年も食ってゆかないといけない
のだ。だったらこれを死にものぐるいでやるしかない。

資格勉強中の頃からすでに生活費は引いていたので、試験の勉強をやめたからと
いって収入に特段の変化があるわけでもなかった。それでも食えてきたのはありが
たいことだが、逆に中途半端に食えてしまった故になあなあでやってきてしまった
ところも多い。

その甘えた気持ちにようやく今月(1日)から区切りを付けようと考えた。相場は甘く
ないので、変えなければ遅かれ早かれ生き残れないのは必至だ(いや例え変えた
として、果たしてそれでも生き残れるかどうかもわからない)。

11月月間成績
週目 日付 収支
第1週 (01日~02日) 71,000
第2週 (05日~09日) 252,000
第3週 (12日~16日) 28,000
第4週 (19日~23日) 129,000
第5週 (26日~30日) 298,000
合計   778,000
資金   14,818,715

今月もやっと終わった。いつものごとく今月も右往左往したが、それでも勝たせて
もらえれば、後から思うのはこれまたいつものごとくありがたいという気持ちだけだ。

相場のほうは、今月は大きな転換点を迎えたかもしれない。今月は日付でいっても
ちょうど真ん中の14日(水曜)を境にして、以前と以降で相場がガラッと変わった
ように思う。きっかけは同日引け後に発表された野田首相の突然の解散宣言だ。

14日までを前半、15日以降を後半とすると、前半の日経平均は前月比260円の
マイナスだったのに対し、後半はそこから780円のプラスだった。僅か10日ほどで
800円近くも上昇したことになる。世界と比べても11月は日経平均の上昇率が首位
だったようだ。

東一の出来高も、前半は12億株台の日があったりと、ここ最近でもかなり少ない
日があったのに対して、後半は平均で1日20億株を超えた。日経平均の上昇率と
合せて見れば、かなり地合いが好転したと言えるだろう。

これは投資家の取り組みにも現われている。日経新聞によればネット証券大手の
松井証券やマネックス証券では後半東一銘柄で4割近くも1日あたりの売買代金が
増えたという。

また個人の評価損益も大きく改善した。私が購読している岡三オンライン証券の
メルマガによれば前半(14日時点)-3%だった評価損が、後半(29日時点)では-1%
まで急減している。買いだけでみれば+1%の益に転じている格好だ。短期売買を
している人はかなり身軽になったと思われる。ありがたい相場だったということだ。

私も恩恵を受けた。今月は第3週に大きく負けた日があったにも関わらず、週間では
マイナスになった週が1回もなかった。日々で見ても引き分けが1日あったが、
月間で負けたのは2日と、ここ数ヶ月ではかなりの上出来だった。私自身の感覚と
してもかなり取り組みやすい日が多かったと思う。空売りを禁止していたことと伴に、
地合いの良さで勝たせてもらえたことを忘れてはならない。

空売りするってことは、良く言えば、いままでやってこなかった新しいことにチャレンジ
するって意味もある。だけど悪く言えば、欲でしたいと思う気持ちもあると思うのだ。
今それのどっちが多いかと考えて見ると、後者の方が多いと思う。

空売りをギャンブルとしてではなく、「こういう条件がそろったら」という限定で再開したら
どうかとも考えてみた。だけどこれも欲でしたいと思う気持ちと重なったときに、今だと
負けてしまうんじゃないかと思った。今までの自分の性格からして、「これとこれだけは
OKだけど、これ以外はダメ」と決めても、それを守り通せるか自信がないのだ。
だったら、許すときは全部許すがダメな時は例外を認めない、これでゆくしかない。

売買区分別損益(万)
区分 6月 9月 10月
現物 11 8 -2
信用買 53 67 52
信用売 -92 40 -77

それに、上の表をみても信用売部門は今月ガタガタなのは明白だ。6月と同じく途中で
操業停止してもこの有様だ。やめなかったらどれだけ損失が膨らんだかわからない。
これをみるとまだ信用買部門は健闘した方だとも思うが、それでも会社全体の方針が
ぐらついているのは否めない。あくまで本体は買部門と考え、迷ったら基本に立ち戻り
たい。

これを踏まえ、今禁止にしている事項を来月どうするか考えてみた。

空売り 禁止継続
1916 日成ビルド 解禁
4064  カーバイト 禁止継続
6753  シャープ 禁止継続
9503 関西電(電力株全般) 禁止継続

結果として、解禁するのは1916 日成ビルドだけだ。この銘柄は今ボラと出来高が落ち
着いてきているのでOKとしたい。他は全部禁止継続にしたが、その理由をひと言で言えば、
自分の気持ちを乱しそうなものはすべて排除したということだ。

6753 シャープや9503 関西電を少しでもみてしまうと、そればっかり構ってしまい自分を
見失ってしまう。空売りも頭に血が昇ると抑えられなくなる可能性がある。4064  カーバイド
に関しては今は恐い気持ちが先立ち、取り立てて買いでも売りでも触りたいは思わない。

だけど、すでに動きが普通じゃないし、いつか来るだろう急落をみたらどうなるか分から
ない。それをみたら、血まみれになっても突っ込んでゆきたくなる時がある。それに備え、
あらかじめ禁止にしておきたい。

気持ちが乱れそうなものを排除するということは、言い換えれば、大負けしそうなものを
すべて外すということでもある。これもすべて自分の身を守るためだ。

来月はとにかく平常心で取引をすることを心がけたい。それと同時に、たとえ負けるに
しても、自分を全否定するような取引はしないようにしたい。これはかなりつらいことだ。
気持ちが折れそうになるのは負けた金額よりも、もしかしたら自分で自分を否定して
しまうことにあるかもしれない。根っこの部分でやる気が失せてしまう。負けても受け身
だけはしっかり取るようにしないといけない。

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注意喚起 はい
異常な貸株 はい
使い方はここを参照
2014/7/22 改訂対応
手数料計算(現物)
2013年8月時点
現物

手数料 
片道無料 
手数料計算(信用)
2013年8月時点
信用

手数料 
片道無料 
プロフィール
HN:
ねぶくろ
性別:
男性
趣味:
オセロ、ジョギング
自己紹介:
株で生活資金を稼ぐ予定で、資格試験の勉強中。

しかし、見通しが甘く生活費の出金を含めて資金は減り続け400万→100万にまで減少。

まさにがけっぷち、これ以上大きく負ければ即、
退場→職探しコースが待っている。
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