生活費(15万/月)を稼ぐことができず、失敗するまでのデイトレ日記です。
月間成績は土日になります。

わざわざ見に来てくださった方にはごめんなさい。


夕暮れ/JUDY AND MARY

三つ目は、これは今月だけに限らないが、最近先物の上げ下げに揺さぶられ、個別の
銘柄も操作されていると強く感じるようになったことだ。いままで先物が無理矢理釣り
上げていたから落ちるのも自然と考えられるが、日経平均が500円も600円も下げる日が
何日もあったというのに、下げるときの新興のあたふた感とは逆に、思っていた以上に
東証は冷静に取引されていた印象がある。

もちろん、日経平均が500円も600円も下げれば普通ということはないが、それほど反応
しないボロ・低位も多かったし、逆に新興は上げていたりして、急落しているのに
思っていた以上に緊迫感や動揺が少なかったように思われる。それも結局は、上げる時も
下げるときも操作されているから、予定調和のものとして粛々と取引されていたように
感じた。

緊迫感や動揺といえば、大震災など突発的な天災(悪材料)が最たるものかもしれない。
そういう時は確かに怖いが、言い方は悪いがそういう時にリスクを取ってデイトレに
徹すると火事場泥棒的に勝たせてもらえることも多い。

理由は、現金確保が第一で、採算度外視でだれもかれも本気で投げてくるからだ。
非常に緊迫感があり、そこに打算はない。

でも今月のような日経や先物の下落をみると、大きく下げても緊迫感があまり感じ
られなかった。今年2番目とか3番目の下げ幅だったと頻繁に言われても、ああそうか
という感じだった。

うがった見方かもしれないが、大きく下げてもどこか打算的であり、誰かがそろばんを
はじいて勘定をしているような気がしてしまった。必然的にチャンスも見た目のボラほど
あるようには感じられなかった。


今月は負けてしまったが、まだ助かったと思う。一時はほんとにもうダメかと思った。
9501 東電の大失敗を教訓にして,損切りの意識を今まで以上に強くもち、ドカンも
ほどほどにしながら、コツコツやってゆきたい。

今月生き残れたことに感謝したい。


最後に、自分が負けたからという訳ではないが、今月の相場が厳しかった理由に
について考えてみたい。理由を三つ挙げてみる。

一つは、あたり前かもしれないが株価が大きく下げたことだ。バイオ株暴落などで
マザーズが崩壊したほか、株式分割というイベント後にはついに3765  ガンホーも大崩れ
した(実はその日も100万やられている)。

私はデイトレなので月々の収支が日経などの指数につられてはいけないと思っていた。
でもこうして振り返ってみると、やっぱり上げ相場の方がやりやすかったんだなあと
思い返される。

ただ株価が大きく下落したばかりが厳しい相場だったと思う理由ではない。もっと
気がかりなのは出来高の減少だ。 これが二つ目。今年に入ってから日々の出来高の
推移を以下の図に示す。

東証一部出来高       マザーズ出来高      JASDAQ出来高

上の図を見ると、各市場とも5月をピークに今月に入って急減しているのが分かる。特に
東証1部以上に、新興マザーズとJASDAQの落ち込みが厳しい。指数で言うとマザーズは
4月初頭の水準まで一気に落ちたのに、思っていた以上に出来高が増えてない印象だ。
5月の方が断然多い。

こうして見てみてみると出来高は市場エネルギーそのものであり、出来高の減少は市場
衰退に直結する。それはイコール(新興は特に)触る人(個人投資家)の減少でもある。
まあそうは言ってもまだ3月の水準は維持しているので、去年と比べれば天国みたいな
ものだ。東一に関していえば、日に30億株あれば十分だ。

株価の方も月末に一応底入れし、それに伴い出来高も持ち直しつつある感はあるが、
なにぶん日経平均のボラ(VI)がまだ高止まりしているだけに、来月もどう転ぶか
分からない。来月以降も出来高に注目してゆきたい。

次に、アベノミスクという言葉について考えてみたい。

株で食っていてこんなこというのも何だが、アベノミスクという言葉も良し悪しだと思う。
おじいちゃんから子供まで誰でも知っているという知名度の獲得、日本の「ムード」を
良くする、という意味では大成功だったと思う。

しかし一方で、「アベノミクス」という言葉そのものが一人歩きして、政策の中身まで
広く行き届かない。株価が上がったのも「アベノミクス」、円安になったのも「アベノミクス」、
景気が上向いてきたのも「アベノミクス」、何でもかんでも「アベノミクス」という一言で
かたづけられてしまう。分かったような分からないような感じになってくる。

よく日経新聞がFX取引をする個人投資家の動向を「ミセスワタナベ」という言葉で
現しているがこれと同じだ。「ミセスワタナベ」という言葉で何となくひとくくりにして
かたづてしまうが、本当にそんな単純なのかと思う。実際に調べればそんなことないと
思う。

一言で語れない「アベノミクス」というフレーズだけが一人歩きしている感じだ。
ぼんやりと捉えるにはいいかもしれないが、具体的には何も見えてこない。内容をみれば
本当にこれでいいのかと疑問に思う人は多いかもしれない。

私は政策とか経済とか全く分からないけれども、この変のぼんやり感、もろさが、最近
の日本株乱高下の一因の一つであるような気もする。「ムード」は「ムード」、あくまで
気分なのだ。株価は確かに「ムード」で上がるが、「ムード」だけだと「酔い」から冷めた
とき返って悲惨なことになる。それが先月末から今月にかけての株価暴落だったのでは
ないかと思う。

あくまで素人考えだが、日本はいま時点でもこれだけ借金があるのに、国の収入(税収)
を増やすために新たな出費(借金)をするのはどうかと思う。借金のツケはあとの世代
に回し、いまだけ表面的に潤ったように見せる、中身のない張りぼての家を建てる。

極めつけは、お上の特権でインフレをおこしてお金の価値を減らし、借金をチャラに
しようとする。貸した方はたまったものではない。これで国が豊かになるのかと思う。

むしろ逆だと思う。ツケを返すためにツケするのは本末転倒の話だ。これは国の財政だけ
でなく、私みたいなちっぽけな株取引でも同じこと。易きに流される行為だと思う。
さっき書いた今月の私ではないが、ツケをしたら必ず後で大量の利子とともにそれは
回ってくる。それが当たり前なのだ。ツケの価値自体を落としての踏み倒しが許される
はずがない。

そうすると今の株高も砂上の楼閣のような気がしてならない。

第四週目。はじめに載せた収支の表では、この週が一番勝っていることになっている。
でもつじつま合わせでそうなっただけで、実際にはその半分も勝っていない。第一週目で
大負けした税金と毎日の手数料はちょっとずつ多めに引いているので、その戻りを加味
してこうなっただけだ。

相場の方はやっとほんの少しだけ落ち着いて、日経平均VIも40から35ほどまで落ちた。
ただ最近よく触るバイオ株など新興株だけは別世界だった。この週はIPS細胞事業の本命
とも言える4978 リプロセルが上場した。だがここの上場の代償とでも言うべきなのか、
そこにあまりにも資金が集注し三日も値が付かず、その間逆に他のバイオ株は大暴落した。

特にひどかったのは26日(水)から27日(木)に前場にかけてだ。日経平均はそれほど
大きく動いていないのに、バイオ株が多いマザーズは26日(水)に10%安、27日(木)でも
前場たった1時間で10%近く下げたのだ。

その間はまさに地獄絵図だった。バイオ株は軒並みS安、貼り付かない方が少ないくらい
だった。吸い寄せられるようにすぐ貼り付く。新興バイオ株にとってはとにかくS安が
近すぎると感じた。でも私はやっかいな性分で、前回S安で捕まった4571 ナノキャリアと
同じく、上がっている時はノーマークなのに暴落すると触りたくなってしまう。

マザーズが阿鼻叫喚の巷と化している間、私もヒーヒーいいながら現場にいた。
4587  M-PD、2931  M-ユーグレナ、2370  M-MDNT、2160  M-GNIなどで
連日ジェットコースター気分を味合わせてもらった。なんとか今回特大ドカンは勘弁して
もらったが、大きな損切りもあったし勝っても綱渡りだったのは否めない。確かにボラは
魅力だが、ありすぎてギャンブルの動きになっていた。

本当に勝とうと思うのなら、デイトレでもそういう時は触ってはいけない。怖いもの
見たさのような感覚は捨て、その間バイオ株はいっさい見ないくらいの意志の強さが
必要だと感じた。

派手に乱高下するバイオ株は勝っても負けてもハラハラドキドキし、楽しい銘柄かもしれ
ない。でもその楽しさはギャンブルに近いもの。仕事に求めるのはお門違いだ。もしそれ
を楽しみたいのなら他(競馬やパチンコ)でやれ、ということだ。

私は、株はギャンブルではないと思っているが、言葉とは裏腹にギャンブルっぽい取引
を今でも時々やってしまうのも事実。株はギャンブルとはすぐ隣り合わせにあり、境目は
とても近い。

だが仕事として株をやる以上その線引きはきちんとしないといけない。残念ながら私は
まだそれができていないことに嫌と言うほど気づかされた今月だった。


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プロフィール
HN:
ねぶくろ
性別:
男性
趣味:
オセロ、ジョギング
自己紹介:
株で生活資金を稼ぐ予定で、資格試験の勉強中。

しかし、見通しが甘く生活費の出金を含めて資金は減り続け400万→100万にまで減少。

まさにがけっぷち、これ以上大きく負ければ即、
退場→職探しコースが待っている。
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