生活費(15万/月)を稼ぐことができず、失敗するまでのデイトレ日記です。
10月に一時400万近くにまで達してしまうと、ギャンブルであったのにますます自信が
付いてしまった。そしてますます損切りができなくなった。私にとって致命的な欠点である
「損切りできない病」だ。前回運良く400万近くまで増えたと言ったが、これは考えように
よっては不運だったといえるかもしれない。
というのは、年末になって1792 みらい建設グループ、4655 NOVAなど倒産銘柄が
相次いだからだ。当時の私は倒産株の怖さが分っておらず、倒産株であっても「乖離率」は
通じると思ってしまったのだ。まさに飛んで火に入る夏の虫だ。逆張りで自信満々の所へ
倒産株が次々生まれ、ボロ株が大好きな私はそれに飛びついたものだから倒産株を
きっかけに10月から立て続けに大負けしてしまった。
10月には1792 みらい建設グループで80万、その2日後にも同じ銘柄50万、12月には
7736 ユニオンホールディングスで50万、8206 ステラ・グループで25万などだ。これら
の失敗の共通点として、1日で負けたものもあるが、そのほとんどが1~2日くらい持越し
して含み損を拡大させて負けていることだ。履歴を見ると、いくら暴落してもその日のうち
に投げていたらここまで傷口が広がることはなかっただろう、と思う取引が多い。
だけど、それでも自信だけは満々で下がっても下がっても資金が尽きるまでナンピンし、
結局沈没して大負けしまくった。今よりはるかに手数も多くぶんぶん丸だった。その結果、
年末(12月末)時点では再び220万ほどにまで資金を減らしてしまった。10月の最高値
から比べたら僅か2ヵ月ほどで半分近くだ。生活費(15万)の出金を加味しての資金だから、
それを考えれば多少は負け額も減るが、それでも11、12月の負けっぷりはすごかった。
この頃の環境をみると、すでに株式市場は米国発のサブプライムローン問題で大荒れ
だった。NYダウが200~300ドル下げることも珍しくなく、それに引きずられ日経平均も
暴落した。問題が大きく取り沙汰されたリーマンショックは2008年であったが、その引き金
はこの年にあったと言える。2007年後半から暗雲立ちこめており、当時のデイトレメモを
読むと年末にかけてはかなりの地合いの悪さだったことが窺える。
そんな状況だったので、下がった銘柄を持越しての逆張りはかなり危険だった。まして私が
好んで触る銘柄は100円かそれ以下の、いわゆるボロ株が多かったので、倒産のリスクも
あったし余計持ち越しは危険だった。
メモを読んでいると、10万とか20万とかの含み損を抱えていても平気で持越しをして、
大怪我をするパターンが本当に多く、「なんでもっと早く切らないんだろう」と歯がゆくなって
しまう。また、お腹いっぱい大量の含み損を抱えて身動き取れなくなり、「ぜひ明日こそNY
が大きく上がってほしい」なんてお祈りし、翌日ドカンと負けているのを読むと、自分で書い
たのに情けなくて読むのが少し辛くなってくるほどだ。
今だからこそ分ることだが、資金が急激に増えてもそれに耐えられる精神力や技術、
ひっくるめて技量、がなければ資金はまた元の位置に戻るのだ。当時はまだこの技量が
足りなかったと思う。勝って資金が増えたら増えただけロットを増やしていった。そうする
ものだと思っていた。なぜなら、よくデイトレの入門書なんかには複利を利かせば数十万
で始めても1年で数倍にすることも可能、なんて書かれておりそれを鵜呑みにしたからだ。
だけど、これは言うほどほど簡単なことじゃない。確かに複利の計算ではその通りかも
しれないが、入門書なんかにそういう絵空事を書いてしまうのは、ある意味良し悪しだと
思う。資金が増えれば増えるほど、同じ率で増やすのは難しくなるからだ。資金が増え
たら増えただけ扱いが難しくなってくる。
大型トラックやバスと軽自動車の運転が同じ技術でできるはずがない。大きな車を運転
できる人ならば優れた車両感覚が身についているので、軽自動車の運転は造作もない
だろうが、逆は簡単ではない。大きな車を運転するには特殊免許(技術)が必要であるの
と同じように、デイトレであっても大きなお金を動かすにはそれなりの技量が必要なのだ。
もちろん、100万も1000万も同じくらいの「小さなお金」とみなす、ある意味始めから
箍(たが)が外れた、人もいるかもしれないが、私はそうではない。100万くらいだったら
まだしも400万だと大金と意識した。大金を手にして浮かれたとも言えるし、逆にある意味
高いところでびびったと言えるかもしれない。
いずれにしても当時の自分にはまだ300~400万という大金を扱うには早かったという
ことだと思う。何かの拍子で400万近くまで辿り着いたが、すぐに門前払いを喰らったよう
なものだ。少しくらい運良く勝てても、技量が伴わなければすぐまた元のさやに戻るという
ことなのだ。2007年の末時点で資金は220万にまで減った。その時はだいぶ減らしたと
悔やんだが、ここで本当に反省していればまだ良かったと思う。まだ反省の気持ちは本気
ではなかったのだ。
~続く~
(カブトムシ/aiko )
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付いてしまった。そしてますます損切りができなくなった。私にとって致命的な欠点である
「損切りできない病」だ。前回運良く400万近くまで増えたと言ったが、これは考えように
よっては不運だったといえるかもしれない。
というのは、年末になって1792 みらい建設グループ、4655 NOVAなど倒産銘柄が
相次いだからだ。当時の私は倒産株の怖さが分っておらず、倒産株であっても「乖離率」は
通じると思ってしまったのだ。まさに飛んで火に入る夏の虫だ。逆張りで自信満々の所へ
倒産株が次々生まれ、ボロ株が大好きな私はそれに飛びついたものだから倒産株を
きっかけに10月から立て続けに大負けしてしまった。
10月には1792 みらい建設グループで80万、その2日後にも同じ銘柄50万、12月には
7736 ユニオンホールディングスで50万、8206 ステラ・グループで25万などだ。これら
の失敗の共通点として、1日で負けたものもあるが、そのほとんどが1~2日くらい持越し
して含み損を拡大させて負けていることだ。履歴を見ると、いくら暴落してもその日のうち
に投げていたらここまで傷口が広がることはなかっただろう、と思う取引が多い。
だけど、それでも自信だけは満々で下がっても下がっても資金が尽きるまでナンピンし、
結局沈没して大負けしまくった。今よりはるかに手数も多くぶんぶん丸だった。その結果、
年末(12月末)時点では再び220万ほどにまで資金を減らしてしまった。10月の最高値
から比べたら僅か2ヵ月ほどで半分近くだ。生活費(15万)の出金を加味しての資金だから、
それを考えれば多少は負け額も減るが、それでも11、12月の負けっぷりはすごかった。
この頃の環境をみると、すでに株式市場は米国発のサブプライムローン問題で大荒れ
だった。NYダウが200~300ドル下げることも珍しくなく、それに引きずられ日経平均も
暴落した。問題が大きく取り沙汰されたリーマンショックは2008年であったが、その引き金
はこの年にあったと言える。2007年後半から暗雲立ちこめており、当時のデイトレメモを
読むと年末にかけてはかなりの地合いの悪さだったことが窺える。
そんな状況だったので、下がった銘柄を持越しての逆張りはかなり危険だった。まして私が
好んで触る銘柄は100円かそれ以下の、いわゆるボロ株が多かったので、倒産のリスクも
あったし余計持ち越しは危険だった。
メモを読んでいると、10万とか20万とかの含み損を抱えていても平気で持越しをして、
大怪我をするパターンが本当に多く、「なんでもっと早く切らないんだろう」と歯がゆくなって
しまう。また、お腹いっぱい大量の含み損を抱えて身動き取れなくなり、「ぜひ明日こそNY
が大きく上がってほしい」なんてお祈りし、翌日ドカンと負けているのを読むと、自分で書い
たのに情けなくて読むのが少し辛くなってくるほどだ。
今だからこそ分ることだが、資金が急激に増えてもそれに耐えられる精神力や技術、
ひっくるめて技量、がなければ資金はまた元の位置に戻るのだ。当時はまだこの技量が
足りなかったと思う。勝って資金が増えたら増えただけロットを増やしていった。そうする
ものだと思っていた。なぜなら、よくデイトレの入門書なんかには複利を利かせば数十万
で始めても1年で数倍にすることも可能、なんて書かれておりそれを鵜呑みにしたからだ。
だけど、これは言うほどほど簡単なことじゃない。確かに複利の計算ではその通りかも
しれないが、入門書なんかにそういう絵空事を書いてしまうのは、ある意味良し悪しだと
思う。資金が増えれば増えるほど、同じ率で増やすのは難しくなるからだ。資金が増え
たら増えただけ扱いが難しくなってくる。
大型トラックやバスと軽自動車の運転が同じ技術でできるはずがない。大きな車を運転
できる人ならば優れた車両感覚が身についているので、軽自動車の運転は造作もない
だろうが、逆は簡単ではない。大きな車を運転するには特殊免許(技術)が必要であるの
と同じように、デイトレであっても大きなお金を動かすにはそれなりの技量が必要なのだ。
もちろん、100万も1000万も同じくらいの「小さなお金」とみなす、ある意味始めから
箍(たが)が外れた、人もいるかもしれないが、私はそうではない。100万くらいだったら
まだしも400万だと大金と意識した。大金を手にして浮かれたとも言えるし、逆にある意味
高いところでびびったと言えるかもしれない。
いずれにしても当時の自分にはまだ300~400万という大金を扱うには早かったという
ことだと思う。何かの拍子で400万近くまで辿り着いたが、すぐに門前払いを喰らったよう
なものだ。少しくらい運良く勝てても、技量が伴わなければすぐまた元のさやに戻るという
ことなのだ。2007年の末時点で資金は220万にまで減った。その時はだいぶ減らしたと
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プロフィール
HN:
ねぶくろ
性別:
男性
趣味:
オセロ、ジョギング
自己紹介:
株で生活資金を稼ぐ予定で、資格試験の勉強中。
しかし、見通しが甘く生活費の出金を含めて資金は減り続け400万→100万にまで減少。
まさにがけっぷち、これ以上大きく負ければ即、
退場→職探しコースが待っている。
しかし、見通しが甘く生活費の出金を含めて資金は減り続け400万→100万にまで減少。
まさにがけっぷち、これ以上大きく負ければ即、
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