1757 東邦グローバルアソシエの動き

11月12日、13日と連続して1757 東邦グローバルアソシエはIRを出した。

11月12日　ロシアプロジェクト[人工島建設]に関する進捗について
11月13日　四半期報告書提出遅延に関するお知らせ

12日発表分につては頑張っていることをアピールしているだけで実際の
詳細な進捗状況が書かれている訳ではない。そのため、これがIRと呼べる
かどうかは疑問だと思う。

中でも13日分の「今後一年間の安定的な資金繰りの確定に関して疑義が生じ」
という一節がかなり気になる。提出期限の２週間後である11月28日までに出
すと書いているが、この日までに出せなかったら管理ポストに指定されるのは
確実であり、例え出したとしても大証が内容に疑義を付けることもある。
そして１ヶ月以内に出せなければ上場廃止が決定になってしまうと思う。

そういう意味で今回の13日分のIRは大きな意味を持ち管理ポストにリーチが
かかった状態になってしまったと言えるのではないだろか。

何の情報もないまま12日まで短期間で大きな下落をし、12日の取引終了後に
人工島建設のIRを出した。不安だった投資家の安心を誘って翌日株価が急騰
する。しかし、13日の取引終了後に報告書提出遅延のIRを出したので、一旦
戻した株価は14日またさらに下落することが予想できる。

株価の動きとIRのタイミングはとても無関係には思えず、仕手株の代表とも
言える1757 東邦グローバルアソシエの恐ろしさを感じた。

昨晩米ダウが500ドル以上の上げとなり14日の市場は一旦全面高になる模様
だがこの銘柄は下への圧力が強くなりそうだ。

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