生活費(15万/月)を稼ぐことができず、失敗するまでのデイトレ日記です。
第二週目。しょっぱな月曜(7日)はものの見事に大負けした。伏線があってそれを必ず回収
するわかりやすい時代劇のように、綺麗にドカンとやられた。銘柄はこれまたいつもの
9501  東電力。

寄り付きから大きくGDしたうえ、寄った後も一方的な下落でまったくリバらせてもらえなかった。
前日終値が528円、寄り519円だったが10分ほどで500円まで到達してしまった。ここでわずか
ほど小休止となり、損切りしようかと思ったがすでに数十万の含み損だったので怖くて切れなく
なってしまった。だがここが最後の逃げ場だった。
   
小休止も10分ほどで、その後500円を抜けるとさらに一気に下に突き抜け9時半前には早くも
490円まで割ってしまった。その後も戻りを期待して1時間以上粘ってしまったが、戻すどころか
480円まで抜けそうになった。ここでようやく観念し484円で全部投げた。130万の損失だった。

いま日中足を見返してみてもたしかに私が食らいそうな形だ。だが負けるにしても大やけどを
負うかはその時の心の持ちように依る。かすり傷程度で済む場合もある。本来なら損切り
ツールが作動し、50万以内くらいの損失に収まるはずだったが、これがうまく動かなかった。

ただ問題は動かないと分かってもすぐに投げられなかったことだ。今から思えばやはり先週
金曜の時点で自滅トリガーに手をかけてしまったのだと思う。「手をかけた!」と思っても
それを抑えられないところが意志の弱さ。トリガーに手をかけた以上、引きたくなる衝動は
半ば必然だった。なんと心が弱いのだろう。

引け後に今月も愚痴日記を書いて少しでも気持ちを静めようとしたが、焼け石に水だったかも
しれない。以降も転落の流れを食い止めることはできなかった。

翌火曜(8日)は三日ぶりに勝てたが、木曜(10日)、金曜(11日)と再び連敗。1815  鉄建
や7990  グローブライのナイアガラに捕まり、買って数分で10~20万負けた。他にもやること
なすことことごとく裏目に出た。ふと周りを見渡せば、地合いも再びだいぶよくなってきて
日経平均も大きく上昇していた。それが自分の力不足を強調するようで心が折れそうになった。
集中力も欠けてきたように感じた。
10月月間成績
週目 日付 収支
第1週 (30日~04日) -382,000
第2週 (07日~11日) -1,279,000
第3週 (14日~18日) -1,013,000
第4週 (21日~25日) 460,000
第5週 (28日~31日) 789,000
合計   -1,425,000
資金   33,618,352

ボロ負けの10月だった。

先月に続いての連敗で自分の力のなさを痛感した。月間で7敗と負け数も普段より多いが、
なにより100万以上負けた日が3日もあったのが大きい。相場が盛り上がり、出来高とボラが
あった6月までならまだしも、勝っても1日あたり10万いくかどうかという今月の状況での1日
100万は大きすぎた。

少しくらいコツコツ積み上げても、大波で一気に持ってゆかれる感じだ。しかも真っさらに
なるんじゃなくえぐってゆくから、資金はみるみる減ってゆく。先月からずっと負けっぱなしで、
月の収支でもプラスの期間がほとんどなくなってしまった。だんだんプラスにできるイメージが
持てなくなってしまった。

前置きは早々にして、それではさっそく今月の内容に入りたい。いつも通り週間で取引を
追ってみる。

まずは第一週目。相場の雰囲気がやや悪くなってきたように感じた。先月負けたあとだし、
高値からの急落も怖いので慎重に指そうと心がけていた。取ったり取られたりだったが、
木曜(3日)まではなんとか少しプラスだった。だが、金曜(4日)一気にマイ転した。
6674  GSユアサ、1815  鉄建、8101  GSIクレオスなどで幅広くやられ30万ほど負けて
しまった。

今から思えば、この時点ではマイ転したとは言えまだそれほど大きな額ではないし、月の
出だしでもある。このあと慎重にやればまだまだ十分取り戻せるチャンスはあったと思う。
しかし、ここでまた自分の中で鬼が目覚めてしまったのを感じた。大きく取りたい衝動が
ふつふつと沸き上がってしまったのだ。

引け後にデイトレメモを書いている最中、自分でもこの心境はかなり危険だと感じた。そこで
この日は締めくくりに赤字で大きく「絶対月曜気をつけろ!!」と書いた。普段ならそんな
ことは滅多に書かない。50万、100万負けてもいちいちそんなこと書かない。

でもこの時ばかりはすごく危ない気がしたのだ。もう何年も株をやっていると自分で自分が
ダメな方に向かっているのは分かるものだ。「あっ、いまこれをやっちゃダメだよな」という
ことをやろうとしてると感じるのだ。なんとしても抑えないといけないと思った。

しかしそれでもまだこの時はまだ甘かった。金曜の負け額はそんなに大きくないし、忘れっ
ぽい私であるので土日を挟めばまたスッキリして取り組めるのではないかと高をくくって
しまった。
だからこそ今月は負けたと思う、負けを認める必要があると思った。あえて言えば、たかが
目先の30万、45万にこだわったところで、長い目で見ればそれが何になるのかと思う。
いままではそう思えなかったが、そう思わないといけないのだ。これからも長く続けたいなら、
今月わずかに負けたとしても翌月以降しっかりした取引をすれば問題はない。

むしろ普通の心境でやって普通に勝てたならなんの文句もないが、もし気張って運良く勝てた
結果ならそっちの方が大問題だ。その場はよくとも後でその何倍ものしっぺ返しをもらうことに
なる。これはこれまでの株人生の経験から言って確実だ。

ついでにもう一つこれまでの経験から言えば、普通の心境で取り組めるほどベストな日は
ないということだ。逆にいうとどんな日であろうと普通の心境で取り組まなければならない。
強い精神力の人なら何の問題もないかもしれないが、私は弱い人間だ。プラ転がかかる
「最終日」と意識することによって取引が乱れるならはじめから負けたことにしたい。勝負は
そんなところでするものではない。

私はとかく勝ちたい欲が強すぎるのかもしれない。だから大負けするのだ。1815  鉄建での
大失敗を忘れないためにも、今月は負けて終える必要があると思った。さっき言った順張りの
やり方も少しずつ試してゆきたい。メイン口座の岡三ではすぐに実践しないが、100万くらい
失ってもいいと腹をくくってサブのクリックの口座などで試してみたい(凍結されていた
クリックの口座は7月に解除された)。

デイトレで食っている私に元手は何もない。あるのはただ自分の体とわずかばかりの資金のみ。
金(かね)から金(かね)を増やそうとする私にとって、その時点での金(かね)が自分の血肉
そのものであるといっても過言ではない。その意味で6月はたった2日で1/3強をもがれることが
あった。普通の人は1/3も血を抜かれたら生きてゆけない。致命傷だ。今月もたった1日で1割
以上を失った。

「勝った感」を求めすぎるから、潔く負けられずドカンと負けるのだと思う。来月からもっと
負けを受け入れたい。常に正反対のことをいう自分を脇に置き、どんなに自信があっても
もしかしたら自分は間違っているんじゃないかと、もう一人の自分が戒めるようになりたいし、
その芽は摘まないようにしなければならない。「勝った感」を求めすぎず負けを受け入れる。
難しいがこれができないと生き残れないと悟りたい。

本来ならこの後、週間で取引を追ってゆく。今月はこれに加え、30銘柄以上も獲得した9月
優待のことや、初めてやって失敗した松井での分売などを書こうと思っていた。だけど一番
大事だと思うことを最初に書いたらあとはどうでもよくなってしまった。最近にしてはちょっと
短めだが今月はこれで終わりにしたい。

今月これだけの負けですんだことに感謝したい。
ちょっと脱線してしまったので話を元に戻す。

誰だって負けたくない。だけど勝とうとすると利益は遠のき、負けを受け入れると利益はやって
くる。まるで禅問答のようだ。さきに月間成績は丸一日がかりで書くのに時間がかかって
しまうから、今日書くことにしたと言ったが、今書くことにしたのには実はもう一つ理由がある。

それは負けを受け入れるためだ。ちょっと余談気味の細かい話になるが、正確な数字を
書いておくと、はじめに載せた収支の表では今月19万ほどのマイナスとなっているが、
実際にはあともう10万ほど損失は上乗せされる。

先月と今月の権利落ち日にかけて空売りをした配当金約20万を支払わなければならない
からだ。うち10万ほどは優待取り用のクロスであり後に現物分の受取りと相殺できるので
これは除くと、あとの10万は裸で空売りをした分でこれが損失額となる。

支払いする配当金は岡三オンラインのHP上では「予想配当拘束金額」として表示されている。
現時点で資金は拘束されているがまだ引かれてはいないようだ。先月(8月)の優待取り分も
まだ引かれていないから、正確には分からないが実際に引かれるのは配当直前の2~3ヶ月後
ということかもしれない。「引くなら早く引いてくれー」という思いだがそういう制度なら
仕方ない。

話を進めると、結局19万に加えてあと10万、つまり30万弱ほど実際には今月負けていると
いうことだ。でも30万ほどであれば勝った日は平均それくらいなので無理しなくても勝てない
額ではない。株で食っているものの立場として厳密に言えば、生活費分を加え、さらにあと
15万は勝たないと本当のプラスにはならないが、この45万とて勝てない額ではない。

来週月曜は普通にやっても30万、うまくやれば45万くらい勝つことも可能かもしれない。
でもここで負けておくことが大事であると思った。負けておくなんて偉そうにいったが、当然
普通にやって普通に負けることも大いにあるだろう。でもこのままやればどうしても決戦の
月曜日という感じで、少なからず気張ってやってしまいそうだ。そうすれば勝つどころか、
月曜ドカンと負けて損失をさらに大きく拡大させる可能性も大きい。そうなったら目も当て
られない。
今月は1815  鉄建や1861  熊谷組など、数日で倍以上にまで跳ねあがる建設低位が
続出したが、これで大きく勝てるのは順張りだけだ。いままで数多くのだまし上げなどで失敗
したとしても、今回の上昇に乗れれば一気に資産倍増ということも可能だろう。

この規模のお祭りは確かに滅多にないがそれでも2年前(2011年)の震災直後にあったし、
さらにもっと前で言えば、もう3年目のリーマンショックの翌年(2009年)にも大規模なものが
あったと思う。毎年はないが、2~3年おきにはあるということだ。2~3年おきに資産を倍増
できるなら、それまでの失敗の損失を加味しても決して悪くない話だ。「損して得取れ」とも
言えるだろう。

それに今回のオリンピック開催決定といい、きっかけはわりとわかりやすいことも多い。
それを踏まえれば普段は爪を研いでいて、ここぞという時に入るようにすればリスクも少ない
はずだ。

だがそれができない。10日のうち9日負ける(損する)のが辛くて悔しくてできない。言い訳を
するわけではないが、10日のうち9日の負けを許容できる精神力は並大抵ではないと思う。
自分がやっていることが正しいと信じる強い信念が必要だし、そもそも毎回スパッと損切り
できる強い意志が必要だからだ。負けても負けてもいつか来るドカン勝ちのためにスパッと
投げる。この精神力は尋常ではない。

仮にもし今なら多少資金に余裕があるので2~3年待つという方法も可能かもしれないが、
その前は通じない。3年前は1千万以下、5年前は100万台だった。100万だったら2~3年
待つどころか、1年も満たずに飢え死にしてしまう。

そのため損大利小だろうがコツコツドカンだろうが、とにかく目の前の1万が欲しかった。
負けを許容できる精神力が足りなかったというのももちろんあるが、時にドカンと負け、
大きな利は逃しても、日々コツコツ勝ってゆくのが自分の性分にも合っていたのだと思う。
そう思うと大きく勝つやり方というのはそれまでの下積み(負け)と精神的負荷に対する
対価だとも思う。

パイロットと言う会社が発売し、近年大ヒットとなった消せるボールペン(フリクションボール)
は30年以上もの開発期間を経てようやくヒットに結びついた商品だ。成功するという開発者
の向上心はすごいし艱難辛苦を味わった甲斐があったと思う。でももっと賞賛すべきは長年
結果が出なくても開発を許した経営者の先見の明にあると思う。一度勤めたらほとんどの人が
定年まで辞めない離職率の低さにも社風の良さが出ている。成功の裏には多くの失敗や苦労
の積み重ねがあると思った方がいいかもしれない。
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使い方はここを参照
2014/7/22 改訂対応
手数料計算(現物)
2013年8月時点
現物

手数料 
片道無料 
手数料計算(信用)
2013年8月時点
信用

手数料 
片道無料 
プロフィール
HN:
ねぶくろ
性別:
男性
趣味:
オセロ、ジョギング
自己紹介:
株で生活資金を稼ぐ予定で、資格試験の勉強中。

しかし、見通しが甘く生活費の出金を含めて資金は減り続け400万→100万にまで減少。

まさにがけっぷち、これ以上大きく負ければ即、
退場→職探しコースが待っている。
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