生活費(15万/月)を稼ぐことができず、失敗するまでのデイトレ日記です。
この後は、ここ最近の自分の頭の中での葛藤を言葉にして整理してみたい。
繰り返しになるが、取引の結果はつくづく自分との対話と約束に帰結するということだ。

たとえば取引後の脳内ミーティングで
「自分A:今日はここがダメだったから明日はこうしよう。」
「自分B:うん、わかった。そうしよう。」
と決めたとする。でも守れない、次の日破るのだ。

そうして次の日
「自分A:昨日言ったこと守ってないじゃん、ちゃんとしてくれよ。簡単なことだろ。」
「自分B:悪かったよ、ごめん。でもつい我慢できなくなっちゃって…。
でもだったら明日はお前がやれよ。」
そうして今度はダメだしする方(調教師)と取引する方(競走馬)を交代してみる。

また次の日
「自分B:何やってんだよ、自分でも破っているじゃんかよ。昨日簡単だって言ってたよな。」
「自分A:…ごめん、守れなかった。簡単そうに思えたけどやってみるときついな。
俺たち何やってんだろうな。」
という風になる。

約束が守れないと自分の中で葛藤や矛盾が噴出し、だんだん自暴自棄になってくる。お互い守れないのが分かっているから、取引後のミーティングもいい加減で歯止めも効かなくなってくる。結果として実践する方に回ったものは、好き放題やってドカンとやられて帰ってくる。だが反省の弁もなし。

こうなるとお互い相手を信用してないから対話すら成り立たない。関係を修復するのは容易ではない。「お互い」と言ったがこれはどちらも自分自身だ。自分自身が信じられなくなってくるということは致命的だ。

しかしあるときお互い責任をなすりつけあっていたことに気づく。そして一方がこう切り出す。
「自分A:明日は負けても良いから、この一つだけは守ってくれないか。責任は全部俺が持つよ。」
「自分B:なに、負けてもいいのか。わかった、じゃあ頑張ってみるよ。」

次の日
「自分A:やったなあ、今日は勝てたじゃんかよ。やればできるじゃないか。」
「自分B:うん、ありがとう。負けてもいいやと言われて逆にふっきれた感じがするよ。
取引の勝ち負けは決められないけど、自分で決めたことならその通りできるからな。」

一見すると、自分との約束と取引の結果(勝敗)は関係ないようにも思える。だが実際にはかなり深い関連があると思う。2ヶ月近くデイトレ日記を書いてみて自分との約束を完璧に守って負けた日はない。例えば今月一貫して掲げていた「危ないと思ったら板にぶつけて投げろ、ためらうな」は、これを完璧に実践して負けた日は一日もない。

印象的だったのが11月末(11/28)に触った9501  東電力だ。欲張って寄りから1万株入れるが、前日の日記に書いた「明日は負けても仕方ないから…」という言葉が頭に残って潔く切れた。その後プラ転して終えている。

株で食っていてこんなこというのは恥ずかしい限りだが私は損切りが大の苦手だ。まったくできないといっても過言ではない。しかも買値より下がっても抱え込む(ナンピンする)のが常だったので、それをせず一発で切ったことだけでも褒めていいくらいだ。ただ悲しいかな、それもだいたい三日坊主で終わってしまう。その後も「あそこで切っておけば、…」と後悔することばかりで、それが今月の標題につながっている。やっぱり自分との約束をきちんと守るかどうかが、私にとって一番大事なことかもしれない。
最近はサブ口座の話はほとんどしてなかったが、年末なので少し触れておきたい。先に挙げた年間収支には加えてないが、今年はサブ口座トータルで年間300万くらいのプラスになった。

口座は三つあり、今はクリックと松井、カブドットコムにそれぞれ数百万ずつ預けている。使い勝手が悪かったライブスターからは資金を引き揚げた。区分けとしては手数料無料の一日信用が使える松井がデイトレ用、信用手数料が安いクリックが優待(現物保有)兼デイトレ用、一般信用売りができるカブドットコムが優待クロス用といった感じだ。

利益の貢献度から言えば200万以上稼いだ松井が一番大きい。4、5月くらいまでは頻繁に3765  J-ガンホーを触っていたからかもしれない。最近は優待にもかなりはまっていて勉強するのが楽しみだ。それで時々デイトレ日記でも優待、優待と言っているのだ。優待は基本的に費用がかさむものだが、持ち株の含み益や逆日歩取りなどでここも最終的には黒字になった。さっきサブ口座で年間300万くらいと言ったが、これでも去年の年収に匹敵するほどだ。十分多いと思う。

ちょっと脱線するが、最盛期はもっとあった。6月にメインの岡三で9501  東電力から-1200万ドカンを食らうが、この時サブを含めればもっと負けていたのだ。本体の岡三が危険だということでこれを助けるべく、グループ総出で9501  東電力買いに走ったのだ。余力目一杯ということではないが松井とクリックでも数万株ずつ買ってもれなくドボンした。一蓮托生で松井-100万、クリック-30万くらいだったと思う。

本体の損失があまりに甚大でかすんでしまったが、実はこれはこれで大きな被害だった。分社化してもワンマン経営者の鶴の一声ですべて決まるような企業はダメだということがよくわかった。亡くなった東電福島第一原子力発電所の吉田所長のようにたとえトップの判断に背いてでもほんとうに正しいと思うこと、「だったらうちは売りで入ります」くらいの気概をもった社員(もう一人の自分)が欲しい。

話を元に戻すと、今年は他に分売やIPOなども申し込んでみた。後半はIPOラッシュだったのでIPO用としてSBIにも口座を作ってみた。まあIPOは結局一度も当たらなかったので今は資金をほとんど引き揚げてしまったが...。カブドットコムにも申し込んだがこちらも全部はずれ。本当に当たらないものだ。

さらに岡三で3月から先物も200万で始めている。株と同じで初めはおもちゃのようで楽しく、キャッキャッいいながら触ってしまった。半年くらいはプラスとマイナスを行ったり来たりしていたと思う。しかしやっぱりドカン負けも多く、秋以降は自重し、頻度を減らしていった。

レバレッジも効いて先物は株以上に恐ろしいと感じる。手応えもまだない。まだ資金は残しているが今月は一度も触らず、すでに半ば撤退したとも言える状況だ。だそれでも最終的に年間25万ほどのプラスになったのがありがたい。来年は確定申告をしないといけない。先物も株みたいに源泉徴収できるとありがたい。そこが株と違ってちょっとめんどうだ。
この後は、ここ数年お決まりになった年間収支をみながら今年を振り返ってみたい。

年間成績
収支
1月 2,905,000
2月 2,669,000
3月 2,622,000
4月 6,713,000
5月 16,215,00
6月 -2,666,000
7月 1,487,000
8月 2,852,000
9月 -190,000
10月 -1,425,000
11月 405,000
12月 517,000
合計 32,104,000

3000万も勝てたなんて自分でもびっくりした。忘れっぽいせいか、9月以降のだめだめ取引ばかり印象が強く、そのまえ勝てていたことなんてほとんど頭からすっぽり抜け落ちていた。今年はもともと770万でスタートしているからそれを考えれば十分頑張った、あり得ないほどの好成績と言えるだろう。

正直言って上げ相場には今でも苦手意識がある。買いでは順張りに乗れず焦りが貯まる一方、空売りでドカンとやられるリスクが高いからだ。しかしそれを上回るほどの圧倒的ボラと出来高で勝たせてもらったのが前半だった。5・23まではまさに入れ食い状態であり、デイトレ天国だった。少しでも落ちたところを拾っておけばすぐさま怒濤の買い戻しが入って利確させてもらえた。損切りがほとんど必要なかった。今ならはっきり言えるがバブルかそうじゃないかと聞かれれば、間違いなく前者だったと思う。

でも去年もそうだったが前半で1年の食いぶちをほぼ稼いでしまうと後半だらけてしまう。浮かれ気分で次第に気持ちも緩んできたのだろう、6月は大きく負け越した。この時はなんとか立て直したが気持ちをキープできたのも8月まで。その後9・10月と連敗し、次第に月間をプラスで終えることすら容易ではなくなっていった。相場は落ち着いてきたが9月につまずいたとき負けを早く取り返さなくちゃと焦って、ますますどつぼに嵌まっていった。泥沼に落ちたとき暴れるとますます抜け出せなくなるような感じだ。

例年7~9月は夏枯れで出来高も減りデイトレも難しくなってくるが、それが必ずしも収支とは直結しない。出来高が今年いちばん少なかった8月は結構なプラスで終えているし、以降もとりとめて大きく相場が変わったとか、地合いが崩れたということもない。たしかに出来高は今年前半がピークだったが、それは今年だけみた話。後半とて、アベノミクスが始まる前、無限信用が始まる前の去年までと比べたらありがたすぎるほどだ。相場は悪くない、変わったのは自分なのだ。すべて自分で勝手に転落していったのだ。

月間三連敗を阻止するべく、11月からついにデイトレ日記も再開した。そこでかろうじて正気に戻れた気がする。日記を再開してなかったらさらに負けていたことはほぼ確実だろう。再開してよかった。

「天は自ら助くるものを助く」というが、これは本当だと思う。穿った見方をすれば「結局自分が頑張ったから助かっただけじゃん、ぜんぜん神様とか関係ないだろう」と言えなくもない。

でもそれでもいいのだ。神様にすがろうとすること自体に甘えがある。基本的にはないものと考えるが、いざ何かいいことがあったとき「ああ助かったなあ」、「相場の神様に助けてもらったなあ」と思うくらいがちょうどいいのだ。全部が全部、自分の力だと思うとごう慢になる。いつも謙虚な気持ちであり続けなければならない。それを無くした時が大負けする時だと覚えておきたい。
前置きがながくなってしまった、これから本題に入りたい。ただ今月はフルでデイトレ日記を書いているのでいつものように週間で追うことは割愛することにする。今月はこのあと年間成績も載せるため、ただでさえ書きたいことが多いのだ。

それでは簡単に振り返ってみたい。

デイトレ日記を再開して二ヶ月目に突入した今月だったが、危なっかしい取引は相変わらずだった。ひと言でいえば、相場に対する取り組みがまだまだ甘かったと思う。それは損切りの遅さに如実に表れた。損切りが遅いのは以前からであるが、危機意識があるときとないときとではやっぱり違う。

地合いがいいからまあいいかと含み損でも粘って20万も負けた3003  ヒューリック(20日(金))然り、一度助かってもう触らないでおこうと思いつつ触って50万も負けた9501  東電力(25日(水))然りだ。どちらもそもそものINが甘かったというのもあるが、どちらもそれなりの逃げ場があったのに見逃している。あと一歩、あとちょっとというところをためらい、成りで投げ切れてない。

結局これは自分に負けているのだ。自分に負けるとは、自分で決めた約束をきっちり果たせていないということだ。約束とはなにも損切りラインで投げるということだけではない。もっと広い意味、低レベルな約束もある。例えばある銘柄を一切触らないだとか、空売りしない、ロットを減らす、などがそうだ。これらも大事な約束だ。

これらは一秒で数万違うような、明らかに切羽詰まった時に下す判断とは心理的負担が違う。だいぶ軽いはずだ。それなのにそれすらまだ怪しいのが実情だ。そんな者がいざスパッと損切りできるはずもない。

私にとってデイトレ日記とは自分自身を見つめ、自分自身と対話する場所である。いざという時スパッと損切りできるにはまだ遠いかもしれないが、それでも簡単な約束、「3003  ヒューリックを触らない」などで自分との約束を果たし、守る癖を付けさせようとしたのが今月だった。これをするために日記を書いていると言っても過言ではない。

スパッとした損切りはまだまだ不十分だが、そうした低レベルの約束はなんとか守った。だからこそ今月は勝たせてもらったと思う。日記を再開してなかったらこれすらぐだぐだになっていたはずだ。だからデイトレ日記は大いに効果があったと思う。相場は生き馬の目を抜くような戦場かもしれないが、私にとっては目に見えない相手に勝とうとするより、まずは自分自身に負けないことのほうが先のような気がする。そう思った今月だった。
12月月間成績
週目 日付 収支
第1週 (02日~06日) 160,000
第2週 (09日~13日) 432,000
第3週 (16日~20日) 135,000
第4週 (14日~27日) -250,000
第5週 (30日~30日) 59,000
合計   536,000
資金   10,641,422

よかったあ、今月も勝たせてもらえた。

いつもなら手数料を多めに引いた分を還付金として第五週に加算するところだが今月は逆。足りなくて最後に3万ほど引いた。今月から手数料プランがプラチナに降格したことと、月末三日だけではあるが税金が20%にアップしたことが多少影響しているかもしれない。今月はこれらを考慮せず、先月と同じ計算式で手数料を算出していた。

ただそれでも見通しではマイナスにはならないはずだった。ではどうして3万もマイナスになったかと言うと9月の権利落ち前日に8601  大和証Gなどで裸の空売りをし、その分の支払い配当が今月発生したためだ。けっこう大きな額で15万もあった。これは9月の負の遺産とも言えるものであり、本来今月の取引とは全く関係ないものだ。9月の収支に計上しておくべきだった。

ただもう過ぎちゃったので仕方がない。資金とのつじつまが合わなくなってしまうので、今月分として計上する。実は負の遺産はまだある。10月の4666 パーク24で、こっちはクロスなので配当は相殺できるはずだが、拘束されている金額が大きい。5千株分の配当20万分がまだがっちり捕まれている。

資金1000万で再スタートした11月以降、岡三で優待取りはしてないのだが、10月までは取引と優待取りをぜんぶ岡三一本でやっていた。減資する前だったら20~30万拘束されても大した額じゃなかったかもしれないが、急きょ11月にガクンと資金を減らしたものだから大変なことになった。

恥ずかしながら、優待しか興味がなかったから配当金としてこんなにも拘束されているとは思わなかった。そのため数字上はきっちり1000万の資金があるが、使える額が実際よりかなり少なかったのだ。11月当初は、確かに1/3以下には減らしたけれどもこんなにも余力が減るものかと愕然としたものだ。何もできなくて、手足をぎちぎちに縛られた感じすらした。そう思うのも当然だったのだ。

実際には9月だけで30近くの銘柄をクロスしていたので配当金はこんなものじゃ収まらない。詳細には把握してないが10月分と合わせてざっくり50万近くあったかもしれない。我ながらいつもの無鉄砲さがよく出てしまったなあと思う。

まだ最後の大物4666 パーク24が残っているとは言え、今月で山場は超えたと思う。今月半ば過ぎくらいから、ふっと体が軽くなったように感じたのを覚えている。取引で勝って余力が少しずつ増えたせいかなと思っていたがこればかりではなかった。今にして思えばこれは9月分の配当金が精算されていったからかもしれない。全部自分でやったこととは言え、11月以降大変な重荷を背負わせてしまった。今後は気をつけたい。
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最高逆日歩計算機
株価
売買単位
日数
権利付最終日 はい
注意喚起 はい
異常な貸株 はい
使い方はここを参照
2014/7/22 改訂対応
手数料計算(現物)
2013年8月時点
現物

手数料 
片道無料 
手数料計算(信用)
2013年8月時点
信用

手数料 
片道無料 
プロフィール
HN:
ねぶくろ
性別:
男性
趣味:
オセロ、ジョギング
自己紹介:
株で生活資金を稼ぐ予定で、資格試験の勉強中。

しかし、見通しが甘く生活費の出金を含めて資金は減り続け400万→100万にまで減少。

まさにがけっぷち、これ以上大きく負ければ即、
退場→職探しコースが待っている。
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