生活費(15万/月)を稼ぐことができず、失敗するまでのデイトレ日記です。
第三週目。この週のメインは2315  J-SJIだった。さっきも言ったように全体としては動く銘柄はそれほど多くないのだが、今月は週替わりでスポットライトを浴びる銘柄が登場してくれたので手持ちぶさたにはならなかった。

ただここもやっぱり一筋縄ではなかった。ぞっとしたのが16日(火)の動きだ。前日の急騰のあと調整模様で終止マイナス圏で推移(75円前後)していたのだが、後場14時過ぎに突如吹き上がり、前日の高値をあっという間に更新(最高値92円)した。

しかし最後の10分で20円ほど落ち、終値は71円。行って来いどころかむしろえぐっている勢いだ。私は落ちるナイフを見ると血が騒ぐ。こういう時、普通なら手掴みして血みどろになるのが私のスタイルだ。喰らってしまえば一瞬で10万くらいは簡単に負けるだろう。でも急落のさいちゅう、何度も何度も指値を入れるが、ことごとく直前になって取り消した。危機意識が働き、被害はなかった。なぜかここでも冷静でいられたのが良かった。

第四週目。5204  石塚硝と5007  コスモ石を追いかけていた。でも動くのでどうしても目に付くが、5007  コスモ石はともかく、5204  石塚硝の方は動きがうさん臭くて、あまり関わらないよう片目を閉じたくらいの心持ちで取り組んだ。それが幸いしてか、ここもかなりトリッキーな動きだったが大きく喰らわずに済んだ。

第五週目。12月も最後の最後に至り、日経平均は二日間で350円も下げた。だがボロ・低位はよそ以上に強く、あっちはあっち、こっちはこっちという感じだった。むしろ高値引けする銘柄もちらほらあり、日経平均との乖離が大きかったと思う。



ちょっと全体的な話になるが今年の傾向としてボロ・低位株の強さが際立ち、12月はそれを象徴する月だったと思う。上の図は年初を100と指数化した場合での日経平均、東証二部、マザーズ、JASDAQのチャートだ。これをみると日経平均も10%ほど上昇したことが分かるが、20%以上上昇した二部がダントツの強さだったことが分かる。ボロ・低位株はこの二部との連動性が高く、優待株もほぼこれに準ずる動きだったと思う。私が普段みている銘柄のチャートはほとんどこれだから体感的には日経平均が50%近くも上昇した去年より今年のほうが強く感じるのはそのせいかもしれない。

また私自身に関しては月末ドカンの確率がかなり高く、年の締めくくりでもある今月は特に警戒した。そのため最終週の二日はほとんど触れなかったが、とにかく大負けだけはしないように気をつけていたので、これで良かったと思う。
第一週目。先月から大きく動いていたが、今月前半は8789  M-フィンテックの週だった。私の好きな100~200円台の低位でありながら、板にそこそこ厚みがあり出来高も多く、ボラも大きい。だから毎日こればかり追いかけていたが、逆にのめり込みすぎて振り回されることが多かった。

結果として他でカバーできたので週間でなんとかプラスは確保できたものの、8789  M-フィンテック個別でみれば週間で10万くらい負けてしまった。ただし、先月までの反省からこの手の急騰に対して空売りだけは絶対しないでおこうと決めていた。買いで負ける分でも売りで大負けだけはしたくなかった。この最低限の自己抑制ができたことが良かったと思う。第一週目は今月で一番成績が良くなかったが、この自己抑制の意識がのちのち効いてきたように思う。

第二週目。この週よく触ったのが、3528  プロスペクトと3209  カネヨウだった。全体としては大きく動く銘柄は少ないものの、3528  プロスペクトにしろ、3209  カネヨウにしろ、年末に至り、一度スイッチが入ったボロ・低位株の荒っぽさは凄まじかった。

これくらいの銘柄だと僅か10分ほどで株価は±10%くらい変動することも珍しくない。ジェットコースターのようで見ていて飽きないが、逆に見過ぎてどっぷりのめり込まれないようにするのが大変だった。この週もデイトレ自体は取ったり取られたりだったが、翌朝GUを期待しての持ち越しがどちらも上手くいったのが利益に大きく貢献した。
12月月間成績
週目 日付 収支
第1週 (01日~05日) 68,000
第2週 (08日~12日) 93,000
第3週 (15日~19日) 200,000
第4週 (22日~26日) 138,000
第5週 (29日~30日) 423,000
合計   922,000
資金   3,021,549

今月はたくさん勝たせてもらえてありがたい。

減資してからこんなにも勝たせてもらえたのははじめてだと思う。でも金額もさることながら週間で負けなしだったのも嬉しい。調べてみたら週間で負けなしだったのは今年6月以来、半年ぶりだった。全体的には今月は21営業日中負けた日が6日あった。この負け数は普段より少し多めくらいだ。9月から11月まで負け数はいずれも4日だった。

それにも関わらず、これだけの利益を残せたということは、週間で負けなしだったことを鑑みても大負けが少なかったことを意味する。コツコツ負けていたということだ。今月一銘柄で一番大きく負けたのは12日(金)4004  昭電工での-15万だったが、これくらいだとまずまず踏ん張れたかと思えてくる。先月まで毎月40万も50万も当たり前のようにドカンドカンやらかしていたことを考えれば、確かに痛いには痛いが、ドカンとまでは言えないような気もするのだ。

いつの月もそうだが私の場合その月がちゃんとやれたかどうかは損切りがちゃんとできたかに掛かっていると言っても過言ではない。それくらい私は損切りが苦手であり、一発ドカンをもらいやすく、それが収支を不安定にさせていた。他の月に比べて個別銘柄の動きがどうだったとか、地合いがどうだったとかは敢えて触れない。触れたとしても今月が特段易しい月だったということではないのは確かだ。あくまで今月だけの話だが、その損切りがそこそこできたのではないかと思う。

それと今月の利益で資金が元本である300万を確保できたことも嬉しい。年間成績についてもこのあと触れるが、今年は3月から資金100万に減らし8月から200万追加し300万でやってきたが、いっときも資金が元本を超えることはなかった。だが師走の最終週に至り、元本を回復できた。

これをみて一目でわかることがある。それは悪戦苦闘しながらもメインの岡三で3月以降ほとんどの食いぶちを確保できたということだ。例え資金が増えていなくとも減っていなければもうそれだけで最低限食えたことを意味する。厳密には、確かに今年はボロ負けし過ぎて生活費をほとんど出金できなかった月もあるが、岡三単独でもほぼ食いぶちを確保できたことは何より嬉しく思う。

それでは週間でみてみたい。
月間成績はもしかしたら大晦日に間に合わず元旦朝になってしまうかもしれません。
すみませんが、よろしくお願いいたします。

↓おまけ
月光浴 / 柴田淳
じゃあ誰が儲かっているのか?というと一つは高額の逆日歩を見込んで信用で買った逆日歩取りの人が挙げられるだろう。逆日歩日数が多い月は確かに妙味がある。ただしこれにもリスクはある。配当(厳密には配当落調整金)はもらえるが権利落ち分の下げをもろにくらうので逆日歩以上に下げたら元も子もないからだ。それにそもそも逆日歩が付くかどうかも約束されたものではないのだ。

もう一つは最終権利付日に売った人だ。この人が本命であり、合理性で言えば一番賢い人だ。優待をもらう代わりに値上がり益をゲットするやり方だ。仮に株価が毎年ほぼ横ばいであるが人気のある銘柄であるならば、優待月を基準に株価がサイクルすると思う。権利落ち日に買って翌年の最終権利付日に売るという作業を繰り返すだけで優待+配当分以上に現金(利益)が手に入るケースが多いと思う。ただこんな事は優待をやっている人ならみんな知っていることだ。

ではなぜこんな事が毎年起こるのか。それはみんな優待が欲しいからだ。1,000円のジャムをもらうほうが、1,000円の値上がり益をもらうより嬉しく感じちゃうのだ。権利落ちの怖さより7630 壱番屋の食事券や2683 魚喜の数の子をもらいたいという願望が勝っちゃうのだ。これは優待マニアになった私にはよく分かる。経済的合理性にそぐわなくとも物につられてワクワクする方を選んでしまうのだ。証券会社から配当が振り込まれたと通知をもらってもそれほど嬉しくないが、宅配で届いた段ボールの箱を空けるときのワクワク感は何とも言えないものがある。

私は今年優待スイングもはじめている。地合いも良かったせいか、さっき挙げた最終権利付日に売るやり方でいくつか値上がり益もゲットできた。ここまではお仕事モードでの話だ。でも本当に優待が欲しい銘柄があったら2倍(2単元)買っておくということもやった。半分は利確するが半分は優待用に取っておくのだ。そうすれば優待も値上がり益も両方ゲットできるのだ。

ただしこれはさっき言ったように経済的合理性で言えばそぐわない。最終権利付日に全部売った方が得だからだ。お金が欲しかったら優待はもらうなというのが厳しい定めなのだ。でもどうしても欲しくて現物で持ち越ししてしまう。こんなジレンマに今年何度も陥った。ここは遊びの部分なのだ。

最後は私の感情の揺れ動きを書いてしまったが、きっと優待好きの人はだいたい同じような心境だろうと思う。儲けたいという欲とそれでも物も欲しいという欲が入り混じって、合理性にはそぐわなくともついポチッと現物で持ってしまう。優待株から様々な人間模様を想像することもできるのだ。全部を合理的で説明できないからこそ株は面白いとも言える。
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片道無料 
プロフィール
HN:
ねぶくろ
性別:
男性
趣味:
オセロ、ジョギング
自己紹介:
株で生活資金を稼ぐ予定で、資格試験の勉強中。

しかし、見通しが甘く生活費の出金を含めて資金は減り続け400万→100万にまで減少。

まさにがけっぷち、これ以上大きく負ければ即、
退場→職探しコースが待っている。
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