生活費(15万/月)を稼ぐことができず、失敗するまでのデイトレ日記です。
サブ口座でたくさん勝たせてもらえたことに絡み、さらに嬉しいこともあった。それはトータルで資産(持ち株の含み損益含む)が5,000万を超えたことだ。当初メインの岡三でここまで不甲斐ない結果になるとは思っておらず、トータルでの年初の資産は把握してないのだが、おそらく年初は4000万台前半だったと思う。

トータルでの総資産を正確に把握するようになったのは、岡三で60万も負けた8月からだ。調べてみると8月末時点ではトータルで生活費は確保できそうなものの、本当にギリギリのラインだった。これから先も岡三でドカンドカン負けようものなら、生活費を引くどころか単純収支でさえプラスにできるかどうか怪しいところだった。

実際、一年もまだ半分近く残っていたし、メインの岡三がとにかく不安定だったので、それに引きずられてサブも壊滅する可能性もあった。しかしそういった懸念とは裏腹に、その後もサブでは着実に貯金を増やせてゆけた。

これは今にして思えばであり、はじめから意図した訳でないのだが、一番リスキーな取引をする岡三の資金をサブ口座より少なくしておくことで私なりのリスク管理ができたということだ。逆に比較的安全な取引をする所には資金を多めに置いておく、この切り分けが上手くいったかもしれない。そもそもの枠が100万ないし300万と小さければ、損失もそれだけに限られる。確かに内部にいれば嵐のような突風が吹き荒れていたとしても、外から見ればコップに吹くさざ波かもしれないということだ。

まとめとして今年は総合力で勝たせてもらえたと思う。利益面においてメイン岡三の不振をサブでカバーしたというのももちろんあるが、取引の内容的に見ても幅が広がったと思うのだ。はっきり言って確かにデイトレ、特に動きの激しい銘柄のスキャの腕は落ちたと思う。半ば以降、低位を除き動きの激しいマザーズやIPOはほとんど触っていない。

でも一方で興味をもった優待株でスイングをはじめたり、そこから派生して優待デイトレや、優待とは関係ないが好業績の銘柄のスイングもはじめたりもした。これは去年まで全くやってなかったことだ。大引け間際に買って翌朝寄りで売るオーバーナイトを岡三で増やしたのも幅が広がった一つと言えるだろう。今まではただ単純に表面的な値動きを追いかけるだけだったが、ものによるが一部の銘柄でその中身まで見るようになって、デイトレで役だったこともあった。
そんな時、毒を以て毒を制すではないが、荒療治としてパズドラを利用したのだ。これが許されるのは自由業であるからだ。もっとも、本当にそれが必要だったかどうかは疑問なところ。気を静めるためにゲームをしようかなと思った時点ですでに案外冷静だったりするのだ。ほんとうに場に飲まれていたら、そんなこと思う余裕すらない。

だからわざわざパズドラをする必要もなかったのかもしれない。本音を言えばただ遊びたかっただけかもしれない。でも良く言えばこれで肩の力が抜けた、メリハリができたと言えるかもしれない。株取引というのはいつでも襟を正してやれば勝てるほど甘くない。ゲームはそれ自体中毒性があるし、本業を差し置いてそれにうつつを抜かすようでは意味がないが、自己コントロールの一つとしてゲームを利用する価値はあるかもしれない。

最終的に今年の食いぶちは確保できなかったので負けたのは間違いない。でも夏くらいまでは単純収支ですらプラスにできるかどうか不安だっただけに終盤少しでも成果を結果として感じられたのは良かったと思う。利益だけ比べれば去年の方が圧倒的だが、その利益も去年は前半だけで後半ダラダラだった。対照的に、今年は逆に前半までダラダラだったが終盤にかけて引き締めることができたのが良かったと思う。ここ2~3年腕が落ちると感じるばかりだったが、負けておいて言うのも難だが今年に関して久々に去年よりは少し上がったかなと思える。去年はただ単に地合いの良さと今までの貯金で勝たせてもらえただけなのだ。今年も確かに地合いはいいが、去年ほど甘くなかった。

サブ口座についても触れてみたい。不甲斐ないメイン岡三をカバーするとまでの意識はないが、今年はサブ口座であるクリックや松井などで合計1,000万くらい稼ぐことができた。でもこんなにも勝てた理由は前にも書いたが、サブはあくまでサブであると思っていたからかもしれない。

矛盾するようだが、岡三があったからこそ他で勝たせてもらえたかもしれないと思うのだ。クリックが調子良かったらからと言って、じゃあ今度はクリックをメインに据えてやればいいかというとそんなこともないと思うのだ。資金の多寡に関わらずメインの看板を背負うだけで、同時に生活費出金のノルマも課される。今度はクリックが毎月稼がなきゃというプレッシャーを背負わないといけなくなるからだ。

今になっても強く思うのは毎月毎月稼がなきゃという無言のプレッシャーは自分が思っている以上に擦り込まれているということだ。株で食っている以上生活費を引く口座が何より大事だ。大事に思うからこそ、逆に自分で自分の手足を縛って触れなくなってしまうこともある。逆に普通なら触らない所でも無理して飛びついたりして負けてしまうことも多々あった。気持ちのコントロールは本当に難しいものだ。
9月以降も落ち着きのない取引は継続した。あまりにドカ負けが多く、10月まで単純収支でプラスは維持するものの、生活費まで届くか届かないくらいのギリギリのラインだった。自分の中で潮目が変わったかなと思えたのは、ようやくつい最近の11月くらいに入ってからだ。8月以降、ボランティアもやめすべて株に精力を注いだが、その成果が少しずつ感じられるようになったのだ。同時に悔しい取引も多くなった。

いままではドカン負けをしたときに、どうしてあの時ナンピンしちゃったのかとか、どうしてあの時、空売りしちゃったのかと、後ろ向きな反省ばかりだったが、あそこで買っておけば良かったとか、あのS高では持ち越すべきだったとか、前向きな反省も増えてきたのだ。ある程度取引に自信も持てるようになったからなのか、春先くらいまでずっと抱いていた何かに追われるような焦りや、イライラ感もいつの間にかなくなっていたように思う。落ち着いて指せるようになっていた。

良いか悪いか両面あるが、気持ちが切り替わったかなと思える象徴として11月末くらいから場中パズドラもはじめたこともある。場中パズドラというのは、ざら場にゲームのパズドラをやってしまうことだ。場中にゲームだなんて去年までだったら絶対考えられないことだ。でも大きな損切りをしたあとや、何とか利確までこぎ着けたが興奮して気持ちが高まっている時など、気持ちを静めるためにやったのだ。これが意外と効果があったように思う。もともと私は大のゲーム好きなのでゲームをするとそっちに気が行ってしまう。

しかし普通は仕事中にゲームするなんてもってのほかだろう。サラリーマンが勤務中にパズドラをしているのがばれたらクビにされても文句は言えない。だがどうしても一旦気持ちをリセットしなければいけない時がある。普通に手を止めようと思っても熱くなっているとなかなか止められない。
このあとは最近の恒例となった年間成績を書いてみたい。

年間成績
収支
1月 1,564,000
2月 -1,000
3月 -1,583,000
4月 41,000
5月 0
6月 181,000
7月 46,000
8月 -612,000
9月 170,000
10月 47,000
11月 497,000
12月 922,000
合計 1,272,000

130万弱の利益であり、結果として今年は食いぶちを確保できなかった。これほどまでに不甲斐ない結果となったのは株で生活するようになって初めてだ。年初は1,000万ほどの資金でスタートしたが、あまりに勝てずあまりに取引が不安定で、こんな奴に1,000万も預けられないとばかりに3月には1/10である100万まで大幅減資した。この日記のタイトルでもあるが元々は資金100万でのスタートであったので、もう一度初心に返ったつもりで自分自身に発破をかけるためだ。

しかしそれでも上手くゆかない。モチベーションが上がらない。そのあと返済はしたが、とうとう80万台にまで資金が減った5月には禁断の負けての入金(いわゆる入金投資法)をやってしまった。これは未だに自分の中での最大級と言っていいほどの汚点であり、恥ずかしいことだ。どんなにボロ株をナンピンしてドカンと負けても良い、どんなに空売りでカチ上げられてS高張りつけの刑にあっても良い。最後に負けたことを素直に受け入れる勇気だけは失ってはいけなかった。

そうしないと前に進めない、株の神様が許さない。大負けしたあと失った資金を補うように入金するということは、その前の自分の失敗から目を背け、失敗を認めていないこと意味する。本当に勝ちたかったら、まして曲がりなりにも株で生活しようとする者ならまっすぐ現実を直視しないといけなかった。絶対に負けての入金だけはしてはいけなかった。

そのツケは相当大きかった。6月以降多少勝てるようになり、8月に200万入金し、300万の元本とした。しかし、その月の生活費も含めてであるが、すぐに100万ほど失い、結局200万入金したはずなのに月末には100万ほどしか増えてなかった。これがあまりに不甲斐なく、ショックだった。自分の中で意識が大きく変わったのはこれ以降だと思う。5月の禁断の入金でも懲りたがまだ足りなかったのだ。
第三週目。この週のメインは2315  J-SJIだった。さっきも言ったように全体としては動く銘柄はそれほど多くないのだが、今月は週替わりでスポットライトを浴びる銘柄が登場してくれたので手持ちぶさたにはならなかった。

ただここもやっぱり一筋縄ではなかった。ぞっとしたのが16日(火)の動きだ。前日の急騰のあと調整模様で終止マイナス圏で推移(75円前後)していたのだが、後場14時過ぎに突如吹き上がり、前日の高値をあっという間に更新(最高値92円)した。

しかし最後の10分で20円ほど落ち、終値は71円。行って来いどころかむしろえぐっている勢いだ。私は落ちるナイフを見ると血が騒ぐ。こういう時、普通なら手掴みして血みどろになるのが私のスタイルだ。喰らってしまえば一瞬で10万くらいは簡単に負けるだろう。でも急落のさいちゅう、何度も何度も指値を入れるが、ことごとく直前になって取り消した。危機意識が働き、被害はなかった。なぜかここでも冷静でいられたのが良かった。

第四週目。5204  石塚硝と5007  コスモ石を追いかけていた。でも動くのでどうしても目に付くが、5007  コスモ石はともかく、5204  石塚硝の方は動きがうさん臭くて、あまり関わらないよう片目を閉じたくらいの心持ちで取り組んだ。それが幸いしてか、ここもかなりトリッキーな動きだったが大きく喰らわずに済んだ。

第五週目。12月も最後の最後に至り、日経平均は二日間で350円も下げた。だがボロ・低位はよそ以上に強く、あっちはあっち、こっちはこっちという感じだった。むしろ高値引けする銘柄もちらほらあり、日経平均との乖離が大きかったと思う。



ちょっと全体的な話になるが今年の傾向としてボロ・低位株の強さが際立ち、12月はそれを象徴する月だったと思う。上の図は年初を100と指数化した場合での日経平均、東証二部、マザーズ、JASDAQのチャートだ。これをみると日経平均も10%ほど上昇したことが分かるが、20%以上上昇した二部がダントツの強さだったことが分かる。ボロ・低位株はこの二部との連動性が高く、優待株もほぼこれに準ずる動きだったと思う。私が普段みている銘柄のチャートはほとんどこれだから体感的には日経平均が50%近くも上昇した去年より今年のほうが強く感じるのはそのせいかもしれない。

また私自身に関しては月末ドカンの確率がかなり高く、年の締めくくりでもある今月は特に警戒した。そのため最終週の二日はほとんど触れなかったが、とにかく大負けだけはしないように気をつけていたので、これで良かったと思う。
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株価
売買単位
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権利付最終日 はい
注意喚起 はい
異常な貸株 はい
使い方はここを参照
2014/7/22 改訂対応
手数料計算(現物)
2013年8月時点
現物

手数料 
片道無料 
手数料計算(信用)
2013年8月時点
信用

手数料 
片道無料 
プロフィール
HN:
ねぶくろ
性別:
男性
趣味:
オセロ、ジョギング
自己紹介:
株で生活資金を稼ぐ予定で、資格試験の勉強中。

しかし、見通しが甘く生活費の出金を含めて資金は減り続け400万→100万にまで減少。

まさにがけっぷち、これ以上大きく負ければ即、
退場→職探しコースが待っている。
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