生活費(15万/月)を稼ぐことができず、失敗するまでのデイトレ日記です。
これまで私はデイトレだからという理由で基本的にどんな銘柄も触ってきたが、デイトレだからといっても触っていけない銘柄があると感じた。今はほとんどの銘柄が東証に統一され、15時きっかりで場は終了するので、ここももう終わったものだと半ば思いこんでしまっていた。

実はその日は15時過ぎにそろそろ買い物に出かけようと準備していたところだった。まだ名証が開いていて、しかも買い注文を出しているにも関わらずだ。これだけ危険な銘柄、しかも場中決算であるならば買い物に出かけるどころか本来刮目して画面を見ていなければいけなかった。大きな油断があったと思う。

ただし私はデイトレであっても一つだけ絶対触らないと決めている銘柄がある。それは上場廃止株だ。この日の大失敗を受けて、翌日からはここもそれに準ずる形で、以降触らないことにした。あまりにリスクが大きすぎる。それにメリデメを考えたときに15時以降も監視する負担の方が大きいと考えたからだ。新興市場には4564  M-OTSや3697 SHIFT、4347  J-ブロードメディアなどとんでもなく大きく動く銘柄が数多くあれど、超ボロ株(私は30円以下の銘柄を勝手に超ボロ株と呼んでいる)ほど恐ろしい銘柄はない。それをまざまざと思い知らされた。

関連して、リスクが大きすぎる理由から、先月監視を外したものに7708  J-石山ゲートウェイと6079 エナリスもある。両社ともに東京アウトローズに粉飾、循環取引,架空の売り上げなどの疑惑をすっぱ抜かれて以降、株価は半値ほどにまで落ち込んでいる。現在両社ともに双方を提訴し、さらに両社ともに決算を提出できず延長申請している。来月上旬までに提出できないと監理ポスト行きとなる。ほんとに根も葉もない噂なら、名誉毀損や業務妨害などで両社とも東京アウトローズを先に訴えればいいのにと思うのだがそうしないのが不思議だ。

詳しくはわからないがキーワードを拾い、現状を見る限り、もうほとんど限りなく黒に近いグレーという感じがする。企業の独立性を尊重して東証も深入りしていないのかもしれないが、こういう状況になったら投資家を守るため早めに監理ポストに入れてもいいような気がする。   

少し前の話になるが、リーマンショックの頃は「疑わしきは罰する」という風潮があった気がする。こういう疑惑が浮上した銘柄は事前にほぼ上場廃止を織り込むことが多かったように思うのだ。当時は今と真逆で悪材料に対して過敏に反応していた面も多分にあるが、実際その後上場廃止になったケースも多い。

その点で言えば、両銘柄とも疑惑発覚後、株価は大きく下落したとは言え、上場廃止を織り込むというにはあまりに株価が高すぎると思えてくる。ということはまだまだ多くの人が上場は維持できるものと思っているのかもしれない。リーマン後すでに6年以上経ち、市場も人が入れ替わったのか、あるいは今の地合いが成せる業なのか。これからは蚊帳の外から成り行を見守りたい。
と、ここまでメインの岡三でのことを書いたがはじめに今月ドカンは二度ほどあると言っときながら、まだ一つ(6675  サクサのこと)しか書いてない。実はもう一つのドカンはサブの松井で食らっているのだ。あっちを立てればこっちが立たず、こっちを立てればあっちが立たずという感じだ。後学のために少し詳細を触れておく。

日にちは14日(金)の出来事だった。先日、松井やクリックも結構触ると日記にも書いたが、最近は名証銘柄でのデイトレも少しやっていた。名証は岡三やクリックでは扱ってないので、松井でしか触れない銘柄ということになる。ただし触るといってもデイトレで触るのは7824 オプトロムだけ。先月からよく動くボロ株があるなあと見つけ、ここだけちょこちょこ触っていたのだ。

やらかしたのは15時過ぎの事だった。15時ちょうどに決算発表があり、その後の大暴落に飲み込まれ僅か一分ほどで70万近くも負けてしまったのだ。決算は発表されると39-40円付近で推移していた株価は一気に落ち込み、15:11にはなんと安値11円で売り込まれている。その間、私は30円前後で5万株ほど買い注文を出していて、15:11に全部食われ、同15:11に20~17円で全部投げている。1分と言うより僅か数十秒の出来事だった。


しかしその後急速に買い戻しが入り、結局終値(15:30)では31円で引けている。じゃあ11円はなんだったんだと思うが、リアルタイムで見ていてもそうだし、歩み値も見ればわかるのが、私が出していた注文(28円)より下の27円以下は板がほとんど真空地帯だった。30円を割り売りが殺到したところに板が突き抜けたとも言えるし、その後の買い戻しをみると、それを誘発するよう意図的に誰かが仕掛けたとも言えそうだ。



投じた金額は、平均単価約30円で5万株の150万。そのお金が1分も経たないうちに、それも東証が閉じた時間帯に、80万で返ってくるとは思わなかった。直前の40円から見れば、11円はなんと70%以上の下落率。私も長いことボロ株を触っているが、倒産株でもないのに場中に70%も下落する銘柄はみたことない。

それもそのはず。普通だったら多くとも30%くらいでS安という歯止めが掛かるので、どんなに売りが殺到してもそれ以上下がる恐れはない。ただそれはあくまで普通の銘柄の話。超ボロ株は違う。100円未満はどんなに株価は低くとも上下の値幅は±30と決まっているのだ。ということは31円の銘柄が1円まで落ちることも理論上あり得ること言うことだ。そこまでの下落率は驚愕の97%。ほとんどゼロになる可能性があるということだ。これは実質S安がないと言っても過言でない。

14日(金)の7824 オプトロムは前日の終値が35円だったのでその日のS安は5円となる。だからこれもほとんど在ってないようなものだった。しかも当日なぜかGUして始まり、直前まで40円付近にいたからたちが悪い。余計に暴落のインパクトが大きくなった。

急落して投げた後、値はほとんど戻したので悔しい思いを綴ってしまった。しかし決算の中身をみるとそれだけ売られるのも納得だった。営業損益で1億3600万円の黒字から、4億3100万円の赤字へと大幅下方修正していた。しかも流動資産4億5千万に対して流動負債は18億3千万もある。決算と同時にただの個人から運転資金として1億借りたことも発表している。要は首が回らず今日明日食いつなぐ金もない、いつ潰れても可笑しくないということなのだろう。負けたあと初めて決算をみてわかったことだ。
買いだったら投じたお金を全部捨てたつもりになれば最悪の想定はできる。だが売りだと最悪の見通しが立たないだけに際限なく負けるかもしれない怖さがある。前日は買いで上手くやれたのにどうして今日は売りなんてやってしまったのか、地合い、貸借、チャートなどを勘案すれば空売りほどリスクの高いものはなかったはずだ。前日S高持ち越しであぶく銭を得、さらにいざとなればすぐ買い戻せるといった気の緩みが入り混じって簡単な方を選んでしまった。

あの状況だったら、逆張り派だったら必ず食指が動く、だからこそナイフに手を差してでも手を止めるべきだった。あの状況になったら材料の良し悪しなんてほとんど関係ない、食うか食われるかの勝負だけなのだ。それで見事に私はぱっくり食われてしまったということだ。心が弱い者が負ける、その典型だったと思う。

翌朝(20日)、朝一はS高気配だったが徐々に気配が切り下がり、結局40円GUの328円で寄った。一応想定内で収まってくれたが、前日の含み損とも合わせ54万の損失となった。前日50万勝っても翌日54万負ける。なんのことはない、行って来いどころかそれ以上に減っているのだ。

ただ売れたことでスッキリした気持ちになった。肩にどかっと乗っていた大きな重石が外れたような気分だ。大怪我はしたが自由になれた気がし、あとは取り返したい気持ちが起きないようそれ以上は監視から外した。それでこう思う。「大きな損切り」とかけて「風呂掃除」と解く、その心はどっちも決断するまでが辛いが、やってしまうとあとはすっきりするものだ。

第四週目。ここ数ヶ月月末の負けっぷりがかなり酷いことになっており、この週も前週のドカンもあってかなり要注意だった。だが月曜早々に9204  スカイマークに捕まり数分で10万も負けてしまった。金曜S高、月曜思いっきり寄り天からのマイナス圏への突き落としだ。事前にここはかなり酷い動きをする、だから慎重に指さないといけないと構えていてもこの様だから情けない。

でも火曜からは気持ちを切り替えて、8789  M-フィンテックを中心に比較的落ち着いて取り組めた。といってもこれはこれでボラが大きくかなり危ない動きをする。前場の早い段階で運良くたくさん勝たせてもらえたときは、「ここまでは運が良かった、これ以上は危険」と思い、触りたくとも監視から外したこともあった。こういう判断が良かったのかもしれない。
だがこれで気が緩んだ。次の日寄りで利確したあとさらに昇っていったが、これはさすがに高すぎるだろうと思ってしまったのだ。欲目で売り目線がでて274円で1万株空売り。少し揉み合ったのち、ストンと落ちてくれることを期待した。だが真逆の展開となった。10時直前に一気に大きな買いが入り、最後は5円くらい一気に食われ、一瞬にしてピタッと張り付いてしまった。

これにはかなり焦った。確かにS高(288円)に近づいてきたとは思ったが、S高付近には数百万の売りが置かれていた。だからまだ余裕があり、張り付くにしてもそんなに一気に来るとは思っていなかった。最低でも一度くらいはS高で買い戻せる逃げ場があると高をくくっていた。これが大甘だった。

張り付いた後すぐに買い戻しを成りで入れるが、買いはみるみる脹らんでゆく一方、売りはほとんど出てこない。浮動株の多くを買い占められてしまったのかもしれない。結局その日は一枚も買い戻せないまま一万株持ち越しとなった。

その日の夜、さらに仰天する。その日の貸借倍率はなんと0.03。内心かなり空売りが入ったと思ったが、400万株以上もの売り長とは想定していなかった。その晩、久々に眠れない夜を過ごした。すでに翌日に向けて返済の成買いをセットし、あとは翌朝売れるのを待つだけだったが、それまでの1時間、1分、が長くて堪らなかった。

すでに翌日50円GUすることを想定し、50万までの損失を自分の中で織り込んでいた。しかし貯まりに貯まった売りものをみて、果たしてこれで足りるのか、もしかしたらいきなりS高ということはないのか、S高でさえ寄らないことはないのか、と不安がよぎる。さらにMAXの逆日歩が付く可能性もある。売れない恐怖が頭を支配した。

もう何も見ないようにしていたのだが、何も手に着かずついヤフーの掲示版を見てしまう。見たくないけど見てしまうのだ。そうすると中は買い煽り一色。「明日は寄らずのS高できまり」、だとか「500円まで行く」、「空売り南無」とか、そんな言葉を見て余計気が重くなる。買い煽りだと思っていても、ぐさりと来るものだ。
第二週目。日経平均の勢いは止まらない。この週ではついに終値でも17,000円を超えてきた。ただやっぱりボロ株の動きがいまいち鈍い。なかなか触れない日々が続いていた。特にひどかったのが9132  第一船だ。とりとめて悪材料は見当たらなかったのだが、水曜は10円以上も落ちてしまったのだ。60円くらいの株価だったからなんと20%近くも下落したことになる。

日経平均の華やかさとは裏腹にここだけは別世界。数百万株の特売りばばんばん降ってくる板に思わず見入ってしまった。取引で怪我はなかったのだが、こういう動きを見ているとリーマンショックの頃を思い出す。引け後に倒産発表が毎日のようになされ、ここもついに逝っちゃうのかと思わず勘ぐりたくなるほどの怖さがあった。幸いその後も悪材料もなく、株価は戻り基調にあるが、ボロ株の恐ろしさを改めて感じた。

第三週目。月曜に経平均は500円以上の大暴落となったが、逆にボロ・低位は反応薄だった。体感としては100円安くらいの小幅安。どうもボロ・低位株は日経平均と連動薄で、あっちはあっち、こっちはこっちの世界という感じになってきた。ボロ・低位への資金は意外としっかりしているなという印象を持った。

取引では6675  サクサの週だった。法務省が顔認証システムを17年度中に導入する予定で、その事業者として6675  サクサが選ばれるかもしれない(五社の一つ)?という材料だった。これを受けて火曜(18日)は10時過ぎからいきなり急騰。買いが殺到し、後場はいきなりS高直撃、その後多少揉み合うが最後もS高張り付きで引けた。

正直、まだ決まった訳でもないしこの材料だけでこんなに上がるのかと思う。でも今は畳の裏をめくってでも好材料を探す地合いなのだろう。この日は素直に買いだけに専念しデイトレでも少し勝たせてもらえたうえ、ちょっと冒険だったが1万株ほどS高で持ち越ししてみた。ありがたいことにこれが大ヒットし、前日からの含み益とも合わせて翌水曜(19日)は50万ほどの利益となった。
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注意喚起 はい
異常な貸株 はい
使い方はここを参照
2014/7/22 改訂対応
手数料計算(現物)
2013年8月時点
現物

手数料 
片道無料 
手数料計算(信用)
2013年8月時点
信用

手数料 
片道無料 
プロフィール
HN:
ねぶくろ
性別:
男性
趣味:
オセロ、ジョギング
自己紹介:
株で生活資金を稼ぐ予定で、資格試験の勉強中。

しかし、見通しが甘く生活費の出金を含めて資金は減り続け400万→100万にまで減少。

まさにがけっぷち、これ以上大きく負ければ即、
退場→職探しコースが待っている。
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