生活費(15万/月)を稼ぐことができず、失敗するまでのデイトレ日記です。
だからこそ今月は負けたと思う、負けを認める必要があると思った。あえて言えば、たかが
目先の30万、45万にこだわったところで、長い目で見ればそれが何になるのかと思う。
いままではそう思えなかったが、そう思わないといけないのだ。これからも長く続けたいなら、
今月わずかに負けたとしても翌月以降しっかりした取引をすれば問題はない。

むしろ普通の心境でやって普通に勝てたならなんの文句もないが、もし気張って運良く勝てた
結果ならそっちの方が大問題だ。その場はよくとも後でその何倍ものしっぺ返しをもらうことに
なる。これはこれまでの株人生の経験から言って確実だ。

ついでにもう一つこれまでの経験から言えば、普通の心境で取り組めるほどベストな日は
ないということだ。逆にいうとどんな日であろうと普通の心境で取り組まなければならない。
強い精神力の人なら何の問題もないかもしれないが、私は弱い人間だ。プラ転がかかる
「最終日」と意識することによって取引が乱れるならはじめから負けたことにしたい。勝負は
そんなところでするものではない。

私はとかく勝ちたい欲が強すぎるのかもしれない。だから大負けするのだ。1815  鉄建での
大失敗を忘れないためにも、今月は負けて終える必要があると思った。さっき言った順張りの
やり方も少しずつ試してゆきたい。メイン口座の岡三ではすぐに実践しないが、100万くらい
失ってもいいと腹をくくってサブのクリックの口座などで試してみたい(凍結されていた
クリックの口座は7月に解除された)。

デイトレで食っている私に元手は何もない。あるのはただ自分の体とわずかばかりの資金のみ。
金(かね)から金(かね)を増やそうとする私にとって、その時点での金(かね)が自分の血肉
そのものであるといっても過言ではない。その意味で6月はたった2日で1/3強をもがれることが
あった。普通の人は1/3も血を抜かれたら生きてゆけない。致命傷だ。今月もたった1日で1割
以上を失った。

「勝った感」を求めすぎるから、潔く負けられずドカンと負けるのだと思う。来月からもっと
負けを受け入れたい。常に正反対のことをいう自分を脇に置き、どんなに自信があっても
もしかしたら自分は間違っているんじゃないかと、もう一人の自分が戒めるようになりたいし、
その芽は摘まないようにしなければならない。「勝った感」を求めすぎず負けを受け入れる。
難しいがこれができないと生き残れないと悟りたい。

本来ならこの後、週間で取引を追ってゆく。今月はこれに加え、30銘柄以上も獲得した9月
優待のことや、初めてやって失敗した松井での分売などを書こうと思っていた。だけど一番
大事だと思うことを最初に書いたらあとはどうでもよくなってしまった。最近にしてはちょっと
短めだが今月はこれで終わりにしたい。

今月これだけの負けですんだことに感謝したい。
ちょっと脱線してしまったので話を元に戻す。

誰だって負けたくない。だけど勝とうとすると利益は遠のき、負けを受け入れると利益はやって
くる。まるで禅問答のようだ。さきに月間成績は丸一日がかりで書くのに時間がかかって
しまうから、今日書くことにしたと言ったが、今書くことにしたのには実はもう一つ理由がある。

それは負けを受け入れるためだ。ちょっと余談気味の細かい話になるが、正確な数字を
書いておくと、はじめに載せた収支の表では今月19万ほどのマイナスとなっているが、
実際にはあともう10万ほど損失は上乗せされる。

先月と今月の権利落ち日にかけて空売りをした配当金約20万を支払わなければならない
からだ。うち10万ほどは優待取り用のクロスであり後に現物分の受取りと相殺できるので
これは除くと、あとの10万は裸で空売りをした分でこれが損失額となる。

支払いする配当金は岡三オンラインのHP上では「予想配当拘束金額」として表示されている。
現時点で資金は拘束されているがまだ引かれてはいないようだ。先月(8月)の優待取り分も
まだ引かれていないから、正確には分からないが実際に引かれるのは配当直前の2~3ヶ月後
ということかもしれない。「引くなら早く引いてくれー」という思いだがそういう制度なら
仕方ない。

話を進めると、結局19万に加えてあと10万、つまり30万弱ほど実際には今月負けていると
いうことだ。でも30万ほどであれば勝った日は平均それくらいなので無理しなくても勝てない
額ではない。株で食っているものの立場として厳密に言えば、生活費分を加え、さらにあと
15万は勝たないと本当のプラスにはならないが、この45万とて勝てない額ではない。

来週月曜は普通にやっても30万、うまくやれば45万くらい勝つことも可能かもしれない。
でもここで負けておくことが大事であると思った。負けておくなんて偉そうにいったが、当然
普通にやって普通に負けることも大いにあるだろう。でもこのままやればどうしても決戦の
月曜日という感じで、少なからず気張ってやってしまいそうだ。そうすれば勝つどころか、
月曜ドカンと負けて損失をさらに大きく拡大させる可能性も大きい。そうなったら目も当て
られない。
今月は1815  鉄建や1861  熊谷組など、数日で倍以上にまで跳ねあがる建設低位が
続出したが、これで大きく勝てるのは順張りだけだ。いままで数多くのだまし上げなどで失敗
したとしても、今回の上昇に乗れれば一気に資産倍増ということも可能だろう。

この規模のお祭りは確かに滅多にないがそれでも2年前(2011年)の震災直後にあったし、
さらにもっと前で言えば、もう3年目のリーマンショックの翌年(2009年)にも大規模なものが
あったと思う。毎年はないが、2~3年おきにはあるということだ。2~3年おきに資産を倍増
できるなら、それまでの失敗の損失を加味しても決して悪くない話だ。「損して得取れ」とも
言えるだろう。

それに今回のオリンピック開催決定といい、きっかけはわりとわかりやすいことも多い。
それを踏まえれば普段は爪を研いでいて、ここぞという時に入るようにすればリスクも少ない
はずだ。

だがそれができない。10日のうち9日負ける(損する)のが辛くて悔しくてできない。言い訳を
するわけではないが、10日のうち9日の負けを許容できる精神力は並大抵ではないと思う。
自分がやっていることが正しいと信じる強い信念が必要だし、そもそも毎回スパッと損切り
できる強い意志が必要だからだ。負けても負けてもいつか来るドカン勝ちのためにスパッと
投げる。この精神力は尋常ではない。

仮にもし今なら多少資金に余裕があるので2~3年待つという方法も可能かもしれないが、
その前は通じない。3年前は1千万以下、5年前は100万台だった。100万だったら2~3年
待つどころか、1年も満たずに飢え死にしてしまう。

そのため損大利小だろうがコツコツドカンだろうが、とにかく目の前の1万が欲しかった。
負けを許容できる精神力が足りなかったというのももちろんあるが、時にドカンと負け、
大きな利は逃しても、日々コツコツ勝ってゆくのが自分の性分にも合っていたのだと思う。
そう思うと大きく勝つやり方というのはそれまでの下積み(負け)と精神的負荷に対する
対価だとも思う。

パイロットと言う会社が発売し、近年大ヒットとなった消せるボールペン(フリクションボール)
は30年以上もの開発期間を経てようやくヒットに結びついた商品だ。成功するという開発者
の向上心はすごいし艱難辛苦を味わった甲斐があったと思う。でももっと賞賛すべきは長年
結果が出なくても開発を許した経営者の先見の明にあると思う。一度勤めたらほとんどの人が
定年まで辞めない離職率の低さにも社風の良さが出ている。成功の裏には多くの失敗や苦労
の積み重ねがあると思った方がいいかもしれない。
その結果招いたのが、6月の9501  東電力での-1200万ドカンであり、今月1815  鉄建
での-400万ドカンだと思う。本当は6月の時点ですぐに再導入すれば良かったが、運良く
すぐに損失をカバーできてしまった為に、なあなあにしてしまった。

岡三用の損切りツールを使うのは約2年ぶりだった。そのままでは使えなかったので若干
の修正をして再導入した。損切りツールは自分にとっての命綱だ。これを再導入した以上、
動かしている間は絶対に止めてはいけない。でも本音を言えば、めんどくさいしできれば
使いたくない思いもある。でもそうせざるを得なくしたのも自分なのだ。初めから損切りできて
いればこんなことになってない。そのことを強く意識しておかなければいけない。すべては
自業自得ということだ。

ふと思うが、私以上のコツコツドカンはいるのかと思う。例えば、10日のうち9日連続で
1万ずつ勝ったとしても、最後の日に10万負けてすべてを泡にする。これがしょっちゅうだ。
いや10万では済まないことも多い。20万、30万、時には100万負けることだってあった。
まるで賽の河原での石積みのようだ。塔を作ろうとするが積んでも積んでも壊してしまう。
しかも壊すのは鬼ではなく他ならぬ自分なのだからなおさらたちが悪い。私は自分の中に
「鬼」を抱えてしまっている。我ながら今までよく生きてこられたと思うほどだ。

コツコツドカンをする心理を自分なりに考えてみると、それは負けるのが嫌、「勝った感」が
欲しいがためだと思う。たとえ日々の勝ち額が少なかったとしても、その日勝てたという
「勝った感」が欲しい。「勝った感」は「安心感」にもつながり、勝てた日はは心地よく気持ち
いいが、負けた時の悔しさは半端ない。

それを味わいたくないために、あがいてしまうことがよくある。後場になってデイトレで
マイナスになっているとき、1,000円でも5,000円でもプラスに持って行こうと、無理筋で
入ったりロットを上げてギャンブルをしてしまうのだ。当たり前だがこれはよくないことだ。
勝てることもたまにあるが、この時すで冷静でないので傷口に塩を塗ることの方が多いかも
しれない。ギャンブルで勝てるほど甘くはない。これは損大利小のダメな逆張りの考え方
だと思う。

私なりに思う株で勝つ王道は順張りの損小利大であると思う。10日のうち9日連続で負けた
としても残り1日で10倍返し、100倍返しで勝てばいいのだ。私でいう逆の「コツコツドカン」
と言えるかもしれない。
でも私は1821  三住建設など同じ動きをする5~6銘柄に対して数万株単位、合計で
20万株近く購入していたので、少しの下落にも耐えられなかった。もっと悪いのは下がった
ことを考えていなかったことだ。オリンピックが東京に決まったお祭り気分そのままに、
上がると決め込んで前のめりになって買ってしまった。

どんな場合でも買った後に下がったことを想定するのは当たり前のこと。株歴1年目の
初心者だって当たり前に考えることだろう。その当たり前のことがもう8年目にもなる私が
できてないのが情けない。しかも株で食っている身の者なのにだ。ただ含み損では持ち越せ
ないと思って引け前に全部投げた。一部利確できたものもあったが、最終的に50万ほどの
損失となった。

この3日後に1815  鉄建で空売り一発400万の大敗を喫するが、今から思うと当初建設株に
乗れなかった悔しさが、逆の形で出てしまったように思う。いまさら後追いで買えなくなった。
もう高すぎる気もして「落ちて欲しい」、「落ちろ」という願望から冷静さを欠いた空売りに
走ってしまったように思う。もちろんすべてがこのせいだとは言わない。ここまでは至らずとも
普通にやって普通に負けたかもしれない。

でも飛行機や列車の大事故の前には必ず前触れがあるように、後から振り返ってみると
大負けする前には必ずその前兆がある。具体的には、大事には至らずともひやっとすることが
何回か続いたり、大もうけを逃して頭に血が上るような悔しい思いが引き金になったりする。

今回の場合は後者だが、どちらにしても、その時「いまちょっとずれてきているな」と感じ、
すぐに軌道修正できる柔軟さがあればいいが私にはそれが足りなかった。内心では「いま熱く
なってるな、鎮めなくては」とアラートを発する良心もいたがその声はか細く奥まで届かない。
大勢を占める「ガンガンいけ~」という大声にかき消されてしまったと思う。

上がると思い込んで買った建設株といい、悔しくてやった空売りといい、恥ずかしい限りだ。
このあたりがもう株歴8年目だというにいまだに半人前の半人前だと思うゆえんだ。いや
それどころか、最近の体たらくをみれば半人前の半人前すら危うくなってきたような感じが
する。ここ最近さらに腕が落ちたと思う。

情けないことに今年3月に岡三オンラインに引っ越して以降、損切りツールを使わなくなって
しまった。良く言えばツールに頼らず自力で損切りしたかったという思いもあるが、本音を
言えば使うのがめんどくさくなってしまったのだ。損切りツールを使うと言うことは自分に対して
縛りを課すこと。その縛りが煩わしくなってしまったのだ。これで勝てるはずもない。
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2014/7/22 改訂対応
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2013年8月時点
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片道無料 
プロフィール
HN:
ねぶくろ
性別:
男性
趣味:
オセロ、ジョギング
自己紹介:
株で生活資金を稼ぐ予定で、資格試験の勉強中。

しかし、見通しが甘く生活費の出金を含めて資金は減り続け400万→100万にまで減少。

まさにがけっぷち、これ以上大きく負ければ即、
退場→職探しコースが待っている。
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