生活費(15万/月)を稼ぐことができず、失敗するまでのデイトレ日記です。
私は今年(2013年)の8月からクロスでのいわゆる優待取りただ取りというのをやっている。
優待は何が届くかすごくワクワクで一部で優待用の長期保有も始めた。でも大半は1日だけ株主
になって優待だけもらっちゃおうという魂胆だ。

だが世の中そんなに甘い話はないものだ。実際には「ただ取り」とは名ばかりでかなりの大赤字
になっている。手数料とか金利は微々たるものだが、逆日歩がものすごく掛かっているのだ。

例を挙げると、先月(10月)は4666 パーク24で8万も逆日歩を払わされた。欲張って5千株を
入れちゃったからバチが当たったのか最高逆日歩16円(16円×5000株=80,000円)という天罰
が下ったのだ。株でも優待でも欲張っていいことはあまりないかもしれない。タダより高いものは
ないというのは本当かもしれない。

先月までは鼻息荒く株と同じで、もらえる優待(勝つこと)ばかり考えて、高額逆日歩のリスク
(負けること)なんてほとんど考えてなかった。相変わらずノーテンキだ。8月も8200 リンガーハット
で痛い目にあったばかりだし、これじゃあまずいと思って来月から最大リスク(最高逆日歩)も
考慮することにした。

ただ最高逆日歩の計算は結構めんどうなのだ。日証金のHPに最高料率早見表というのがあるが、
ちょっと不親切だ。表自体もいまいち見にくいし、すべての株価(投資単位)が網羅さていない。
逆日歩を算出する計算式の定義もきちんと書かれていない。

たとえば、私は先月9678 カナモトという銘柄の優待も取ったのだが、権利付最終日の終値が
2,716円で売買単位が1,000株。この場合、表の一番右列の一番下(最終行)のさらにずっと下に
該当するのだ。表に載っていない部分でこれじゃあいくらか分からない。最終行「~1100円」が
3円なっているから、これも3円かというとそんなことない(6円が付く)。

さらに権利付最終日だったり、注意喚起などが付くと、逆日歩は標準の何倍にも跳ね上がる。
それをいちいち手計算するのは面倒だ。

そこで最高逆日歩の計算機を自分で作ることにした。始めエクセル(VBA)で作ったのだが、
困っている人が他にもいるかもしれないと思ってHTML(JavaScript)版も作ってみた。それを
ブログ左はじに載せておく。
【最高逆日歩計算機の使い方】
①株価 調べたい銘柄の株価を半角数字で入力。
②売買単位 売買単位をリストから選択。
③日数 逆日歩の日数をリストから選択。
④権利付最終日 権利付最終日(権利落日前日)は最高逆日歩が4倍になる。優待取りでの使用を想定しているので標準でチェックあり。
⑤注意喚起 注意喚起がでると最高逆日歩が2倍になる。④との組み合わせで2×4=8倍になる。
⑥異常な貸株 「極めて異常な貸株超過状態が生じている銘柄、またはそのおそれがある銘柄」のこと。これが出ると問答無用で最高逆日歩が10倍になる。
⑦計算 このボタンを押すと右に逆日歩が表示される。 厳密には④~⑥以外にもいくつか変更条件がある。優待取り前に事前に日証金のHPで確認しておく必要あり。

ただし、日証金の定める最高逆日歩は全部でも1倍、2倍、4倍、8倍、10倍の5パターンのみ。変更条件の内容を読みかえてこのチェックボックスのオンオフを組み合わせることにより、すべての逆日歩を網羅可能。
それではどうするか。考えた末、減資して来月から資金1000万で再スタートすることとする。
さっきも言ったが1000万でも月々の生活費を稼ぐには多すぎる元手だ。ただしこれまでに
資金を1/3以下にまで大幅に減らした経験はない。今回が初めてだ。今後余力が足りなくて
今まで買えたものが買えなかったり、取引に縛りが出るのは確実だと思う。でも縛りは抑制に
繋がる。これが今の私に必要だと思う。

大幅減資には当然ためらいもあった。元手が減ると大きく負けていることは棚に上げて大きく
勝てる機会が減ってしまうと感じるからだ。これも前のめりになっているからだろう。だが他にも
ためらう理由があった。今は岡三でプレミアゼロの恩恵も受けているので、これを手放すのも
惜しいと思ったからだ。

資金を1000万に減らすことはプレミアゼロを捨てるということなのだ。条件がかなり厳しく
なった今、過去の売買代金からみて1000万でプレミアゼロの基準をクリアするのはほぼ不可能だ。
もしかしたらプラチナ(プレミアゼロほどではないが売買代金月間7億という条件がある)すら取れ
ないかもしれないが気にしてはいけない。無理して取りにいっては今回の二の舞となってしまう。

それに月間20億、中でも最近では現物5億というノルマが大きな足かせになっていたのも確か
だった。ただそれでも頑張れば取れない額ではなかったので、今月も取ってしまったが、無理
していることは確かだ。これによって余計な手数を増やして取引に歪みが生じていたことも否定
できない。さっきも言ったが本当に勝つためには手数料はたいして重要ではないのだ。目先の
小さな損得にこだわって自分本来の取引を見失ってはいけない。

これまでも何度か減資してきたが、逆説的だが過去の例からいって資金を減らすことは資金を
増やすきっかけにもなっている。もちろん今回もうまくゆくとは限らないが、損切りがまったく
できない今の状況では仕方ない。自分の身を守るためにも、資金を待避しておくことは間違った
判断ではないと思う。

今月は地合いがいいようで悪い、悪いようでいいような不安定さを感じた。来月5日から空売り
の規制が緩和され、また少し相場の雰囲気も変わってくるかもしれない。ただどんな相場で
あろうと自分のやるべきことをやるのは変わらない。相場の変化に惑わされないようにしたい。

来月から資金1000万での再スタートとなる。
振り返れば、この日に限らずここ2~3年、株に取り組む危機意識がかなり薄れてしまった
ように思う。いくつか理由が思い浮かぶが、一番大きいのは資金がそこそこ増えてしまった
ことにあると思う。1000万を超えたあたりからもう生活費15万を稼ぐには十分になって
しまったので死にものぐるいでやろうという気持ちが弱くなってしまった。

もちろん今でもそうだし、株で食うのに1000万なんてとても安心できる額ではないのだが、
もともとが100万スタートだっただけに1000万もあれば十分だと思ってしまうのだ。それに
今年はアベノミスクということもあって、うまく乗れたとは言い難いが前半だけはたくさん
勝たせてもらえた。それで「絶対負けない、何としても勝つ」という気力が薄れてしまった。

この場合の「何としても勝つ」という意味は意気込みや向上心みたいなものであり、大勝ち
したいという欲とは違う。もっと純粋に、食うための生活費は絶対確保しなければいけない
という内心から発する言葉だ。その意気込みは危機意識とほぼ同義で、これが欠けては勝て
なくなって当然だ。今月集中力が欠ける日が多かったのもそれを裏付けるものであると思う。

3年前は地合いも今ほどよくなく出来高も少なかった。資金も今より断然少なく、高い手数料
を払っていたうえ、現物だけしか使えなかった。こういうかなり悪い条件であったはずの3年前
より今の方が勝てないのは不思議なものだ。相場の変化もあるかもしれないが、根本的には
変わっていないと思う。むしろ自分自身が変わってしまったと考えた方が妥当だと思う。
そう考えると地合いも手数料も本当に勝つためにはたいして重要でないことが分かる。
あたり前だが勝つために真に大事なのは自分自身の中身なのだ。

でもこのままでいいはずがない。では勝つためにどうするか。もう一度100万からスタートする
のもいいだろう。ただそれをしても資金をすっからかんに減らして失敗すると思う。貯金もなく
全財産100万ぽっきりでスタートするのと、100万でスタートはするが実際にはその何十倍も
蓄えがあるのとでは取り組む心理状態が全く違うからだ。さっきも言った意気込みがまるで違う。
ある意味ぜいたく病みたいなものなので、これをすれば一発で解決するなんて方法はないかも
しれない。

ただし株をやめて他の仕事を探すか、もしくは自分で仕事を興せば根本的な解決になるだろう。
でもそれは株を辞める時点でまた次元の違う話だ。そこまで至らなくても一時的(2~3ヶ月くらい)
に株から離れてみるというのも一つの方法だろう。そうすればかなり気持ちも変わるはず。
だがその踏ん切りすら付かないのが今の状況だ。もう2ヶ月連続で負けているくせして、相場
から離れるとチャンスを逃してしまうような気がしてできないのだ。勝ちたい欲が強すぎる。
この13時半前後を、抱えていた枚数を加味して時価に換算すると、1秒2万と考えられる。
60秒(1分)ためらってしまったために-120万。まさに時は金なりだ。ツールは確かに動かな
かった。だけどそれでも気づいてすぐに投げれば損失は60~70万で済んだはず。それが
できなかったことが、今の私の覚悟のなさを如実に示している。損切りツールはとても大事だが、
それでもあえて言えばそんなの飾りだと思う。それに頼ってはいけない。

自分の覚悟の大きさとは比較にならない。「いざとなったら何が何でも絶対にすぐ切る、絶対に
すぐ投げる」という気概があれば、仮にツールがうまく動かなくても致命傷は避けられるし、
そもそもその覚悟があればツールに頼る場面も少ないだろう。

その後は特に悪材料もなく大引けにかけてかなり値を戻した。正直いってあまりに突発的な
出来事でそれはないよなあと愚痴りたくもなってくる。逆指値を置いていた多くの人は同じく
刈られただろう。それに、ためらった1分は何もしていなかった訳でもなく、何か悪材料がないか
適時開示や、日経電子版、掲示版などを確認していた。何もまだ出ていなかったが、それだけに
二の足を踏んでしまった。

とまあ、こう愚痴や言い訳も書きたくなってしまうが、それを言ったところで何の意味もない。
デイトレはその時その時の株価がすべてなのだ。言って損失が減るなら言う価値もあるが、
そんなことは絶対にない。自分の言い訳の口上なんて全く意味がない。

それに特に悪材料が見当たらないとしても、銘柄が8515  アイフルというかなり臭い銘柄
であること、3765 ガンホーショックで仕手色の強い銘柄もピリピリしてたこと、こことは
直接関係なくても決算後に急落した銘柄が多発したことなどを考慮すれば警戒心は高くもって
高すぎることはなかった。そういった警戒心、危機意識の欠如が今回の大損失を招いた原因
であると思う。
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最高逆日歩計算機
株価
売買単位
日数
権利付最終日 はい
注意喚起 はい
異常な貸株 はい
使い方はここを参照
2014/7/22 改訂対応
手数料計算(現物)
2013年8月時点
現物

手数料 
片道無料 
手数料計算(信用)
2013年8月時点
信用

手数料 
片道無料 
プロフィール
HN:
ねぶくろ
性別:
男性
趣味:
オセロ、ジョギング
自己紹介:
株で生活資金を稼ぐ予定で、資格試験の勉強中。

しかし、見通しが甘く生活費の出金を含めて資金は減り続け400万→100万にまで減少。

まさにがけっぷち、これ以上大きく負ければ即、
退場→職探しコースが待っている。
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