生活費(15万/月)を稼ぐことができず、失敗するまでのデイトレ日記です。
私は今年で株歴8年目になるが、これまでにおいてもこれから先をみても、名実ともに今年が一番やりやすかった年となるかもしれない。というのは来年から三重苦が待っているのだ。税金は20%にアップするし、TOPIXの一部で呼値が1/2~1/10に細分化される。さらに追い打ちをかけるように年末岡三から手数料の大幅値上げも発表された。

岡三に対しては手数料を下げろとは言わない。現状をキープしてもらえればそれで十分だったのだがそれすら叶わなかった。プレミアゼロの改悪(条件の厳格化と適用期間の縮小)が今年すでに実施されたばかりだが、さらにお代わりを要求された感じだ。

今度のターゲットはワンショットと現物で、信用ワンショットは最大で3倍以上、現物は2割増にもなった。間接的だが現物の値上げでプレミアゼロにも大きな影響がある。私はプラチナなので影響は少ないが、それでも現物の2割増は大きい。今月で言えば、およそ2万手数料がかさむ計算だ。税率アップと合わせて6万近くも利益が目減りする。これは大きい。

だがそれでもとりあえずは来年も岡三を継続したいと思う。それはなぜかと言えば手数料は大事だが、それが勝ち負けの絶対条件ではないからだ。私の場合、手数料無料に甘んじるとかえって勝てなくなることが分かっている。

例として先月と比較してみたい。資金はほぼ一緒だが、先月はまだ信用手数料が無料(プレミアゼロ)だったの対して今月は有料(プラチナ)だった。でも結果は逆、先月の+40万に対して今月は+54万(支払い配当がなければもっと)だった。今月は14万の信用手数料を払ったが、それにも関わらず無料だった先月より利益が大きい。

たった一ヶ月の比較なのでまだはっきりとは言えないが、今までの例から言ってもこれは偶然ではないと思う。うまく言えないがこういったところにも「絶対負けられない」という危機意識があるかないかが差として現れてくると思う。

来年からの三重苦は確かにきついが、それは逆にたるみきった精神を立て直すきっかけとなるかもしれない。そういう期待もある。自分をブラッシュアップするチャンスとなるかもしれないのだ。再来年から呼値10銭が本格導入されれば今メインでやっているボロの1円抜きは全く通じなくなる。厳しいのは間違いないが、それでくじけるのかそれとも何とかするのか、その時の自分を見てみたいという思いもある。

まずは目先の1年が大事だ。願わくば、来年も年の締めくくりにこうして日記を書いていたいものだ。かなり長くなったが今月はこれで終わりにしたい。

今月勝てたことに感謝したい。
そして今年勝てたことに感謝したい。
さて競走馬として今年はどうかというと、それが案外たのしいものだった。まだ二ヶ月も書いてないという短さもあるが、日記を再開する前より充実している気がする。ドカンと負けて心底自分が嫌になることもあるが、まだ日記をやめようとまでは思わなかった。

これはボランティアと関連するような気がする。今年7月からデイサービスで傾聴のボランティアを始めているが、正直いってここはだまし合いのような相場とは対極の世界である。最後に落ち着く終の棲家と言ってもいい。息抜きにはなるがだらけてしまった一因でもあったと思う。これは認めたくないが事実だ。

先日読んだある本にこんなことが書いてあった。「致命的な失敗は実は満たされたときにいちばん多く起こる。」これを読んでドキッとした。ボランティアによって幸せで満たされた気持ちになっていたのだ。でも反面これを乗り越えなくてはいけないという気持ちも芽生えた。

仕事ではないのだからやめるのは簡単だ。でもそうしたら元の味気ない生活に戻るだけ。意地かもしれないが何としてもここで簡単にやめたくなかった。ただし続けるからには株で食えていることが絶対条件だ。本業がしっかりしてないのにボランティアをする資格はない。来年もその気持ちを忘れないようにしたい。

日記を再開した11月以降も必ずしも順風満帆ではなかった。でもボランティアで息抜きしつつ、デイトレ日記で自分と真剣に向き合う。これが良い意味で相殺され、バランスが保たれていたような気がする。

どっちもやめたら楽でいいじゃないかとも言えそうだが、そんなこともない。ボランティアではただぼけーっとおじちゃん、おばあちゃんの話を聴いているわけではない。お年寄りは私の二倍も三倍も生きてきた人生の先輩、猛者でもあるのだ。なるほどなあ思うことも多い。それに近い将来親や自分もそうなるわけで今のうちから不自由なことなどを聴いておいて損はない。

ボランティアとデイトレ日記の両立は楽しいものだった。夕方うちへ帰って日記を書くためにパソコンの前に座る。そしてまた自分との対話の世界に入る。頭のスイッチを切り替えるのは大変だが、だいたい何でもそうであるように一つのことに集中するより、ときどき気分転換で違うことをした方がかえって集中できたりするものだ。

ドカンと負けた日は確かに画面に向かうのも辛いが、それでもダメな取引をあえて洗いざらい全部書いてしまうと、それはそれでスッキリするものだ。もうこれ以上恥ずかしいことはない、素っ裸でもう煮るなり焼くなり好きにしてくれと逆に開き直った気持ちにもなる。この切り替えは家に閉じこもっていてはできなかったと思う。

超がつくほどの早寝早起きだった私が、今ではボランティアがある日は早くとも10時くらい、遅いときは11時過ぎに寝ることも珍しくなくなった。眠くて眠くてあくびしながらの予習復習はしんどかったが、反面メリハリのある生活を送れている充実感もあった。多少睡眠不足になっても、自分が楽しいと感じ、気力が充実しているとけっこう乗り切れるものだ。

一見するとボランティアは対取引において逆効果のような気もする。だが長い目でみたらそれは違うと思う。精神面において良いところも絶対あると思う。今ははっきりと結果でそれを証明できないが、来年は自信をもって株もボランティアもやった、それで問題なかった、と言えるようになりたい。
最後に今後デイトレ日記を続けるかどうかと、ボランティアの是非について考えてみたい。

11月にデイトレ日記を再開するときとりあえず期間は今年いっぱいまでとした。12月末時点でそのあとどうするか決めようと思っていた。いまがその時だ。日記を再開してから月間で負けはない。これは成果だろう。でもまだまだ気持ちがたるみきっているのは自分でも分かる。ここで終えるのは時期尚早だと思う。

そこであと二ヶ月延長することとする。いつもだったらあと一ヶ月様子を見て、と思うところだが今月は少し余裕を持たせたい。

と、ここまでは主に偉そうにダメだしする側、調教師としての立場で延長を決めてしまったが、実際に取引をするのはもう一人の自分である競走馬の方だ。走る者としての気持ちもくみ取らないといけない。日記もほとんどは競走馬としての立場で書いているのだ。

さっきからデイトレ日記の効果を強調してきたが、デイトレ日記にもデメリットはある。あまりに調教師としての立場で自分を追い込むと気持ちが萎縮してしまう。それで自分が嫌になってしまうのだ。実は去年も10月からデイトレ日記を書いているのだが、12月は大負けしたにも関わらず、いくら言っても治らない自分のダメさ加減に嫌気がさして日記を打ち切った。

人間(きっと馬でもそうだろうが)誰しも正しいと思うことは分かっている。分かっていてもそればかり突きつけられると窮屈になって疲れてしまうのだ。それはそれで会話が成り立っておらず、そうなると日記を書くこと自体がただの苦痛でしかなくなる。逆効果になったりもする。もう5年以上書いていて分かることだ。

デイトレ日記はある意味、自分にはっぱをかけるカンフル剤だ。たまに打つから効くのであってダラダラ続けても効果は薄い。今は資金1000万を目標としている訳でもなく、再開したら同時にやめ時も考えておかないといけない。
この後は、ここ最近の自分の頭の中での葛藤を言葉にして整理してみたい。
繰り返しになるが、取引の結果はつくづく自分との対話と約束に帰結するということだ。

たとえば取引後の脳内ミーティングで
「自分A:今日はここがダメだったから明日はこうしよう。」
「自分B:うん、わかった。そうしよう。」
と決めたとする。でも守れない、次の日破るのだ。

そうして次の日
「自分A:昨日言ったこと守ってないじゃん、ちゃんとしてくれよ。簡単なことだろ。」
「自分B:悪かったよ、ごめん。でもつい我慢できなくなっちゃって…。
でもだったら明日はお前がやれよ。」
そうして今度はダメだしする方(調教師)と取引する方(競走馬)を交代してみる。

また次の日
「自分B:何やってんだよ、自分でも破っているじゃんかよ。昨日簡単だって言ってたよな。」
「自分A:…ごめん、守れなかった。簡単そうに思えたけどやってみるときついな。
俺たち何やってんだろうな。」
という風になる。

約束が守れないと自分の中で葛藤や矛盾が噴出し、だんだん自暴自棄になってくる。お互い守れないのが分かっているから、取引後のミーティングもいい加減で歯止めも効かなくなってくる。結果として実践する方に回ったものは、好き放題やってドカンとやられて帰ってくる。だが反省の弁もなし。

こうなるとお互い相手を信用してないから対話すら成り立たない。関係を修復するのは容易ではない。「お互い」と言ったがこれはどちらも自分自身だ。自分自身が信じられなくなってくるということは致命的だ。

しかしあるときお互い責任をなすりつけあっていたことに気づく。そして一方がこう切り出す。
「自分A:明日は負けても良いから、この一つだけは守ってくれないか。責任は全部俺が持つよ。」
「自分B:なに、負けてもいいのか。わかった、じゃあ頑張ってみるよ。」

次の日
「自分A:やったなあ、今日は勝てたじゃんかよ。やればできるじゃないか。」
「自分B:うん、ありがとう。負けてもいいやと言われて逆にふっきれた感じがするよ。
取引の勝ち負けは決められないけど、自分で決めたことならその通りできるからな。」

一見すると、自分との約束と取引の結果(勝敗)は関係ないようにも思える。だが実際にはかなり深い関連があると思う。2ヶ月近くデイトレ日記を書いてみて自分との約束を完璧に守って負けた日はない。例えば今月一貫して掲げていた「危ないと思ったら板にぶつけて投げろ、ためらうな」は、これを完璧に実践して負けた日は一日もない。

印象的だったのが11月末(11/28)に触った9501  東電力だ。欲張って寄りから1万株入れるが、前日の日記に書いた「明日は負けても仕方ないから…」という言葉が頭に残って潔く切れた。その後プラ転して終えている。

株で食っていてこんなこというのは恥ずかしい限りだが私は損切りが大の苦手だ。まったくできないといっても過言ではない。しかも買値より下がっても抱え込む(ナンピンする)のが常だったので、それをせず一発で切ったことだけでも褒めていいくらいだ。ただ悲しいかな、それもだいたい三日坊主で終わってしまう。その後も「あそこで切っておけば、…」と後悔することばかりで、それが今月の標題につながっている。やっぱり自分との約束をきちんと守るかどうかが、私にとって一番大事なことかもしれない。
最近はサブ口座の話はほとんどしてなかったが、年末なので少し触れておきたい。先に挙げた年間収支には加えてないが、今年はサブ口座トータルで年間300万くらいのプラスになった。

口座は三つあり、今はクリックと松井、カブドットコムにそれぞれ数百万ずつ預けている。使い勝手が悪かったライブスターからは資金を引き揚げた。区分けとしては手数料無料の一日信用が使える松井がデイトレ用、信用手数料が安いクリックが優待(現物保有)兼デイトレ用、一般信用売りができるカブドットコムが優待クロス用といった感じだ。

利益の貢献度から言えば200万以上稼いだ松井が一番大きい。4、5月くらいまでは頻繁に3765  J-ガンホーを触っていたからかもしれない。最近は優待にもかなりはまっていて勉強するのが楽しみだ。それで時々デイトレ日記でも優待、優待と言っているのだ。優待は基本的に費用がかさむものだが、持ち株の含み益や逆日歩取りなどでここも最終的には黒字になった。さっきサブ口座で年間300万くらいと言ったが、これでも去年の年収に匹敵するほどだ。十分多いと思う。

ちょっと脱線するが、最盛期はもっとあった。6月にメインの岡三で9501  東電力から-1200万ドカンを食らうが、この時サブを含めればもっと負けていたのだ。本体の岡三が危険だということでこれを助けるべく、グループ総出で9501  東電力買いに走ったのだ。余力目一杯ということではないが松井とクリックでも数万株ずつ買ってもれなくドボンした。一蓮托生で松井-100万、クリック-30万くらいだったと思う。

本体の損失があまりに甚大でかすんでしまったが、実はこれはこれで大きな被害だった。分社化してもワンマン経営者の鶴の一声ですべて決まるような企業はダメだということがよくわかった。亡くなった東電福島第一原子力発電所の吉田所長のようにたとえトップの判断に背いてでもほんとうに正しいと思うこと、「だったらうちは売りで入ります」くらいの気概をもった社員(もう一人の自分)が欲しい。

話を元に戻すと、今年は他に分売やIPOなども申し込んでみた。後半はIPOラッシュだったのでIPO用としてSBIにも口座を作ってみた。まあIPOは結局一度も当たらなかったので今は資金をほとんど引き揚げてしまったが...。カブドットコムにも申し込んだがこちらも全部はずれ。本当に当たらないものだ。

さらに岡三で3月から先物も200万で始めている。株と同じで初めはおもちゃのようで楽しく、キャッキャッいいながら触ってしまった。半年くらいはプラスとマイナスを行ったり来たりしていたと思う。しかしやっぱりドカン負けも多く、秋以降は自重し、頻度を減らしていった。

レバレッジも効いて先物は株以上に恐ろしいと感じる。手応えもまだない。まだ資金は残しているが今月は一度も触らず、すでに半ば撤退したとも言える状況だ。だそれでも最終的に年間25万ほどのプラスになったのがありがたい。来年は確定申告をしないといけない。先物も株みたいに源泉徴収できるとありがたい。そこが株と違ってちょっとめんどうだ。
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最高逆日歩計算機
株価
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権利付最終日 はい
注意喚起 はい
異常な貸株 はい
使い方はここを参照
2014/7/22 改訂対応
手数料計算(現物)
2013年8月時点
現物

手数料 
片道無料 
手数料計算(信用)
2013年8月時点
信用

手数料 
片道無料 
プロフィール
HN:
ねぶくろ
性別:
男性
趣味:
オセロ、ジョギング
自己紹介:
株で生活資金を稼ぐ予定で、資格試験の勉強中。

しかし、見通しが甘く生活費の出金を含めて資金は減り続け400万→100万にまで減少。

まさにがけっぷち、これ以上大きく負ければ即、
退場→職探しコースが待っている。
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