生活費(15万/月)を稼ぐことができず、失敗するまでのデイトレ日記です。
今回から2009年に入る。1月と2月の途中まではかなり好調で、1月末には180万、
2月中旬には200万を超えてきた。年末少し回復した地合いは年が変わって再び軟化し、
2番底を探る動きになっていたが、この頃になると多少の暴落には慣れてきたと思う。
また150万くらいの資金にも慣れてきたものの、200万を扱うのは久しぶりだったので
ここでやっぱり増えたことを意識してしまった。いつも通りを心がけているつもりでも頭
の中では「やったあ、200万を超えた」という嬉しさと、「だいぶ高い所に来たなあ」という
満足感、「もっと取りたい、もっともっと」という欲で一杯になっていた。
いずれにしても心が冷静な状態ではなかったので、大負けする下地は十分にあったと
思う。2月途中まではたまたま良い方に転んでくれたので大怪我はなかったが、負ける
なら早めに負けた方がいい場合もある。次第に含み損での持ち越しやナンピンの回数
が増え、損切りのタイミングも遅くなっていた。負けたくない気持ちが膨らんでいった。
そして2月も末日、とうとうブログを始めてから最大の損失を出してしまった。銘柄は
8597 SFCG。またしても倒産株だった。今度は倒産株と知りつつ自分から掴みに
いった。
この銘柄は2月後半になって倒産が濃厚になるとS安が何日か続いていた。ようやく
全株一致20円で寄ったのが値幅制限解除された1週間後の2月26日だった(S安が
始まる前の株価は2,000円もあった)。それも大引け近くの2時半くらいだったと思う。
この日は今か今かと寄るのをずっと待っていた。寄ってから激しい値動きになることは
十分予想していたが、大きくリバウンドすることも期待して触りたくてうずうずしていた。
この時からすでに前のめりだった。寄り後数分は買いが優勢で一時は22円まで付けた。
始めは様子見だったがこれで安心して再び20円まで落ちてきた所を1円抜きする
つもりで5千株だけ買った。
だがここから怒濤の売りが始まった。20~18円まであっという間に厚い買い板が一飲み
されてしまった。これはおかしいと思って、1万株ずつでナンピンしていった。しかし、成り
売りが止まること無く、17~15円もあっという間に抜かれた。熱くなって「何くそー」という
気持ちで必死にナンピンして食い下がった。一瞬売り板が食われてもすぐさまそれ以上
の売り物が降ってきた。すでにここでも大きな含み損だ。
でもここでもまだ止まらない。さらに14~12円と売りの勢いは加速してきた。一向に売り
がやむ気配がない。もう頭の中はオーバヒートしそうな勢いだった。ここまでくるともう引き
下がれない。切るという考えがなくなった。11~9円まで落ちた時には、やけっぱちにロット
を上げて2万株ずつ食い下がった。「早く戻してくれー」と神にすがるような気持ちだったが、
願いとは裏腹にとうとう9円も抜かれ、大引けでは8円にまで落ちてしまった。
いくら倒産株とはいえ、わずか30分で寄ってから60%も下落するとは夢にも思わなかった。
どこかでリバウンドするんじゃないかと思い込んで、上ばっかり見ていていた。下落の間
20円から買い始めた枚数は、大引けで合計15万株にもなっていた。
場が終わり実現損益を見て呆然とした。含み損が70万にも達していたのだ。あまりにも
短時間での出来事だったので悪夢を見ているようだった。その日もこれを触るまで収支は
少しプラスになっていたと思う。あと30分だけやり過ごせば、平穏無事で資金も200万を
維持できていた。それができなかったことが悔やまれた。
投げたのは翌27日だが、朝の寄りで切れなかったのもダメだった。本当なら潔くスパッと
投げるべきだった。しかも寄りなら9円で逃げられたので多少含み損を減らすことができた。
それを躊躇ったばかりに結局はほとんど7円で投げる羽目になった。損失はさらに膨らみ
合計80万の損切りとなった。あっという間に資金が再び100万台前半に逆戻りした。
株とはつくづくこういうものだと思う。覚悟のない者にはとことん容赦ない。1854 新井組
の失敗もあり、すでに「上場廃止株は触らない」と「含み損で持ち越しはしない」の2つを
ルール化したのにこの始末だった。言い訳の余地がない。2つともあっさり破っており、
何を決めても守れない自分が腹立たしく嫌気が差した。去年散々懲りて、今度こそはと
思ってようやく200万を超えたところだったのに、また振り出しに戻ったかと思うと、「もう
何度目だ」と頑張る気力を失い、心も折れそうになった。
一夜明けて土曜日には今度こそ本当にこの蟻地獄から抜け出さないといけないと思った。
だけど普通に「上場廃止株は触らない」なんて日記に書いてもほとんど意味がなかった。
それは自分でもよく分かっていた。何か決めてそれを破っても何も罰がないので本気で
守ろうという気がなかった。悪く言えば上っ面だけの言葉だった。芯から思っていない。
破った時に何か罰が必要だ、それも死んでも守ろうと思うくらい大きなものじゃないと
いけない。
~続く~
(ビューティフル・ネーム/ゴダイゴ)
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2月中旬には200万を超えてきた。年末少し回復した地合いは年が変わって再び軟化し、
2番底を探る動きになっていたが、この頃になると多少の暴落には慣れてきたと思う。
また150万くらいの資金にも慣れてきたものの、200万を扱うのは久しぶりだったので
ここでやっぱり増えたことを意識してしまった。いつも通りを心がけているつもりでも頭
の中では「やったあ、200万を超えた」という嬉しさと、「だいぶ高い所に来たなあ」という
満足感、「もっと取りたい、もっともっと」という欲で一杯になっていた。
いずれにしても心が冷静な状態ではなかったので、大負けする下地は十分にあったと
思う。2月途中まではたまたま良い方に転んでくれたので大怪我はなかったが、負ける
なら早めに負けた方がいい場合もある。次第に含み損での持ち越しやナンピンの回数
が増え、損切りのタイミングも遅くなっていた。負けたくない気持ちが膨らんでいった。
そして2月も末日、とうとうブログを始めてから最大の損失を出してしまった。銘柄は
8597 SFCG。またしても倒産株だった。今度は倒産株と知りつつ自分から掴みに
いった。
この銘柄は2月後半になって倒産が濃厚になるとS安が何日か続いていた。ようやく
全株一致20円で寄ったのが値幅制限解除された1週間後の2月26日だった(S安が
始まる前の株価は2,000円もあった)。それも大引け近くの2時半くらいだったと思う。
この日は今か今かと寄るのをずっと待っていた。寄ってから激しい値動きになることは
十分予想していたが、大きくリバウンドすることも期待して触りたくてうずうずしていた。
この時からすでに前のめりだった。寄り後数分は買いが優勢で一時は22円まで付けた。
始めは様子見だったがこれで安心して再び20円まで落ちてきた所を1円抜きする
つもりで5千株だけ買った。
だがここから怒濤の売りが始まった。20~18円まであっという間に厚い買い板が一飲み
されてしまった。これはおかしいと思って、1万株ずつでナンピンしていった。しかし、成り
売りが止まること無く、17~15円もあっという間に抜かれた。熱くなって「何くそー」という
気持ちで必死にナンピンして食い下がった。一瞬売り板が食われてもすぐさまそれ以上
の売り物が降ってきた。すでにここでも大きな含み損だ。
でもここでもまだ止まらない。さらに14~12円と売りの勢いは加速してきた。一向に売り
がやむ気配がない。もう頭の中はオーバヒートしそうな勢いだった。ここまでくるともう引き
下がれない。切るという考えがなくなった。11~9円まで落ちた時には、やけっぱちにロット
を上げて2万株ずつ食い下がった。「早く戻してくれー」と神にすがるような気持ちだったが、
願いとは裏腹にとうとう9円も抜かれ、大引けでは8円にまで落ちてしまった。
いくら倒産株とはいえ、わずか30分で寄ってから60%も下落するとは夢にも思わなかった。
どこかでリバウンドするんじゃないかと思い込んで、上ばっかり見ていていた。下落の間
20円から買い始めた枚数は、大引けで合計15万株にもなっていた。
場が終わり実現損益を見て呆然とした。含み損が70万にも達していたのだ。あまりにも
短時間での出来事だったので悪夢を見ているようだった。その日もこれを触るまで収支は
少しプラスになっていたと思う。あと30分だけやり過ごせば、平穏無事で資金も200万を
維持できていた。それができなかったことが悔やまれた。
投げたのは翌27日だが、朝の寄りで切れなかったのもダメだった。本当なら潔くスパッと
投げるべきだった。しかも寄りなら9円で逃げられたので多少含み損を減らすことができた。
それを躊躇ったばかりに結局はほとんど7円で投げる羽目になった。損失はさらに膨らみ
合計80万の損切りとなった。あっという間に資金が再び100万台前半に逆戻りした。
株とはつくづくこういうものだと思う。覚悟のない者にはとことん容赦ない。1854 新井組
の失敗もあり、すでに「上場廃止株は触らない」と「含み損で持ち越しはしない」の2つを
ルール化したのにこの始末だった。言い訳の余地がない。2つともあっさり破っており、
何を決めても守れない自分が腹立たしく嫌気が差した。去年散々懲りて、今度こそはと
思ってようやく200万を超えたところだったのに、また振り出しに戻ったかと思うと、「もう
何度目だ」と頑張る気力を失い、心も折れそうになった。
一夜明けて土曜日には今度こそ本当にこの蟻地獄から抜け出さないといけないと思った。
だけど普通に「上場廃止株は触らない」なんて日記に書いてもほとんど意味がなかった。
それは自分でもよく分かっていた。何か決めてそれを破っても何も罰がないので本気で
守ろうという気がなかった。悪く言えば上っ面だけの言葉だった。芯から思っていない。
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プロフィール
HN:
ねぶくろ
性別:
男性
趣味:
オセロ、ジョギング
自己紹介:
株で生活資金を稼ぐ予定で、資格試験の勉強中。
しかし、見通しが甘く生活費の出金を含めて資金は減り続け400万→100万にまで減少。
まさにがけっぷち、これ以上大きく負ければ即、
退場→職探しコースが待っている。
しかし、見通しが甘く生活費の出金を含めて資金は減り続け400万→100万にまで減少。
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