ボロ株に押し目なし

今日ヤフーのニュースで見たが今は「訳あり鮮魚」というのがあるらしい。

「訳あり鮮魚」というのは今までは、傷ついたり規格に合わなくて
処分されていたような魚のことで、これを今月末から大手百貨店で安く売る
ようになったようだ。

今まで捨てていたものから少しでも利益がでるのなら猟師の人は助かるし、
捨てるのはもったいないという気持ちもあって、エコにも繋がる良い試みだと思う。
人気になるだろう。ぜひ近所のスーパーでも販売して欲しいくらいだ。

最近はスイーツや果物など訳ありグルメはネットで大人気みたいなので、
「訳あり」ものはこれからも流行りそうな気がする。

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話は飛んで、「訳あり」ものを株相場に例えるならば、それはボロ株に多いのでは
ないだろうか。管理ポストに指定されていたり、上場企業の前提に疑義が付く、
資金繰りに困ってMSCBを乱発する．．．、など色々な銘柄がある。

いくら百年に一度の大不況と言われているとはいえ、
株価が低迷するにはそれなりの理由があるというだろう。私はボロ株が大好き
なので、相場でもなぜか「訳あり」ものはもともと好きだったということになる。

また最近ボロ株が活況になってきており、8508 イッコーや2160 ジーエヌアイ
など物凄い勢いで、急騰する銘柄が目立つ。でも全然入れない。

大きく動いてくれるのは嬉しいのだが、押し目もなく急騰するのは怖い。
2160 ジーエヌアイの動きは今日もずっと追っていたが、高値で掴んでしまいそうで
昨日も今日も一度も入れず。

2160 ジーエヌアイは今年の安値4円で今日の終値40円だからすでに10倍以上に
なっている。赤字拡大で特に好材料が発表された訳でもなく、普通だったら
とても手を出せる水準ではない。二年前の千年の杜（現：東邦グローバルアソシエイツ）
のようだ。

もういい加減下げて欲しいと思うが、そう思っている時はなかなか下がらない。
しかも、一旦下がり始めたらその時はすでに遅いかもしれない。

東一の優良銘柄だったら「初押しは買い」と言えるかもしれないが、ボロ株の場合
はこれに当てはまらない。下がる時は上がる時以上に一気だからだ。

そして、こういう時の急落に突っ込んで入って大損するケースが本当に多い。
分かっているつもりでも怖いもの見たさではないが、動きがいいので、つい入りたく
なってしまうのだ。しかも、あれほど高いと思っていた株価がちょっと下がると
なんだが、安く感じられてしまうから不思議だ。

今月に入ってすでにボウボウ銘柄で二度も大き目の一発をもらっている。
明日は金曜だし、GM問題も絡んできそうなので、本当に気をつけないといけない。
ボロ株をずっと触ってきたから感じることかもしれない。

「ボロ株に押し目なし」。今月も残りあと一日だ。