個人的に今年の大きな出来事（1）

今年も残すところあと3日となった。歳を取ると年々月日が経つのを早く感じるが、それは
歳を重ねるごとに新しいことを経験する機会が減ってくるからだと言う。それはそうかもしれ
ないと思う。ただ今年は辛いことも嬉しいことも沢山あったせいか結構長かったなあという
気もする。ちょっと1年を思い返してみると今年中に書いておかないといけないことがあり、
それがまだ書き切れていないような気がした。

そこで自分の中での今年の大きな出来事を5つ挙げてみたい。今日を含めて大晦日まで
3日連続で書いて行くつもりだ。初日の今日は第五位から第三位まで。

第五位…引越し

今年は年明け早々から同じ市内ではあるが約4年ぶりに引越しをした。昨年末に急遽
引っ越しを決め、年末年始バタバタしながら引越しの手続きや、段ボール詰めをしたり
掃除をした印象がある。それでもなんとか間に合いそうだったので年末に実家に帰省し
年明け2日ぐらいに東京に戻ってきた。

だが、ちょうどそのタイミングで大きな風邪を引いてしまった。実家に帰ったときもちょっと
辛いことがあったので疲れが溜ってしまったのかもしれない。5～6年ぶりに熱を出し、
予定より箱詰めが遅れてきてしまった。こういう時一人暮らしの大変さが身に沁みる。

引越しの前日朝、まだ箱詰め作業がだいぶ残っている状態で目が覚めたら、いよいよ
喉が痛くて頭がくらくらしてきた。布団から出ようとしても体が重くて言うことを聞かない。
｢こりゃやばい｣と本気で思った。熱がかなりあるのが自分でもわかる。箱詰めができそう
になく、いっそのこと1週間くらい引越しを先延ばしにしてもらおうかと引越し業者に電話
しようかとも思った。

だけど、布団にくるまりながらボーッと考えてみると｢それも簡単じゃないな｣と思う。引越し
を延ばすだけなら電話一本ですぐ済むだろう、だけどそれ以外が大変だ。明日に向けて
ガスの立ち会いや光回線の工事の予定が入っているし、電気、水道も引越し期日に合わ
せて開始と停止を決めてしまった。その他、粗大ゴミの回収や大家さんに部屋の鍵を
渡す日時もすでに決めてある。

｢申し訳ありません｣と謝りながら一つ一つ電話してゆけば延期することも可能だろうが、
風邪引きでそれをするのもかなり辛い。行くも地獄、戻るも地獄という感じになってしま
った。結局｢えいやー｣という感じで、そのまま予定通りの期日で進めることにした。

ただここで助かったのが、風邪薬と栄養ドリンクを一緒に飲んでもう一眠りして起きたら、
少し体が楽になったのだ。汗をびっしょり掻いたせいだと思う。その後、午後は箱詰めが
できるようになったのと、翌朝早く起きて作業をし、掃除は後回しにしたので、なんとか
ギリギリ箱詰め作業を業者が来る時間までに終えることができてほっとした。

でも当日は私の声があまりにガラガラで鼻水もズルズルしてたものだから、引越屋さん
から帰る間際に｢お大事に｣と言われてしまった。普通は｢ありがとうございました。｣とか
｢これで失礼いたします｣なんていうのならわかるが、｢お大事に｣と言われたのは始めて
だったので印象深い。後で自分でも笑ってしまった。そう言って頂けるのはありがたか
ったが、その後も部屋の掃除やらガスの立ち会いやら予定がびっしりだったので、全然
休んでいられなかった。

私はこれまでにも何回か引越しの経験があるが、今年の引越しはかなり辛かった。私は
5年前に会社を辞めてからそれまで1日もジョギングを休んだ日はなく、多少風邪気味
でも続けていた。それが今年になって始めて2日ほどサボってしまった。仕方ないことだが、
これはかなりショックだった。

その一方で、引越しをして機運が好転したかもしれないとも思う。昨年は9月以降、泥沼
の月間4連敗していたのに、1月は1日も負けなかったし、1年を通してみても月間で未だ
負けなしだ。部屋も今までよりだいぶ綺麗になったし、トイレなど部屋の掃除もこまめに
するようになった。私にとって引越しそのものは大変だったが、その後は良い結果を
もたらしてくれたように思う。

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