2011年1月（3）

正直言って、今月はたまたま噛み合ったが、来月以降またどうなるか分からない。
相場は生ものという面も大きいので、またいつ去年のような不毛の相場に戻るかも
しれないという不安もある。それを思うと、切り抜ける自信はなく、いつでも不安は
拭いきれない。

今月たまたま勝てたからといって来月も勝たせてもらえる保証なんてどこにもない。
さしあたり急場を凌いだというくらいのものだ。来月はまたゼロからのスタートだ。

しかし、一方で少し希望が持てそうな面もある。去年後半から準備してきていること
の芽が少しずつ出てきているのかなとも思うのだ。自動損切りツールはテスト中で、
まだ稼働させていないが、これを含めて去年秋くらいから監視や取引をする上での
補助ツールを整備してきており、その効果が取引の結果として現れてきているよう
にも思う。

例えば、今月は後半になって、1日で40という、自分でもびっくりするような多くの
銘柄を触った時があった。たまたまそうなったというのもあるかもしれないが、これも
監視ツールを作る前だったら無理だったように思う。同時に新天地岡三でのツールの
操作性の良さに助けられた面もあり、チャートは楽天、発注は岡三、という具合に
自分のかゆい手が届くような使い方を思案できたことも一つの成果と言えるかも
しれない。

ツール作りにしろ、証券会社選びにしろ、毎日の予習復習にしろ、去年秋以降は
かなり株に力を入れてやってきた。その成果が今年になってでてきたのだとしたら
本当に嬉しく思う。

話を最初に戻すが、先月までで4連敗し｢もう勝てないんじゃないか｣と本気で思った。
だからこそ、今月勝て、沢山取れ、しかも無傷の全勝だったのが、本当に嬉しかった。

最近よく思うのは、私は相場に助けられ、生かされているということだ。
デイトレなんて所詮相場の流れに乗るだけに過ぎない。いくら偉そうに能書きを垂れ
ようが、努力しようが、去年のある時期にあったような東一の売買代金が1兆円を
下回るような相場では、とてもやってゆく自信はない。

先日の日経新聞に書いてあったが先週（1月第3週）の個人投資家の売買代金は去年
4月以来の高水準に達したという。確かにそれは日々取引をしていても肌身に感じる
ことだ。来月もこの流れが継続して欲しいと思う。相場に人がいて、ある程度活気が
戻った今月だからこそ勝たせてもらえたと思う。

もちろん、「天は自ら助くる者を助く」というから、努力は怠ってはいけないと思うが、
誰だってみんな勝とうと努力するのだ。それだって勝てるかどうかはわからない。
必死なのは当たり前だ。だからまず勝たせてもらえたという認識がないと、途端に
相場の神様（天）に嫌われてしまうのではないかと思う。なんとか今月は嫌われずに
すんだようだが、謙虚な気持ちを持ち続けないといけないと思う。

今月はいつもと違う月間成績になってしまったが、自分の今の気持ちをそのまま
書いてみた。

今月勝てたことに感謝したい。

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