4631 ＤＩＣで危ない橋を渡る

1月18日(月)

取引銘柄	損益
3010 価値開発	5,000
4631 ＤＩＣ	-10,000
5479 日本金属工業	2,000
6121 滝澤鉄工所	16,000
6218 エンシュウ	1,000
6891 イーター電機工業	4,000
8111 ゴ－ルドウイン	10,000
8303 新生銀行	0
9130 共栄タンカー	-2,000
	26,000
収支（概算手数料控除後）	18,000
持ち越し	なし

今日は結構弱かったなー。
 

先週末NYが100ドル反落し、日本でも民主党小沢幹事長の資金問題の絡みなどから
今日の寄り付きは下落して始まることが想定できた。寄り前のボロ・低位株の気配も見ても
7～8割方の銘柄が売り優勢だった。実際寄りついてからすぐに日経平均は100円以上
値を下げ、さらに売りは続くような感じがし、先週までの過熱感あったあった分、「今日は
大きく調整するのか」と思えた。

だとすると、寄り付き直後から多くの銘柄が落ちてきている中で、チャンスがあると思って
うかつに突っ込んでゆくと危ない。落ちるナイフを手づかみすることになりかねず、逆に
深手を負いかねないと思った。その一方で、先週までの流れから言うと大きく売られる場面
では必ずと言っていいほど逆張りのチャンスだったので「突っ込んでいっても大丈夫だろうか」
と、はやる気持ちも出てくる。
 

そんな迷いの中で前場が始まった。まず8515 アイフルが大きくGDして寄ったのを見つけた。
176円で寄った後でさらに落ち、一時174円まで付けたらしい。ここはチャンスだと思って、
175円で1万株を買いに出してみたが、一瞬の差で間に合わず、すぐに178円まで戻して
いってしまった。本当は「176円で買ってみてもいいかな」と思たのだが、どこまで落ちるか
底が見えない状況の中で、思い切って入ってゆけなかった。ここでの判断はそんなに間違
っていなかったと思うのだが、これで「大物を逃がしたなあ」という気になってしまった。
それが影響してか、この後で焦りが出てしまった。
 
その銘柄は4631  ＤＩＣ。今日はこの取引を追ってみる。前場から後場にかけてほとんど
この銘柄に掛かりっきりになってしまい、しかも400万以上も投入して買い込んでしまい、
予想外の危険な大勝負をしてしまった。

167円　5,000株　買い
165円　5,000株　買い
165円　5,000株　買い
162円　5,000株　買い
162円　5,000株　買い
163円　5,000株　売り　-6,000円
163円　20,000株　売り　-4,000円
 

8515 アイフルがいい所で入れなかった悔しさからか、その直後にこの銘柄が落ちてきた
のを見つけた時には、飛びつくように167円で入ってしまった。その時は自信満々だったの
だが、その後も10万単位の売りをぶつけられ、ジリジリとさらに落ちていってしまった。

今から思えば全く自分の読みが外れ、初回INの167円が甘かったことになるので、これは
一旦切っておかないといけなかったのだが、逃げる気はさらさら無くなっていた。その後で
さらに落ちてきた165円で満を持してという感じで1万株を投入する。だか、これもあっさり
買えて、さらに下に突き抜けてゆく。これでちょっと前まで自信満々だった気持ちが折れ、
冷静でなかったことに気がついた。

そこで、損切しようと166円から165円、さらに164円へと売値を徐々に1円ずつ落として
行くも、それ以上のペースで落ちてゆき、間に合わない。戻す気配がない。結局前引けで
162円まで落ち、そのまま後場へ1万5千株もの持ち越しとなった。

その時点で5万5千もの含み損になっている。久しぶりに大きな額だ。「これはやっちまった
かなあ」と思うも、すでに後の祭り。お昼休みにジャムを塗って食パンをかじってもこの銘柄の
ことが気になってあまり味がしない。後場の寄りで切るか、それとももう少し粘るか食べながら
考える。
 

そうして後場を迎えたが、お昼休みの間に幸いにも他のアジア株が結構戻してくれたので
なんとか一旦は落ち着きそうな感じがした。その為、思い切って切るのではなく、逆に162円
で最後のナンピンをしてその後の反発を待つことにした。結局これが何とか当たり、ほとんど
164円で捌くことができたので助かった。

だが、162円でのナンピンは非常にな危ない賭けだった。戻りが弱いのできつかった。
確かに162円での買いはいいタイミングだと思うが、それでも1万株も突っ込んでしまうのは
ギャンブルに近かったかもしれない。というのは、それまでに167円から掴んでいた大量の
含み損がなければ、そこで1万株も買うリスクを冒すことは、まずしなかったと思うからだ。
お昼休みの時からすでに利確は諦めていたつもりでも、どこまでまだ諦めきれない思いが
あったのかもしれない。「少しでも平均単価を下げて、ちょっとでも上で処分したい」という
気持ちがあったと思う。
 

ボロ・低位株では先週の木・金曜日辺りで天井を付けた銘柄が多く、その後売りに押され、
金曜の大引けの時点で、体勢を崩されて引けていたものが目立っていた。この銘柄もその
一つで、その時点で買いの力が弱くなっていたのかもしれない。そうなると、後は一気に
下に抜ける可能性もあり逆張りで入るにしても、かなりの警戒感が必要だったが、今日は
それが足りなかったと思う。この銘柄に限らず、先週まで急ピッチで上げてきた銘柄が
他にも多く、明日はどうなるか分からないが、調整が続くものと考えて、よっぽど慎重に
入らないといけないと思う。今週は厳しくなりそうだ。
 
何にしても今日もプラスにできたのは本当に有り難い。
今日勝てたことに感謝したい。 

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