週間成績（12月21日～12月25日分）（1）

日付	曜日	収支
12月21日	(月)	24,000
12月22日	(火)	20,000
12月23日	(水)	休日
12月24日	(木)	27,000
12月25日	(金)	15,000
合計		86,000
資金		5,572,212

今週も負けなかった。これが一番良かった。

1週間通して負けなしだとオウム返しのようにいつもこればっかり言っているような気が
するが、本当にそう思うので仕方ない。逆に、勝って当たり前と思ってしまうようになる
時の方が危ないと思う。だから、おごらず、素直に負けなくて良かったと思える気持ちを
持ち続けないといけないと思った。
 

先週や先々週ぐらいの取引を振り返って見ると、1日で5万前後勝てる日も結構あることが
わかる。1日5万も取れたらだいぶ勝てたなーって感じがするが、資金の1％ぐらいと考え
れば、それなりの妥当な数字であると思う。

でも、人間というのは欲張りなもので、いや、他の人はよく分からないので人間というより
私は、に置き換えるが、1万勝ったら今度は2万、2万勝ったら今度は3万、5万という具合に、
勝っても勝っても際限なく「もっと、もっと」という感じに欲が膨らんでしまう。昔のことは
振り返らず、前ばっかりみているような感じになってしまう。

要は、ちょっと勝てるようになって天狗になると、3万とか5万とか勝てるのが普通と思って
しまって1万ぐらいでは満足できない気持ちになってきてしまうのだ。

仮に自分の資金に関わらず、資金の1％を1日の利益の目標とした場合、資金100万ぐらい
だったら簡単かもしれない。でも、資金500万になったらちょっと大変になり、資金1千万
とか2千万になったら、もっと大変になるのは確実だろう。結局勝てたとしてもどこかで
自分の目標とする欲望と、現実の取引の難しさとの間でかい離がでてきてしまうと思う。
資金の1％と言っても、生活費を除けば、それには常に勝ち続ける限り前日の利益も
加わるので複利的に大きくなり、まるで2次関数の曲線のように目標が大きくなってくる。

だけど、そのかい離があっても、それが自分で納得できず、あくまで1日1％の利益を維持
しようとすると無理が生じてくる。利益1％が高いハードルになっても、なんとかして目標に
到達しようとするので無茶な取引が多くなってくる。そういう時が一番危ない。そもそも相場
は毎日自分に都合良く動いてくれるはずはなく、仮に動きがあっても今週のように全体が
閑散としていたら、買いでも売りでもそれだけでチャンスが少なくなるのは当たり前のこと
だろう。

実は去年日記を書き始めた初期の頃、とれまがの株式グラフィというのを付けていた。
これは自分の資金の推移をグラフ化して見ることができるもので、なんだか面白そうだと
思ったのもあったし、便利そうな気もしたので始めていたのだ。

でも、今から思うとこれもやっかいなものだった。多少前後しながらも右肩上がりに
資金が増えてゆくのなら見ていて楽しいし、記録を付けるのも張り合いがある。だけど、
何ヶ月か続けていると、ずーっと右肩上がりのグラフを続けてゆきたい気持ちになって
きてしまうのだ。さっき言ったように、相場は自分の思い通りに動くはずはなく、きれいな
右肩上がりの棒グラフを描けるほど毎日都合良く勝てる実力もない。毎日一定の割合で
勝ち続けたいと思う気持ちが、取引を大きく乱す精神的な要因になってしまった。逆に
大負けした時などは、日記を書くのもそうだし、記録を付けることも大変な苦痛になって
しまうほどだった。
 

グラフの上下に振り回されない精神的な強さがある人ならよいとは思うが、当時の私は
その上下に一喜一憂してしまうほど、精神的に未熟であったという事の証かもしれない。
そうかと言って、今でもそれが気にならないほどの精神力はないと思うし、今付けたい
と思うほど欲張りではなくなってきた気がする。また、グラフィにはランキングというのも
あって、目に見えない他人との順位争いも、今から思うと空しいものであった気がする。

結局、私のような精神的に未熟な者にとって、グラフや他人を意識しながら取引をする
こと事態が本末転倒なことだったと思う。本来の取引がおろそかになってしまったのだ。
他人を意識してグラフを付けたり、順位争いをするのも意味がないことに気がついてきた。

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